キッチン壁紙のリフォーム価格を公開!壁紙の選び方・油汚れ防止法も

キッチン壁紙のリフォーム価格を公開!壁紙の選び方・油汚れ防止法も

キッチンの壁紙が汚れてきているなら、早急に対策を打たなければならない。

汚れの原因となる油やソースなどは、そのままにしておくと壁紙に染み込んで簡単には取れなくなってしまうからだ。

そこで簡単に汚れを防ぐことのできる壁紙に貼るシールについて、そしてリフォームで張り替えをするべき状態や新しい壁紙をおしゃれにする選び方を、建築のプロである一級建築士が詳しくご説明する。

特に汚れを防ぐシールは100均でも手に入れることができ、すぐにでも貼って汚れを防ぐことができる。

ぜひ最後まで目を通して頂き、一刻も早く壁紙の汚れの進行を食い止めて頂きたい。

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キッチン壁紙の油汚れは至急対策を

キッチン壁紙の油汚れは至急対策を

キッチンの壁紙の汚れは見た目の問題だと考え、対策を後回しにしていると大きな損失を招いてしまう。

キッチンの壁紙に付く汚れは油汚れや調味料、食べ物の汁など、一度シミになってしまうと取り除くのが困難なものばかりだ。

拭いても簡単には消すことができないため、きれいにするには費用をかけて壁紙をリフォームするしかなくなってしまう。

さらに下地の石膏ボードにもシミが及べばカビなどの原因となり、完全に直すには高額な下地の張り替えとなる恐れさえある。

キッチン壁紙の汚れは後で拭けば良いと対策を後回しにせず、すぐに解決しないと修復費用がどんどん膨らんでいく事態だと心得て頂きたい。

賃貸の壁紙リフォーム代は誰が払うのか

賃貸の壁紙リフォーム代は誰が払うのか

賃貸のアパートやマンションは退出時に原状回復の費用がかかるが、ここで注意して頂きたいのがキッチンの壁紙の汚れだ。

一般的に通常使用の範囲かつ日常的な掃除を行っていても付いてしまった汚れについては、元通りにする費用を負担することはない。

しかし世間で常識的に行われる清掃を怠って出来てしまった汚れは、借りた側で回復費用を払わなければならない。

しかも前項でも触れたように下地までシミが及んでいれば、壁紙だけでなくボードの張替え費用まで請求される可能性がある。

賃貸は持ち家以上に汚れに関してシビアに捉え、しっかりと清掃と汚れ対策を行うようにしよう。

3:壁紙リフォームの業者費用相場

もしキッチンの壁紙を張替えるリフォームになった場合の業者費用相場をご紹介する。

大きな穴や凹みの補修費、廃材処理費、家具移動費、養生費、出張費などは別途になるので注意して欲しい。

キッチン4帖60,000円〜キッチンは難燃や防汚、防臭クロスがお勧めである。
6帖70,000円〜

※材料費、施工費、下地パテ処理費までを含む。

壁紙シールで汚れを防止する

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壁紙に油や調味料などの汚れが付くのを手軽に防ぐには、その上に重ねて貼る壁紙シールがお勧めだ。

