子供がつけたフローリング傷を補修する5つの方法!傷防止法も公開!

子供がつけたフローリング傷を補修する5つの方法!傷防止法も公開!

子供がフローリングに付けた傷は支障がないからと放置しておくと、さらに広がったり汚くなったりするため、早急に対処しなければならない。

また何も対策をしなければ傷は増える一方であり、いずれフローリングが無残な姿となってしまうだろう。

そこでフローリングに子供が付けた傷を簡単に素早く直す方法を、建築のプロである一級建築士がわかりやすくお伝えする。

さらに賃貸の傷を自分で直してしまうリスクや、火災保険を使って格安で傷を直してしまうテクニックなどもご紹介している。

ぜひ最後まで読んで頂き、大切なフローリングをきれいに復活させるために役立てて欲しい。

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子供が付けたフローリングの傷はすぐに消そう

子供が付けたフローリングの傷はすぐに消そう

フローリングの傷を放置すると人が踏んで割れたり剥がれたりして悪化するため、この後ご紹介する自分で簡単に直すことが難しくなってしまう。

また飲み物をこぼしたり、おもちゃの塗料が付いたりした汚れは、時間が経つほど取れにくくなり、いずれも費用をかけて専門業者の手を借りることになってしまう。

そして放置することの最大の問題は、傷や汚れは止まることなく次々に発生することであり、時間が経つほどフローリングが人には見せられないみすぼらしい姿に変わっていく。

フローリングの傷は見つけたらすぐに手直しをし、再発しないようしっかりと対策を取ってあげることが重要であると捉えて頂きたい。

簡単に自分で傷を直す5つの方法

慣れない方はフローリングの傷は業者に直してもらうしかないと考えがちだが、軽傷のうちなら十分に自分で直すことができる。

しかも道具は一式セットになったものが多数売られており、ネットや近くのホームセンターで簡単に手に入るのだ。

ここでは傷の種類ごとに直す方法と必要な道具を、そして最後にはもう一つの悩みの種であるおもちゃの塗料の色移りの消し方をご紹介する。

表面の擦り傷はペンで補修

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フローリングの表面にできた白く半透明な擦り傷なら、表面のワックスや塗装がこすれただけの可能性があるので、まずは新たにワックスを塗ってみよう。

もしそれでも消えない場合は、ペンタイプの補修セットで目立たないようにできる。

作業手順

①傷とその周りを、水で濡らして硬く絞った布で拭き、しっかり乾かす。

②傷にペンで着色して周りに付いた塗料はすぐに拭き取る。

③乾いた後に色具合を見て、薄いようなら②を繰り返し徐々に色を合わせて完了。

浅い傷ならクレヨンで埋める

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少し深めの傷で下の木の色が出てしまっているなら、クレヨンタイプの補修キットを使う。

一見難しそうに見えるが非常に簡単なうえ様々な傷に応用できるので、ぜひチャレンジして覚えて欲しい。

作業手順

①傷とその周りを、水で濡らして硬く絞った布で拭き、しっかり乾かす。

②補修クレヨンの先端をドライヤーで暖め柔らかくする。

③傷の奥まで入るように塗り込む。

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④深めの傷の場合はクレヨンをカッターで削り、傷の上に置いてドライヤーで溶かして埋める。

⑤はみ出た部分はヘラで削り取り、周囲に残ったものは布で拭き取る。

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⑥何色か削りスプーンの上に置いて、ドライヤーで暖めて混ぜることで調色もできる。

凹みならパテで簡単に直せる

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おもちゃを落としてできた凹みは、専用のパテで簡単に埋めることができる。

