フローリングの穴の補修と劣化対策を解説!DIYリペア道具も紹介!

フローリングの穴の補修に失敗しないために知っておくべき4つのこと

棚が倒れたり、照明器具が落ちたりしてフローリングに穴があいてしまった場合、そのままだと見た目が悪いだけでなく、穴の周りから傷みが広がっていく。

自分で直せるのか?プロに頼む方が良いのか?

フローリングの穴をDIYで補修する方法、プロに依頼する際のポイントを解説する。

また最後にはフローリング修理費用の自己負担分を大幅に抑える火災保険の活用方法も紹介している。ぜひ最後まで読んで欲しい。

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フローリングに穴があいた時に備えて知ってきたい基礎知識

フローリングに穴があいた時に備えて知ってきたい基礎知識

フローリングに穴があいた状態は何故危険なのか?

一般的な戸建て住宅のフローリングは、複合フロアと呼ばれる合板に表面仕上げ材が貼ってあるタイプのものが多い。フローリングの厚みは、1.2cm程度で、表面の仕上げ材は、0.3mm程度だ。マンションの二重床や裏面にクッション材を貼った防音フローリングでも基本的には同じ構造だ。

フローリングに穴が空いた状態とは、表面の仕上げ材を突き抜け合板部分まで傷ついてしまっている状態だ。フローリングの下には、下地があるため、穴によって床が陥没して落下するようなことはほとんどないが、表面が傷んだ状態だと、見た目が悪いだけでなく、ササクレが発生し素足で歩くとトゲが刺ささり怪我をする可能性があり危険だ。

また、フローリングは表面の仕上げ材やコーティングにより水を弾いているが、基材自体は水に弱い。フローリングに穴があいたまま放置したままで、そこに水をこぼしたりすると、フローリングが著しく劣化する。その劣化は、徐々に周りに広かっていく。

放置するとその被害が拡大し補修する範囲も大きくなり最悪の場合、貼替えも必要になる。広範囲に渡って、フローリングの基材が腐ったりすると床が抜けたりする可能性もある。表面からは見えない合板内部で腐食が広がるため非常に危険だ。

その他の劣化:虫害やへこみ・色あせする原因とは?

その他の劣化:虫害やへこみ・色あせする原因とは?

フローリングは穴が開いてしまう劣化症状以外に虫害やへこみ、色あせなどがある。このような劣化が生じる理由はいろいろと原因があり、症状が現れてしまうと補修が必要になる。

見た目の問題で収まればいいが、虫害などは放っておくと被害が大きくなる可能性もあるので事前に対策をしておくことが大切だ。では、その他のフローリングの劣化症状について具体的にお伝えしていく。

■虫害による腐食

まず、フローリングの劣化で注意するところは虫による虫害だ。フローリングは木で出来ているためアリやキクイムシが食べてしまうことがある。ムシに食べられたフローリングは小さな穴がポツポツと開いている状態で確認することができる。

これは、フローリング以外にドア枠や窓枠など木が使われている建材でも同様に被害に合う可能性がある。キクイムシなら被害はそこまで大きくはならない。

ただし、あちこちで食べられていたり、虫を目視で確認できたりするほど多く出現している場合は建材が弱くなってしまうので殺虫剤を撒く、専門業者に依頼して駆除してもらうなど対策を講じることをおすすめする。

虫害で特に気をつけなければいけないのがシロアリだ。シロアリによる被害の場合は、他の木材も食べられている可能性が高い。柱や土台などを食べられてしまうと修復する規模も大きくなるので、もしシロアリに食べられている痕跡を見つけたら早急に対処し被害をすぐにでも止めなければならない。シロアリ駆除は専門業者に依頼して床下や家周辺にシロアリ駆除用の薬剤を散布してもらおう。

■へこみやひっかき傷

へこみやひっかき傷

生活している場面ではフローリングを傷つけてしまう要因がたくさんある。物を落としてフローリングをへこましてしまったり、椅子や床に置いてあるものを引きずったりして擦り傷を作るなどがある。

