難易度ランキング付き!フローリング補修アイテム全カタログ

難易度ランキング付き!フローリング補修アイテム全カタログ

フローリングの損傷は時間と共に悪化するため早急に補修すべきだが、自分で直すにはどのような道具を使ったら良いのか、また使いこなせるのか不安だという方も多いだろう。

そこで今回はフローリング補修に使える様々なアイテムを、その使いこなしの難易度ランキングと共に、建築のプロである一級建築士が詳細に解説する。

さらにどのような傷の種類に使うべきかや、補修を専門業者へ頼んだ場合の費用相場もご紹介しているので、ぜひ最後までお読みいただき、傷やシミを素早く手頃に補修するために活用して頂きたい。

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フローリングの傷はすぐに直す

フローリングの傷はすぐに直す

フローリングの傷は毎日人が歩き摩擦や力が加わるため、確実に状態は悪化しひび割れなども引き起こしていく。

またシミや色あせは紫外線や湿度によって劣化が進行し、いずれも時間が経つほど修理が困難になる。

この後ご紹介する安価なDIYができなくなるばかりか、専門業者の補修も高額な費用がかかるようになるのだ。

さらに悪化が進みフローリングの張替えしか手がなくなれば、破格の費用を支払うことさえあり得る。

フローリングの損傷は決して見た目だけの問題ではなく、素早く対処しなければ高額出費につながる事態であることをぜひご理解頂きたい。

専門業者の補修費用相場

専門業者の補修費用相場

補修を依頼する際の参考にして頂くため、様々な業者の補修費用相場をご紹介しておこう。

損傷の程度や大きさによって補修費用は変動するが、特に注意をして頂きたいのが賃貸の原状回復費用で、相場よりかなり高めになる傾向があるため、予算は多めに準備しておくことをお勧めする。

補修内容技術相場金額
フローリングの傷、凹み30,000円〜
フローリング剥がれ50,000円~
フローリングのシミ、色あせ50,000円~
ペットのおしっこのシミ70,000円〜

※材料の新規取り寄せ費や出張費は別途となる。

フローリング補修アイテム全カタログ

それでは代表的なフローリングの補修アイテムをご紹介していくが、DIYに不慣れな方向けにアイテムごとの使用難易度を初級、中級、上級で表示しており、併せてどの程度きれいに仕上がるかも★の数で表している。

全てネットやホームセンターで購入可能なので、参考にしながら早速トライをしてみよう。

補修テープ

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最も簡単な補修グッズは、表面にフローリング柄がプリントされた補修テープだ。

損傷部分をしっかりと水拭きし、乾燥したら貼るだけなので手軽に誰でも補修ができる。

ただし様々な色柄があるものの、やはり貼ったことははっきりわかってしまうグッズなので、あまり人目につかない場所に貼るのがお勧めだ。

また隠しているだけで損傷自体が直される訳ではないので、シールの下で悪化する前にきちんとした補修を行うようにして欲しい。

難易度初級
仕上がり★★
おすすめ用途擦り傷、へこみ

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補修ペン

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補修ペンは細い傷から小さな剥がれの応急処置、そしてパテ補修した仕上げの色合わせにも使える万能選手だ。

市販のものは色の濃いものから薄いものまで様々だが、薄いものを何度も塗って色を濃くしていく方が周りに合わせやすい。

さらに薄い方が複数色を重ねて調色もできるので、その面でもお勧めだ。

難易度初級
仕上がり★★★
おすすめ用途擦り傷、剥がれ、仕上げ

クレヨンタイプ

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クレヨンタイプは細い線状の傷や、多少幅や深さのある傷に適した補修材だ。

先端をドライヤーで温め、柔らかくしてから使うと傷の奥まで入り込んで取れにくくなり、さらにはライターの熱で溶かせば複数色のクレヨンを混ぜて色を作ることもできる。

ただし付着する力はこの後ご紹介するパテの方が優れるため、大きめの剥がれなどはパテを使うようにしよう。

難易度中級
仕上がり★★★
おすすめ用途擦り傷、へこみ

電熱コテタイプ

https://amzn.to/2SYsGN4

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電池で熱くなるコテがセットになった補修キットで、補修材はクレヨンとほぼ同じだが、傷口のそばで溶かしながら埋められる点が大きなメリットだ。