こちらは慣れると大きな傷にも応用できるため、前出のクレヨンと併せて覚えると、かなりの傷を直せるようになる。

作業手順

①木のササクレがあるようならカッターで削り、凹みの中にあるカスやホコリをしっかり取り除く。

②パテを絞り出し凹みに入れ、ヘラで中に空気が残らないよう押し込んで表面を均す。

乾くと痩せて少し凹むので2〜3回盛って均すを繰り返す。

③仕上がった後割れが出たらパテを入れて乾かす。

④表面の凸凹が気になるようなら240番辺りのサンドペーパーで削ると平らになる。

ただしパテ以外のところを削ってしまうと、ツヤが落ちて逆に目立ってしまうので慎重に行う。

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無垢材の傷はアイロンで復活

もしフローリングが1枚の木の板でできている無垢材なら、凹みをアイロンで戻すことができる。

前出の補修キットを使った直しよりも簡単なので、道具を買う前に一度試してみると良いだろう。

ただし薄くスライスした木の板を重ねた複合フローリングでは表面の層が浮いてしまう恐れがあるため、この方法は絶対に行わないで頂きたい。

作業手順

①傷とその周りを布で拭いてきれいにし、スポイトなどで水を数滴垂らす。

①傷とその周りを布で拭いてきれいにし、スポイトなどで水を数滴垂らす。

②染み込みが悪いようなら針で傷の中に2〜3箇所穴を空ける。

②染み込みが悪いようなら針で傷の中に2〜3箇所穴を空ける。

③薄い布を敷いて上からアイロンを当てる。

初めは低めの温度で試し、変化が無いようなら徐々に温度を上げていく。

③薄い布を敷いて上からアイロンを当てる。

④傷が膨らんでも凹みがあるようなら2-3のパテ補修を行う。

※フローリングの表面に施されているオイル仕上げや塗装によっては変色の可能性があるので、必ず目立たない場所で③のアイロン当てを試してから行うようにして頂きたい。

おもちゃの色移りを消す方法

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おもちゃに塗られている塗料がフローリングに移ってしまった場合は、まず水で薄めた中性洗剤を布に染み込ませて拭いてみよう。

それでも落ちない場合は中性洗剤を直接布に染み込ませ、根気よく拭き続けるようにしてみると大抵の汚れは落ちるはずだ。

これでも落ちない場合は電解水や重曹のクリーナーなどを試してみよう。

塗料との相性があるようで、すぐに落ちる場合と効果がイマイチの場合に分かれるが、種類が豊富な上に手頃な値段なので色々使ってみると良いだろう。

一方でメラミンスポンジや除光液、オイルなどは、床の変色を招く恐れがあるため使うのは避けた方が安全だ。

洗剤系のものを試しても落ちない場合は、残念ながら専門業者でないと手に負えないため、塗料が固まって落ちにくくなる前に相談するようにしよう。

子供による傷の対策

フローリングをきれいにした後は、これからまた傷や汚れを付けられないように保護をしておいた方が良い。

簡単に敷くだけのものから、少し手間はかかるがしっかりフローリングを守ってくれるものまで、様々なものがある。

ここではそれぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介しよう。

カーペットやラグなどの敷物

カーペットやラグなどの敷物

最も簡単にフローリングの保護ができるのがカーペットやラグなどの敷物だ。

種類が豊富な上に最近は値段が手頃でも品質は十分なものも多い。

お子さんが今後も汚すことを考え、小さな年齢の数年間使えるもの、と割り切って選ぶのがおすすめだ。

色は汚れが目立たない濃いもので、食べカスを落とした時の掃除のしやすさやアレルギーの面を考えると毛足の短いものが良いだろう。

ただし飲み物などをこぼす、また嘔吐の後の掃除は非常に手間がかかる上に、毛足が短いとしてもこの後ご紹介する物より清潔さに不安が残る。

より確実なジョイントマット

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よりフローリングを保護する効果が高いのが、クッション性のある素材でできたタイルマットだ。