元の壁紙に手を加えず作業も非常に簡単であり、しかも柄の種類が多いため模様替えにもなる。

ここではその壁紙シールを選ぶ上でのポイントをご紹介したい。

100均ではタイル・木目など柄も豊富

100均ではタイル・木目など柄も豊富

100均ではリメイクシート呼ばれ、キッチンに限らず部屋の壁や扉など各所に気軽に貼れる商品として売られている。

驚くのはその柄の豊富さで、タイルや木目、大理石調から花柄まで大変多くの種類が用意されており、選ぶのに困ってしまうほどだ。

ただし実際に使った方の感想を調べると、はがした跡が残ってしまったという意見がいくつか見られる。

特に1年以上貼っていた場合に多いようで耐久性に少し難があるのかもしれない。

もし長期間貼る目的であればホームセンターやネットショップなどの、もう少しコストを掛けてあるものを選ぶ方が安心と言えるだろう。

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掃除しやすく綺麗にはがせるものを選ぶ

掃除しやすく綺麗にはがせるものを選ぶ

キッチンの壁紙に貼るシールを選ぶときは、まず拭き掃除がしやすいデザインものを選んで頂きたい。

中には表面に凹凸のあるデザインの商品もあるが、キッチンでは凹みに汚れが入り込んで掃除に手間がかかる恐れがある。

このようなものはリビングなどなら凝った仕上げで雰囲気が良くなるが、汚れが飛びやすいキッチンでは避けた方が無難だろう。

さらにもう一点注意して選んで欲しいのが、剥がした跡の付きにくさだ。

前項で触れた100均の商品に限らずシールの糊を壁紙に付着させる以上、どうしても跡が残るリスクがある。

せっかく壁紙を汚さないために貼ったシールで跡を付けてしまっては元も子もない。

必ず剥がした跡が残らない対策が明記されている商品を選ぶようにしよう。

汚れがひどい場合は早めに張替えを

汚れがひどい場合は早めに張替えを

壁紙に付いた汚れが既にひどい場合は、シールで覆い隠しても根本的な問題解決はできない。

シールを貼っても油汚れや調味料の汚れが残るため、壁紙の継ぎ目や傷から入り込んで下地の石膏ボードを痛めてしまう恐れがあるからだ。

さらには残った汚れから臭いやアレルギーの原因にもなるカビが発生する可能性もあるだろう。

やはり壁紙の汚れがひどい場合は、被害の拡大を抑えるために新しく張り替えてしまうことをお勧めする。

キッチンの壁紙張り替えは専門業者が安心

キッチンの壁紙張り替えは専門業者が安心

キッチン程度の広さなら自分で張り替えようと考える方がいるかもしれないが、それは避けた方が安全だ。

キッチンの壁紙を改めて見て頂くと、キッチン本体や吊戸棚の周り、対面になっていれば開口部や側面の壁、カウンター下や食器棚の周りなど、壁紙が非常に複雑にカットされている事がわかるはずだ。

これを不慣れな一般の方が張り替えるのは難易度が非常に高く、シワや継ぎ目の隙間が多発してとても人に見せられるような仕上がりにはならない。

また住みながら壁紙を張り替える場合、剥がすときのホコリが食器や家電などにかからないよう念入りに養生をしなければいけないが、これも実際にやってみると隙間なく行うのは大変難しい。