小さいへこみは近くで見る分ではあまり気にならないが少し離れると光が反射してへこみが目立つようになる。大きなへこみや広範囲にへこみがある場合はそれこそ目立って気になる傷だろう。

擦り傷も床のへこみと同様に光で反射し、塗装面が剥がれてしまえば基材の色が出て目立ってしまう。フローリングの傷は一度見つけてしまうと気になってしまうものだ。フローリングのへこみや擦り傷は補修して目立たなくすることが可能なため、小さい範囲ならDIYで挑戦するのもいいだろう。しかし、広範囲に補修が必要であったり、傷が深い場合は綺麗に仕上げるのは難しいので、当サイトでは専門業者に依頼することをおすすめする。

■色あせ

色あせ

フローリングの色あせとは、フローリングが白くあせてしまうことや丸くポツポツと色が抜けるなどの症状のことだ。フローリングの原因は大きく分けると3つある。

・水分による影響

・日光による影響

・ワックスによる影響

【水分による影響】とは、雨漏りやペットのトイレ、結露などが原因でフローリングに水分が含まれてしまうケースだ。水分による色あせの原因は、フローリングに水が染み込むことで起きる。そのため、水をこぼした時にすぐに水気をとる、十分に乾燥させるなどフローリングに水が染み込まない対処を早急に行えば色あせは起きにくい。

反対に水が染み込んだ状態や湿度が高くフローリングが湿っている状態にしてしまうと色あせが起きてしまう。また、フローリングにひどい汚れがある場合、そのまま放置してしまうと汚れがフローリングの基材まで付着して取れなくなる可能性もあるので、汚れを見つけたら早めに掃除することが大切だ。

続いて、【日光による影響】だ。日光は紫外線を含み、それが原因としてフローリングを色あせさせてしまう。また、日光による乾燥も原因の一つだ。紫外線は消毒効果があり衛生管理にも使われる刺激が強いものだ。

長時間フローリングに紫外線が当たると色あせが起きてしまうトラブルが発生する。乾燥も同様で長時間温度が高い状態が続き乾燥が進むと色あせが起きる。紫外線や乾燥は、掃き出し窓付近のフローリングに影響が出やすく、他の箇所よりも早く色あせが起きる可能性がある。

フローリングの色あせが起きてしまった場合、広範囲での色あせとなると修復は難しい。無垢材のフローリングなら再塗装が可能だが、突き板やシートの場合は元の状態に戻すのは難しいだろう。

フローリングを守るワックスも色あせの原因となる。ワックスはフローリングを保護するが、年数が経つとその効果も低下する。ワックスの効果が落ちてくると変色やムラが起きることがある。

また、効果が落ちてきた部分が磨耗したり、水分や日光の影響が受けやすくなっていたりするなどして部分的な色あせが起きてしまう。ワックスによる色あせは、ワックスの耐用年数が終わる頃に再度ワックスをかけることで色あせを防ぐことができる。

ここでは、フローリングの色あせについてご紹介したが、下記の記事でさらに詳しく解説している。もし、フローリングの色あせを気にしているのならご参考にしていただけたらと思う。

【徹底解説!フローリングの色あせの原因と対策について】

https://repairspace.jp/flooring-fading

フローリングの種類のメリット・デメリットと補修の違い

合板フローリングの表面仕上げには、大きく分けて、「突き板」と呼ばれる、薄い天然木シートが貼られているものと、オレフィンなどの樹脂や特殊加工紙と呼ばれる化粧シートが貼ってある「シート」フローリングの二種類に分かれる。

補修の方法に大きな違いはないが、突き板フローリングは、穴埋めや色合いをなじませやすく、補修しやすいフローリングといえる。一方シートフローリングは、表面の柄はプリントされたもののため、多彩な色柄がある為、補修部分を目立たなくするには技術がいる場合が多い。