正方形をジョイントして敷くようになっているので、スペースに合わせて隙間なく並べることができる。

また落ちた食べカスや、飲み物をこぼした後の掃除がしやすく、毎日のお手入れの負担を軽くしてくれるのも大きなメリットだ。

さらにクッション性が高いため硬いおもちゃを落としても傷が付きにくく、お子さんが転んでも怪我をしにくい。

一方で柔らかさゆえに表面の痛みが早く、きれいに保つには定期的に部分交換する必要があるため、時間が経っても同じものが買える商品を選ぶと良い。

品の良いファブリックフロア

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薄いカーペット素材で40cm四方の正方形で売られているものがファブリックフロアだ。

裏面がシールになっているのでお子さんが元気に遊んでもずれることがなく、汚れたらそこだけ洗濯したり自分で張替えたりすることができる。

また毛足の短い素材なので、フロアシートやタイルマットのようなビニールの素材感が好みでない方にもおすすめだ。

色も豊富で柄物もあるので、自分の好みに組み合わせてオリジナルなデザインにできるのも人気の理由だ。

ただ毛足が短いと言っても繊維を使っているため、食べかすなどの掃除は念入りに行う必要があり、また飲み物をこぼした時のシミはある程度覚悟しなければならない。

フロアシートなら段差がない

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表面にフローリングの柄がプリントされた塩化ビニール素材の商品がフロアシートで、木目がリアルなので敷いたときに部屋の雰囲気を崩さない。

また撥水性が高くこぼした飲み物などを簡単に拭くことができ、さらに掃除機やクイックルワイパーをかけたときに引っかからず、日頃の掃除を手早く行いたい方にはおすすめだ。

さらに厚さが1.5〜2mm程度のため敷いても段差ができにくく、入り口やクローゼットの扉と干渉することもない。

ただしその薄さのおかげで保護力はタイルマットや敷物に一歩譲り、硬いおもちゃを落とした時の傷は完全には防げない。

見た目を変えないワックス

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フローリングの見た目を変えたくないなら、ワックスで傷や汚れから守るという方法もある。

ワックスは見た目のツヤを出すだけと思われるかもしれないが、それと同じくらいフローリングの保護の効果もある。

もちろん硬いおもちゃを落とした場合に守ってくれる力は、上記の方法より劣ってしまうが、物を引きずったときの擦り傷や、汚れ、飲み物のこぼれなどからは十分に守ってくれる。

そして見た目を変えずに済むのは他にないメリットで、現在のフローリングの雰囲気を気に入っている方にぜひおすすめしたい。

ポイントは定期的にかけてあげることで、多少手間かもしれないがワックスを重ねて膜をしっかり作ってあげることが、保護力アップにつながる。

賃貸でのDIY補修は危険

賃貸でのDIY補修は危険

もし賃貸のアパートやマンションのフローリングにできた傷を、自分で直そうとするのは非常に危険で、退出時の原状回復費用を抑えようとしているなら逆効果だ。

これまでご紹介してきた補修方法は、簡単にできる反面仕上りはあくまで「傷が目立たない」という状態が精一杯である。

しかし部屋の大家や管理会社は、次に借りようとする人が悪い印象を持たないように、完全に傷は消したいと考えている。

そこに傷が目立たない程度の補修が行われていても全く意味はなく大家側で手配する原状回復の工事は避けられない。

しかも自分で行った補修を剥がすための追加費用がかかる恐れもあり、補修で使った道具代が無駄になるだけでは済まないのだ。

賃貸でのDIY補修は決して安上がりには済まず、それどころか余計な出費を招く危険性さえあることを知っておいて欲しい。

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補修屋ならお手頃価格で傷を消せる

Before

Before

After

After

フローリングにできた傷や汚れを、直したことがわからないように消してしまいたいなら、補修屋に任せるのがおすすめだ。

補修屋とはフローリングに限らず壁やドア、収納の扉など、住まいのあらゆる場所にできた傷や汚れを、高い技術で消し去ってしまうリペアのプロフェッショナルだ。

しかも傷んだ場所に絞って作業を行うため価格は非常にお手頃になっており、建築会社が行う修理に比べても、非常に安価にできるのがメリットだ。

以下に補修屋の仕事振りがわかる動画をご紹介するのでご覧頂き、一度相談をしてみたらいかがだろうか。

補修屋の技術費用相場

参考までに補修屋の技術費用相場をご紹介しよう。

補修内容技術相場金額
フローリング色あせ10,000円〜30,000円/㎡
フローリングの傷、凹み25,000円〜
フローリング剥がれ40,000円~
フローリングのシミ30,000円~