コテのおかげで非常に素早い作業が可能であり、慣れると傷口に複数の色を溶かし入れて調色することまで出来るため、特に補修箇所が多い場合に威力を発揮する。

上記の商品は色数も豊富に用意されているので、数ある電熱コテセットの中でも特にお勧めである。

難易度中〜上級
仕上がり★★★★
おすすめ用途へこみ、剥がれ

パテ

https://amzn.to/37NQ7N0

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パテは傷の形状に合わせて自由に形を変えられ、しかも密着する力が強いため大きさや深さのある損傷に最適な補修材だ。

中でもエポキシパテと呼ばれる種類は固さもあり、しかも乾燥後の痩せやひび割れも少ないためお勧めしたい。

使いこなせれば屋外や水回りでも補修できる応用範囲の広い便利な補修材なので、DIY補修に徐々に慣れてきたらぜひトライをしてみよう。

難易度上級
仕上がり★★★★
おすすめ用途へこみ、剥がれ

削りとニス塗装

https://amzn.to/2W9J1RL

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https://amzn.to/2QR5PQQ

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フローリングの表面にシミや日焼けが出来たなら、サンドペーパーで表層を削りフローリング用ニスで塗装をしよう。

ポイントはサンドペーパーで均等に優しく削ることで、この工程の丁寧さが仕上がりを左右する。

工程と道具が増えるため多少手間や費用はかかるが、一度やってみればすぐに慣れる作業で決して難しくはない。

以下の記事を参考に時間に余裕を持ってぜひチャレンジしてみよう。

「フローリングの劣化を自分で直す!研磨と塗装のDIY完全マニュアル」

https://shufukulabo.com/flooring-deterioration

難易度上級
仕上がり★★★★★
おすすめ用途シミ、日焼け

100均で買える補修アイテム

100均で買える補修アイテム

100均でもフローリング補修のアイテムが販売されており、性能がしっかり満たされていれば、安価に抑えたいDIYとしては最適だ。

今回はその中で代表的な3つの商品をご紹介しよう。

・ペン

補修ペンは複数の色が用意されており、擦り傷や細い線傷なら十分に隠すことができる。

ただし商品の中には塗った後光沢が出てしまい余計に傷が目立ってしまう物がある。

目立たない場所で試し塗りをしてから使う方が安全だろう。

・クレヨン

クレヨンは補修箇所が固いと、そのままではしっかりと付かず剥がれてしまうことがあるため、温めて使うことが前提となっている。

しかし100均ではその点が明記されていない物があるため注意が必要だ。

温めれば問題なく使えるので、忘れずひと手間かけるようにしよう。

・パテ

補修用パテも何色か販売されており、チューブから押し出して塗り込むだけなので使い方は簡単だ。

ただし材質はアクリルパテなので上記でご紹介したエポキシパテに比べ水に弱く、また大きなサイズで盛るとへこんだり剥がれやすかったりする。

100均のものは小さいキズの簡易的な補修用と考えた方が良さそうだ。

専門業者へ任せた方が良いケース

手軽に費用を抑えながら補修できる損傷もあれば、逆に直すのが難しく、手を出しても結局道具代や時間が無駄になる場合もある。

さらにはDIYでは目立たないように直すのが精一杯なため、完全に跡形もなく直したい場合もDIYでは力が及ばない。

これらのように初めから専門業者へ任せた方が、間違いがないケースをここでは具体例でお伝えしよう。

ペットのおしっこはプロの仕事

ペットのおしっこはプロの仕事

ペットのおしっこでフローリングにできたシミは、DIYで完全に消すのは難しい。

おしっこはフローリングの深い部分にまで染み込むため、表層しか直せないDIYでは完治できないからだ。

仮に塗装で表面を隠しても内部のおしっこは残って不衛生なままとなり、臭いも消臭スプレーをいくら表面に吹き付けても消すことはできない。

これらを根本的に直すには、フローリングの内部やその下地などを徹底的に直す必要があり完全にDIYの範疇は超えることになる。

ペットのおしっこのシミと臭いをしっかり消すには、初めからプロの力を借りた方が確実だろう。

賃貸のDIY補修は無意味

賃貸のDIY補修は無意味

賃貸のアパートやマンションで、退出時の原状回復費を安くしようとDIY補修を行うのは無意味である。

DIY補修では傷などを目立たないようにするのが精一杯で、どうしても直した跡がわかってしまう。

しかし貸主側は次に借りようとする人に敬遠されないよう、完全に傷跡がわからないよう直したいと考えているため、DIYによる補修は全く意味が無いのだ。

結局原状回復工事は行われて費用は請求され、しかもDIY補修を剥がす手間代も支払う可能性があり、用意した道具代も合わせればかなり高額な出費となるだろう。

賃貸では決してDIY補修を行わず、初めから専門業者に任せた方が安上がりだと、ぜひ知っておいて頂きたい。

傷を完全に消すなら補修屋がお勧め

Before

Before

After

After

もしフローリングにできた傷を、直したことがわからないように消したいのであれば補修屋という専門業者がお勧めだ。

補修屋とは優れた技術と様々な素材や損傷についての豊富な知識を持ち、フローリングに限らず壁やドアなど、住まいにできた傷やシミを完全に消してしまうリペアのプロフェッショナルだ。