費用を抑えたい気持ちはわかるが、現実的に考えるとキッチンの壁紙張り替えは難易度が高く、プロに任せた方がきれいに仕上がることになるだろう。

剥がれ・汚れが部分的な場合は補修屋も検討

Before

Before

After

After

もし壁紙が部分的に剥がれたり汚れていたりするなら、補修屋という専門業者への依頼も検討してみよう。

補修屋とは壁紙はもちろん床やドア、窓など、住まいの様々な場所の表面にできた汚れや傷を、跡形もなく消してしまうリペアのプロフェッショナルだ。

高い技術を持った補修屋なら直した跡は全くわからず、しかも汚れや傷がある部分に絞って作業をするため手頃な価格でできるというメリットも持つ。

もちろん壁が全体的に汚れているようなら張替えの方が一新もできるためお勧めだが、汚れが部分的なら補修屋に依頼した方が経済的ではある。

汚れや痛みの範囲を確かめた上で予算を考慮し、適切な依頼先を選んで欲しい。

コンロ周りのパネルも張り替えてもらおう

コンロ周りのパネルも張り替えてもらおう

ガスやIHの周りは耐熱パネルやタイルになっている場合が多いが、壁紙を張り替えるならここも新しくしてもらうのがお勧めだ。

費用を抑えるためにパネルやタイルはそのままで壁紙だけ張り替えるという方もいるが、周りがきれいになると急にみすぼらしく見えてしまうからだ。

コンロ周りはそのままにしたものの気になってしまい、後日やはり張り替えて欲しいと依頼してくる方は非常に多い。

壁紙の張り替えで専門業者に来てもらうのであれば一緒に依頼した方が、打ち合わせの手間なども一度で済む。

すっきりとキッチン周りをリフレッシュするためにも、コンロ周りも一緒に張り替えることをお勧めする。

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賃貸でのDIY張り替えは危険

賃貸でのDIY張り替えは危険

ひどく汚してしまったからと言って、賃貸の壁紙を自分で張り替えるのは非常に危険だ。

既に述べたようにキッチンの壁紙を綺麗に張り替えるには高い技術が必要となるからだ。

しかも貸主側は次に借りる人に敬遠されないよう高い仕上がりレベルを求めており、汚れがなくなれば良いという程度のDIY張り替えは全く意味をなさない。

そのため貸主側で手配される張り替え工事が再度行われ、その費用が請求されるだけでなく自分で貼った壁紙を剥がす工事代も上乗せされる恐れがある。

さらには賃貸では規約で借り主側でのリフォームや、前述の補修屋も含めた専門業者の手配を禁じている場合もある。

まずは契約条件を事前に確認し、リスクを理解した上でプロに任せるか検討するようにして欲しい。

キッチンをおしゃれにする壁紙の選び方

せっかくキッチンの壁紙を張り替えるなら、おしゃれなデザインにしたいと考えるかたも多いだろう。

好みの空間に仕上がれば、毎日の料理もぐっと楽しくなるはずだ。

そこでキッチンに貼る壁紙を選ぶときに役立つ、かんたんにおしゃれにできる基本的なチェックポイントをご紹介したい。

レンガ柄や濃い色でアクセントを

レンガ柄や濃い色でアクセントを

今までの壁紙がシンプルだったので、張り替えで個性的なものを選びたい、とう場合は少し注意が必要だ。

カタログで見るとレンガ柄やビビットな濃い色のものに目がいくが、実際に貼ると圧迫感を感じたり重い雰囲気になったりする恐れがある。

キッチンはそれほど広くなく、しかもキッチン本体や食器棚などに囲まれているため、総柄や色の濃い壁紙を貼ってしまうと狭苦しさや暗さを感じてしまうのだ。

こういった事態を避けながら個性的な壁紙を貼るなら、アクセントとして一部分にだけにして、他の壁はスタンダードな白系や淡色系にするのがお勧めだ。

そうすることで重い雰囲気にならず、しかも個性的な壁紙が映えることにもなるので参考にして頂きたい。

 

グレーは雰囲気を壊さずおすすめ

グレーは雰囲気を壊さずおすすめ

グレーの壁紙はキッチンを暗くすると以前は敬遠されていたが、近年のモダン系デザインの需要アップと共に積極的に使われるようになっている。

もしシンプルでスタイリッシュな、あるいは落ち着いた雰囲気のキッチンに変えたいのであればぜひ検討してみよう。

特にキッチン本体が白や黒、メタルなどシンプルな色ならコーディネートしやすく、失敗も少ないのでお勧めだ。

この場合も総柄などと同様に全面ではなくアクセントとして1部に貼ると、暗くならずしかもグレーもより映えるようになる。

またキッチン本体が上記以外の色でも淡いようなら、グレーも淡いものにすると合うことも多い。

派手にはしたくないが個性的な壁紙にしたいという方には、グレーはお勧めの選択肢である。

ダイニングとの繋がりを考える

ダイニングとの繋がりを考える

キッチンの壁紙を選ぶとなるとついその空間だけで考えがちだが、ぜひダイニングから見た景色を考えながら色柄を選んで欲しい。

当たり前だがダイニングからキッチンを見れば一つの空間として見えるため、あまりにもちぐはぐなデザインではせっかくの模様替えも台無しだ。

基本的にはダイニング側の壁紙や家具と同系色のものを選ぶと失敗が少ない。

もしアクセントとして柄ものや色の濃いものを選ぶなら、やはりダイニング側と同系色のものにし、全面でなく一部に貼るようにすると良いだろう。

また壁紙を選ぶときはキッチンに立つだけでなく、ダイニング側に立って考えることもお勧めしたい。

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壁紙の機能を知っておこう

最近の壁紙は本来の壁を覆う役割の他に、プラスアルファの機能を持つものが増えている。

特にキッチンは他の部屋と違う特殊な環境に置かれているため、せっかく張り替えるのであれば対策の機能を持つ壁紙を選ぶと良いだろう。

そこでここでは特にキッチンにお勧めの機能をご紹介したい。

 