また、無垢フローリングと呼ばれる1枚の木でできたフローリングの場合は、軽度な穴なら木の復元力を活かし補修する方法もある。

フローリングに水分を含ませ、アイロンを当てることで、穴部分のフローリングが膨張し、穴が埋まる場合がある。これは、突き板フローリングやシートフローリングではできない方法だ。

また、スギ無垢フローリングなどの場合は、もともと柔らかい材質のため、へこむことを想定しており、多少の穴があいても怪我しない程度に周りをなだらかにしたり、目立たないようにしたりするだけの場合もある。穴を埋めて補修する場合には、合板フローリングと同様の流れとなる。

■種類別メリット・デメリット

フローリングは【突き板】【シート】【無垢】の3つの種類があることを上記でお伝えした。ここでは各種類のフローリングのメリット・デメリットについてお伝えしたい。下記はフローリングの種類別にメリット・デメリットをまとめた。

【突き板フローリング】

メリット

・薄い天然木が貼られていて補修しやすい

・シートタイプより若干金額が安い

・印刷でないため仕上がりが一枚ずつ違う

デメリット

・天然木なのでたまに節のある材が含まれている

・色味にばらつきのある材が含まれている

【シートフローリング】

メリット

・印刷のため仕上がりが均一

・石柄など色柄の種類が豊富

デメリット

・突き板タイプよりも若干金額が高い

・シートのため補修がしにくい

・印刷のため木の風合いが突き板や無垢材より劣る

・シートが破れると基材が表面に出てしまう。

【突き板】と【シート】の違いは天然木が貼られているか印刷かの違いで、製品自体の差はそこまで大きくない。現在の印刷技術は優れておりシートタイプも木の風合いが上手く表現がされている。

フローリングの金額は若干であるが突き板タイプの方が安い傾向だ。補修に関して言うと天然木が貼られている突き板タイプの方がやりやすい。シートタイプは印刷のため元々の柄を補修で表現するのは難しい。シートタイプの補修は技術が必要なため、当サイトでは専門のリペア業者に依頼することをおすすめする。

【無垢フローリング】

メリット

・天然木の暖かい風合いを表現できる

・塗装を行えば美観を保つことができる

・経年変化によってフローリングの味が出てくる

・補修がしやすい

デメリット

・フローリングの金額が高い

・反りや歪みが出てくる

・塗装などメンテナンスが必要

無垢材のフローリングは木の暖かみを演出することができる建材だ。無垢材のフローリングは製品自体の金額は高いが、パインや杉などの針葉樹系を使用すると広葉樹系よりも金額を安くすることができる。

無垢材のメリットは天然木である木の暖かみと経年変化によって味が出ることだろう。そのため傷や汚れも味として見ることができるので、突き板やシートのフローリングでは出すことができないフローリングだ。

無垢材のデメリットは、天然木であるため伸縮や膨張を繰り返すため反りや歪みが発生する。また、木を保護するためにも定期的な塗装が必要になる。そのためメンテナンスの頻度は突き板やシートのフローリングよりも多くなる。

DIYでフローリングの穴を補修する方法

DIYでフローリングの穴を補修する方法

DIYで補修できる場合とは

自分で補修するためのキットは多数販売されている。それらを使えば、フローリングの穴を自分で補修することは可能だ。

DIYで行う補修とプロが行う補修の一番の違いは、仕上がりの差だ。実際、自分でやってみてうまくいかなかったために、再度業者に補修を依頼する場合も多い。自分でやるかどうかは、どこまで元通りに近づけるかで判断するのがよい。

補修キットは、2000円~5000円程度で購入が可能なので、一度自分でやってみても良いだろう。ただ、穴の大きさが1cmを超える場合などは、きれいに仕上げる難易度が上がるため、プロに依頼したほうが良い場合が多い。

DIYリペア用の補修道具とは

フローリングの補修に必要な道具は、穴の程度やフローリングの種類によって使い分ける。補修には、「穴を埋める材料」と「表面を仕上げるツール」が必要だ。

フローリングの穴を埋めるのに使うのは、熱で溶かして使う樹脂材や、練って使うエポキシパテなどがある。表面を周りのフローリングとなじませるには、ペンや筆などのツールがある。以下はDIY向けのフローリング補修ツールだ。