腕の立つ者になれば直した跡は全く気づかないレベルであり、しかも傷んだ場所をピンポイントで作業するため、値段も非常に手頃になっている。

ここに補修屋の優れたテクニックがわかる動画をご紹介するので、一度ご覧いただき補修依頼を検討してみてはいかがだろうか。

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補修屋の費用相場

検討の参考にして頂くため、補修屋の技術費用相場をご紹介しておく。

金額は損傷の程度によって変動し、材料の新規取り寄せ費や出張費は別になる点はご了承頂きたい。

正確な金額を知りたい方は、メールで写真を送ると無料で見積もりをしてくれる補修屋もあるので、一度相談してみると良いだろう。

補修内容技術相場金額
フローリング色あせ10,000円〜30,000円/㎡
フローリングの傷、凹み25,000円〜
フローリング剥がれ40,000円~
フローリングのシミ30,000円~
ペットのおしっこのシミ70,000円〜

腕の立つ補修屋の見分け方

腕の立つ補修屋の見分け方

補修屋に依頼する際に気を付けて頂きたいのが、どの補修屋でも跡がわからないように直せる訳ではない、ということだ。

傷などを完全に消すには高い技術と豊富な知識、そして数多くの補修を行ってきた経験が必要だ。

しかし補修屋を名乗る者の中には、他の建築の仕事をしている職人がアルバイトで行っている場合もあり、当然ながら本職の補修屋とはテクニックが雲泥の差となる。

そこで補修屋の腕を見分けるお勧めの方法が、自社サイトを持ちそこで数多くの補修実績を公開しているところに絞って検討することだ。

これなら仕上がりを目で見て確認することができ、さらに仕事を公開するということは腕に自信がある補修屋だとわかる。

くれぐれも金額の安さや言葉だけの実績に惑わされず、腕が確かめられる補修屋を選ぶようにしよう。

 

火災保険で格安補修をしよう

火災保険で格安補修をしよう

フローリング補修の出費を抑えたいのであれば、ぜひ加入している火災保険を確かめて欲しい。

現代の火災保険は火事だけでなく、台風のような自然災害や盗難被害など、住まいの様々なトラブルを補償する総合保険になっている。

今回のフローリングの損傷も、例えばうっかり物を落としたり、子供がおもちゃを投げつけたりしてできたものなら「不測かつ突発的な事故による汚損・破損」として、あるいは台風で屋根が壊れて発生した雨漏りでできたシミなら「風災」として補修費が補償される。

もちろん発生原因や日時がはっきりしていたり、フローリングの機能が損なわれていたりなど条件はあるが、適用されれば最小限の自己負担額で傷などを元通りにできるのだ。

ぜひ補修を手配する前に、保険加入時の書類や証券を読んで頂き、それでも不明な場合は保険会社へ問い合わせ、利用できるか確認してみよう。

まとめ

まとめ

フローリングの損傷は素早く補修をしないと時間と共に悪化してしまうため、今回ご紹介した補修アイテムを活用し、積極的に直すようにして欲しい。

ただしDIYでは難しい損傷は手を出すと逆効果になる恐れもあるため、速やかに補修屋のようなきれいに傷を消してくれるプロに依頼する方がお勧めだ。

火災保険が利用できれば格安の出費でフローリングを元の姿に戻すこともできる。

ぜひ適切な方法で大切な住まいに、ベストな補修を行ってあげて欲しい。

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【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。

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傷写真1
【近景】傷から20cmくらいの距離(大きさがわかるように近くにコインかメジャーを置いてください)
【中景】傷から1〜2mくらいの距離
【遠景】傷から3〜4mくらいの距離
傷写真2
【近景】傷から20cmくらいの距離(大きさがわかるように近くにコインかメジャーを置いてください)
【中景】傷から1〜2mくらいの距離
【遠景】傷から3〜4mくらいの距離
傷写真3
【近景】傷から20cmくらいの距離(大きさがわかるように近くにコインかメジャーを置いてください)
【中景】傷から1〜2mくらいの距離
【遠景】傷から3〜4mくらいの距離
【近景】
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