防汚 防カビ 防臭

防汚 防カビ 防臭

・防汚

まずキッチンで発生する油や料理の汁、調味料などの汚れを拭き取りやすくしてくれるのが、防汚(ぼうお)機能だ。

壁紙の表面にラミネート加工が施してあり、水拭きやお掃除スプレーなどで汚れが拭き取りやすくなっている。

キッチンはもちろん小さなお子さんのいるお宅ならリビングダ、イニング、玄関ホールなど、汚されやすい場所に貼るのもお勧めだ。

・消臭

消臭効果を持った壁紙もぜひキッチンにお勧めしたい。

こちらは表面に消臭剤がコーティングしてあり、料理の臭いが壁紙に染み込んでしまうのを防いでくれる。

キッチンに限らずトイレや、ペットのいるお宅ならその部屋に貼ってあげるのも良いだろう。

・防カビ

最後にご紹介しておきたいのが防カビの機能だ。

キッチンはシンクや食材、ゴミなどでどうしても湿気が多くなり、カビが生えやすい環境になっている。

そこで壁紙の表面に抗菌成分をコーティングすることで、カビの発生を抑えてくれる。

こちらは洗面台や洗濯機の周りなど、キッチンと同様に湿気が多くなりがちな部屋に貼ると、清潔な状態が保てるだろう。

 

賃貸では防火性能のある壁紙を選ぶ

賃貸では防火性能のある壁紙を選ぶ

賃貸のアパートやマンションでは、その構造によって建築基準法の制限で燃えにくい壁紙を使わねばならない場合がある。

燃えにくい壁紙には不燃、準不燃、難燃と種別があり、建物の規模や構造によって使うべき種類や場所が決まってくる。

さらにはきちんと認定を受けた製品を使う必要もあり、一般の方が適正に判断するのは難しい。

既にお話しした仕上がりの面だけでなく、この防火の点でも賃貸はDIYでの張り替えは行わず、専門業者に任せた方が間違いないだろう。

火災保険で壁の損傷を格安補修

火災保険で壁の損傷を格安補修

もし壁紙に傷や凹みなどがあるなら、加入している火災保険で補修費を補償してもらえるケースがあるのをご存知だろうか。

現代の火災保険は火事だけでなく、台風などの自然災害や盗難による被害など、建物の様々な損害を補償する総合保険になっており、壁の損傷も条件によっては格安で直せる場合がある。

ではどういった損傷が補償対象となるのか、そして保険を利用して補修を依頼する専門業者の注意点をお伝えする。

どのような損傷が補償対象になるのか

火災保険で対象となるのは、例えば物を運んでいてうっかりぶつけた傷や、お子さんがおもちゃを投げてできた傷で「不測かつ突発的な事故による汚損・破損」となった場合は補償される。

また台風で屋根が破損して発生した雨漏りで、壁紙が汚れた場合なども「風災」の被害となれば、火災保険を利用することができる。

いずれの場合も発生した日時や原因がはっきりしている必要があり、その箇所の機能に支障が出ていると対象となりやすい。

今回のように使っているうちにできた壁紙の汚れなどは対象とならないが、もし専門業者に張り替えなどを依頼するなら、他に傷んでいるところがないか見直してみよう。

工事は一緒に依頼し、保険の対象となる部分だけ補償で支払うということも可能なため、心当たりのある方はぜひ一度保険契約時の証券や書類を見直してみよう。

保険で補修依頼する業者の選び方

保険を使って補修を依頼する相手は、もちろんその技量も大切だが、必ず保険申請の実績をチェックするようにしよう。

保険を使う際は損傷の原因や現状を、保険会社に書類で正確に伝えなければいけないが、これは十分に慣れた専門業者でないと非常に難しい。

もし不慣れな業者に任せてしまうと、申請内容の不備などで却下されてしまうケースもあるので注意が必要だ。

せっかく保険適用になる損傷なのに業者の不手際で使えないのでは、何のために今まで保険料を支払ってきたのかわからない。

保険利用で補修を行う際は必ず申請実績の豊富な業者に依頼するようにしよう。

まとめ

まとめ

キッチンの壁紙が汚れて張り替えることになれば、持ち家の方はもちろん賃貸でも高額な費用負担になる可能性がある。

そのため汚れ防止シールなどで可能な限り早めに対策を行い、無駄な出費を抑えるよう努めて欲しい。

もし既に汚れがひどいようなら、キッチンの壁紙は自分で張り替えるのが難しいため専門業者へ任せた方が間違いない。

併せてコンロ周りのタイルなども張り替えてもらえばよりきれいになるし、汚れが拭き取りやすかったり臭いやカビを防いだりする様々な機能を持った壁紙のアドバイスもしてくれるだろう。

ぜひキッチンをきれいに保ち、毎日のお料理を快適なものにして頂きたい。

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【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。

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