突き板フローリングの穴の補修に

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熱に弱いシートフローリングの穴の補修に

ハウスボックス イージーリペアキット ライト

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比較的軽微な穴の補修に

キズ職人

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パテ埋めが必要なフローリングの穴の補修に

ハウスボックス わが家のリフォーム屋さん 木工用

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100均で購入できるフローリング補修グッズ

フローリングや家具の傷を補修するグッズが100円均一ショップで購入することができる。

小さな傷や狭い範囲の補修ならこの補修材を使用すればコストもかからず失敗した時のリスクが少ないので挑戦してみたらいかがだろうか。

100円均一で販売されている補修材は【ウッドパテ】というものだ。フローリングにあいてしまった穴や傷などにパテを埋め込ませて補修するもので、埋め込んだ後しばらく時間が経つと硬化する。

パテは色の種類も複数あるので既存のフローリングに似た色を選ぼう。また、違う色同士を混ぜて調色することも可能だ。もし、失敗してもパテは水を染み込ませた布で簡単に拭き取ることができる。材料自体の金額が安いので初めての補修を行うという人におすすめの補修材だ。

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DIYで行うフローリングの穴埋め補修の流れ

ここでは、天然突板仕上げフローリングの穴を、上記で紹介した、キズなおしま専科(ハウスボックス)で補修する場合の方法を説明する。

【フローリングの穴補修の流れ】

1.フローリングの穴周辺の掃除・バリ取り

フローリングの穴の縁部分についたバリやささくれなどをカッターで削るように取り除く。それらを取り除いた後、仕上がりを良くするために縁を押さえ、穴とフローリングの境目を平滑にしておく。

2.穴埋め用の樹脂を付属の電熱コテで溶かし、穴に流し込む。

穴埋め用の樹脂は複数の色が同梱されている。一色ではフローリングの色と合わない場合は、それらを調色して使用する。調色は、電熱コテの上で溶かしながら行う。熱せられたコテの上での作業のため、竹串などの木製の道具を使い混ぜ合わすようにする。埋めた樹脂は後で整えるので、多少盛る程度に埋めていく。

3.表面を平滑に仕上げる

樹脂が固まったら、埋めた穴とその周辺に、耐熱保護材を塗り込む。その後、熱した電動コテで盛り上がった部分の樹脂を取り除き、表面を少しずつ平滑にしていく。

4.木目を書く

穴が埋まったら、付属のペンを使って、木目を書いて周りのフローリングの柄となじませる。ペンで書いただけだとくっきりしすぎて違和感がある場合は、指でぼかしたり、付属のスチールウールでこすったりしながら調整する。

熱に弱い樹脂シート系のフローリングの場合は、別タイプの補修キットを使用する。補修方法の流れは突板フローリングの場合とほぼ同様だ。

上記の補修方法の参考となる補修作業の様子が下記である。

小さな穴の補修なら、クレヨンタイプのものを使えばより補修は容易になる。

クレヨンをこするようにして穴を埋め、表面を慣らした後、ペンなどで木目を書き仕上げる。逆に、穴が深い場合には、エポキシパテを使い、穴を埋め、表面に色付けして仕上げる。このように補修キットは、フローリングの材質や穴の状態によって使い分けることが大切だ。

ひっかき傷・へこみ・色あせの補修方法

上記でフローリングの穴補修についてお伝えした。フローリングの補修はその他にもある。ここでは、フローリングのひっかき傷やへこみ、色あせの補修方法についてご紹介していく。

■ひっかき傷補修

まず、フローリングのひっかき傷の補修を行う上で知っておいていただきたいことがある。それは、補修箇所の範囲が広くないことだ。もし、補修箇所が広い場合は、補修跡が目立つ可能性がある。広範囲の補修が必要なら当サイトでは専門のリペア業者に依頼することをおすすめする。フローリングのひっかき傷の補修は下記のような流れになる。