※補修の範囲や傷の程度によって増額の可能性あり。材料の新規取り寄せ、出張料などは別途。

信頼できる補修屋の見分け方

信頼できる補修屋の見分け方

補修屋に頼む際に気をつけて頂きたいのが、どの補修屋でも跡がわからないように傷や汚れを消せる訳ではないという点だ。

完全に傷や汚れを消すには、材料についての豊富な知識と高い技術、そして数多くの損傷を直してきた十分な経験が必要になる。

しかし実際には経験が浅く雑な仕事をしている補修屋もおり、粗悪な仕上がりでトラブルになっているケースもある。

そういった被害に遭わないよう信頼できる補修屋を見分けるためには、必ず相手の実績を目で見て確認するようことが大切だ。

例えばその補修屋のサイトで実際の補修の実例を数多く紹介しているようなら、その腕前を事前に確かめることができるだろう。

くれぐれも言葉だけの「豊富な実績」に惑わされないようにしよう。

火災保険で傷を格安補修

火災保険で傷を格安補修

お子さんがフローリングに付けた傷を格安で直したいのであれば、ぜひ加入している火災保険を確かめて欲しい。

現代の火災保険は火事のときだけでなく、台風などの自然災害や盗難被害など住まいのトラブルを幅広く補償するものになっており、お子さんの付けた傷も補償の対象になる可能性があるのだ。

ここからは具体的に補償される条件と、保険を使って直してもらう業者選びの注意点についてお伝えする。

保険で補償される条件

火災保険がカバーする補償の中に「不測かつ突発的な事故による汚損・破損」という項目があるなら、これはうっかり物を落としてしまったりお子さんがおもちゃを投げたりしてできた、予想できない突然の傷を指している。

この項目があるなら、まさに今回直そうとしている傷が対象となる可能性は高く、適用になれば最小限の自己負担額で傷を直すことができるだろう。

ただし発生した日時や原因がはっきりしているなど細かな条件があるため、まずは火災保険に加入した時の書類や証券を見直してみよう。

もしわからなければ保険会社や、保険を使った補修の実績が豊富な専門業者に問い合わせてみると良いだろう

補修を頼む業者選びのポイント

保険を利用してフローリングの傷の補修を頼む場合は、保険申請の実績が豊富な専門業者を選ぶようにしよう。

保険申請では傷の原因や状態を書類で保険会社に正確に伝える必要があるが、これは不慣れな会社にとっては非常に難しい作業なのだ。

このためもし経験の浅い相手に頼んでしまうと、最悪書類の不備で申請が却下される恐れがあり、今まで支払ってきた保険料が全くの無駄になってしまう。

保険で傷を直してもらう場合は必ず保険申請の実績を確認し、経験が十分にある専門業者に依頼するようにして欲しい。

まとめ

子供がフローリングに付けた傷は、そのままにしておくとどんどん悪化してしまうため、急いで直さなければならない。

今回ご紹介した傷を直す方法にぜひチャレンジして頂き、被害の拡大を食い止めて頂きたい。

またお子さんが小さいうちは再び傷や汚は付いてしまうため、併せてフローリングをしっかり守る対策も取るようにして欲しい。

ただし自分で行う補修では直した跡がどうしても残ってしまうため、きれいな姿に戻すのであれば腕の確かな補修屋に依頼するのがベストだ。

加入している火災保険を確かめ、ぜひ出費を抑えながらフローリングをきれいな姿に戻してあげて欲しい。

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【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。

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