  1. コテでフローリングの周囲のバリを取る
  2. パテを溶かしながら傷に擦りこむ
  3. ヘラでパテを平らに均す
  4. はみ出たパテを削り取る
  5. パテが固まってきたらドライヤーを当てながらさらに平らに均す
  6. ペンで木目を描く
  7. キッチンペーパーでワックスを染み込ませて叩くようにツヤを出す
  8. 最終調整にペンで木目を描く
  9. ワックスでツヤを最終調整する

下記にフローリングのひっかき傷の補修動画があるので、ぜひ参考していただきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=gRs2bdTYIy0

し、補修跡が目立つ場合は下記の方法を試してみて欲しい。

  1. 補修箇所にシンナー塗料を使って着色する
  2. クリアースプレーを吹き付ける

以上がひっかき傷の補修だが、6のシンナー塗料で着色することが一番技術を必要とする作業なので注意して行っていただきたい。

■へこみ補修

フローリングのへこみ補修は、パテ埋めや補修した箇所の着色を行う必要がある。特に着色は既存の床の色に合わせないと補修跡が目立ってしまうので気をつけて行おう。では、フローリングのへこみ補修の流れを下記に記す。

  1. へこみ補修する範囲にマスキングテープを貼って溝の位置を分かりやすくする
  2. へこみ箇所を着色する
  3. へこみ箇所に接着剤を盛る
  4. 深いへこみは既存のフローリングの色に似たパテで埋める
  5. 紙やすりで補修した箇所を平らに均す
  6. クリアースプレーを吹き付けて既存のフローリングに合わせた艶を出す

以上がフローリングのへこみ補修方法だ。

下記にフローリングのへこみ補修の動画があるので、ぜひ参考していただきたい。

■色あせ補修

フローリングの色あせを目立たせなくさせる方法として床の塗装がある。ただし、塗装が行えるのは基本的に無垢材のフローリングだ。

突き板やシートのフローリングに塗装を行うのは難しい。突き板のフローリングの場合は塗料が染み込みやすく返って目立つ場合もあり、シートの場合は基材以外のシートの部分は塗料を弾いてしまう。

突き板やシートの色あせを塗装で目立たなくさせるのは高い技術力が必要なため、当サイトでは専門のリペア業者に依頼することをおすすめする。

ご参考程度だが突き板やシートタイプのフローリングの色あせ補修について下記に流れを記す。

  1. 既存のフローリングを紙やすりで研磨する
  2. 研磨したホコリを掃除する
  3. シンナー塗料で既存のフローリングを着色する
  4. ツヤを出す場合はクリアースプレーを吹き付ける。

上記のような手順になるが、突き板やシートのフローリングが色あせて塗装で目立たなくさせたい、という場合は塗装する範囲が狭いことが条件だ。

もし、広い範囲での色あせ補修の場合は、繰り返すことになるが専門のリペア業者に依頼することをおすすめする。

続いて、無垢材を塗装する手順について下記に流れを記す。

  1. 塗料がつくと困る箇所をマスキングテープやビニールシートで養生する
  2. 塗装する箇所を紙やすり(180番)で研磨する
  3. 研磨後のほこりを掃除する
  4. 木目に沿ってウエス(布)やハケで塗装していく
  5. 無垢材フローリングの表面を軽く拭き取る
  6. 乾燥させる
  7. もう一度木目に沿って塗装する

無垢材の塗装方法については下記の記事で詳しくお伝えしているので、もし良ければご参考にしていただきたい。

【徹底解説!フローリングの色あせの原因と対策について】

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フローリングを全張り替えするケースもある

フローリングを全張り替えするケースもある

フローリングの劣化具合によっては全面張り替えを行った方がいいケースもある。フローリングの補修箇所が多い場合や、長い年数の耐久性を求めるのなら全面張り替えを行った方が効果は高いだろう。また、フローリングの全面張り替えを行うメリットは十分にある。

フローリングが新しくなるのはもちろんだが、フローリングの下にある床の下地材や土台、根太などの構造体の状態も確認ができる。もし、下地材や構造体の劣化が確認出来るようであるのなら、このタイミングで修繕するのをおすすめする。

フローリングの全面張り替えの費用相場は張り替えるフローリングによって変わってくるが、6畳程度の場合で約10万円〜となる。また、下地や構造体の修繕が必要になる場合は、プラス約4万円〜加算することを予算で考えておこう。

下地や構造体の修繕は解体後にわかることもあるので、修繕が必要になる場合は依頼した業者にしっかりと状況説明をもらうことが大切だ。

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プロの業者に依頼する場合のポイント

プロに依頼する場合のポイント

プロにリペアを依頼した方が良い場合とは

元の状態にできる限り近づけたい場合には、プロの業者に依頼するのが適切だ。

特に優秀なリペア職人の場合、フローリングの穴の状況にもよるが、補修した場所がどこなのか分からないほどキレイに仕上がることが多い。

また、見映えだけではなく耐久性やその後の仕様について不具合が出ないように施工するため、穴を隠すのではなく、しっかりと補修される点も安心のポイントとなる。なので、賃貸住宅で、原状復帰を想定してしっかりと補修しておきたい場合などはプロに依頼するのが得策だ。

また、補修する範囲が広い場合、違和感のなく仕上げるのが極端に難しくなるためプロに依頼するのが良いだろう。一般的には、キズの深さが、1mm以上ある場合や傷の範囲が15cm以上ある場合はDIYでの補修は難しい。ノートパソコンを落としてフローリングに深い穴が開いたなどの場合や、大きな書棚などが倒れ、凹みができてしまった場合にはプロに頼むことをおすすめする。

プロのリペア作業や道具について

プロの補修では、フローリングの種類によって道具を使い分けするために、非常に多くのリペア用材料を準備している場合が多い。種類が多い分、フローリングの状態の見極めが必要になる。また、表面の仕上げを行うためのペンや筆、カラーのバリエーションがDIY用の施工キットとの圧倒的な違いとなっている。

費用相場はいくらぐらいかかる?

リペアの料金相場は、15000円~(箇所)である。これは技術料であり、諸経費はまた別となる。また職人の技術力によっても単価は変化するのでご注意頂きたい。

ビス(5mm程度)の穴の数カ所の補修なら2時間程度で完了するのが一般的だ。作業内容と作業時間はフローリングの状況によって異なるので、まずは、写真などを送ることで、概算見積もりを出してもらうようにしたい。

フローリングの穴の補修は、補修箇所や補修範囲が広すぎる場合は、コスト的に貼替えたほうが良い場合もあるが、技術のあるリペア職人なら、どのタイプのフローリングでもリペアの方が安くつく場合が多い。

また、フローリングは、フローリング同士がサネという凹凸のかみ合わせされているため、部分貼替えを行うには、そのサネをカットして貼り替えることになる。

サネをカットしてフローリングを貼替える場合、きれいに仕上がらなかったり床鳴りの原因になったりするなどのリスクもあるため、全面貼替えかリペア補修の二択になる場合が多い。このようにフローリングの穴の補修は、費用面以外にも、補修部分以外を傷めずに済むメリットもかなり大きい。

フローリングの穴補修を火災保険で実質無料となるケースとは?

フローリングの穴補修を火災保険で実質無料となるケースとは?

加入している火災保険の支払い対象事故として、「不測かつ突発的な事故」又は「破損・汚損」の項目がある場合、フローリングの穴の補修費用を火災保険で賄える場合がある。

「パソコンがカバンから落下し、フローリングに穴があいた」

「引っ越しの準備中に棚から飾り物が落下しフローリングが陥没した」

など上記のように故意でない住宅の破損は、火災保険の補償の範囲に該当する。これらの保証は、一般的な火災保険に含まれていることが多いので、補修を検討している場合には、補修工事を行う前に、まずは必ず保険契約を確認するようにしたい。

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【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。

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