家具による床の傷・へこみの修理やその他の床補修・傷防止グッズ紹介

家具による床の傷・へこみの修理方法やその対策方法をまとめてみた

この記事ではフローリングのへこみについて「あなた自身でDIYする」方法、「プロに修理を頼む」際に役立つ費用や知識、そして「傷やへこみの防止策」をお伝えする。

DIYやプロに頼む場合のメリット・デメリットも同時に解説している。

さらには、修理費用を火災保険でまかなうことができるケースもあるということをまとめている。

様々な情報を網羅しているので、是非最後まで読んで参考にしていただきたい。

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この記事読むことで理解できること

傷や柔らかいへこみを放置することによって修理のハードルが上がる

傷やへこみを放置することによって修理のハードルが上がる

あなたは床の傷やへこみをそのまま放置してはいないだろうか。

もしそうであれば、すぐに修理をすることをおすすめする。

なぜなら、以下の理由があるからだ。

・劣化の進行が早くなる

・修理のハードルが上がる

では、それぞれの理由を解説していく。

床の傷やへこみを放置すると劣化の進行が早くなる

床の傷やへこみを放置すると劣化の進行が早くなるので、すぐに修理をすることをおすすめする。

なぜなら、本来床を守っているコーティングが剥がれその部分が痛み出すからである。

例えば、「椅子や家具等による床への引きずり傷」や「物を落としたためにコーティングそのものが剥がれてしまった」などが主な原因である。コーティングがない床は木材が剥き出しの状態の為、外部からの影響をダイレクトに受け、湿気が滞れば変色やカビなどの発生にも繋がりやすく簡単に痛む。

だからこそ、早めの修理をおすすめしたい。

床材の痛み具合によっては修理のハードルが上がる

当然コーティングがない状態であれば、床材本体への傷等は増えるであろう。

傷だけであれば問題ないかもしれないが、先述したように、その部分が水分を含んでしまうと少しずつ変色してくる。

そうなっては、当然修復をするにもそれなりの技術と費用が発生する。

だからこそ、床材への傷やへこみはすぐに修理した方がいいだろう。

特に、賃貸の場合は尚更早めの修理をおすすめする。

賃貸アパートは慎重に補修を行うべき理由

賃貸は慎重に補修を行うべき理由

その家があなたの持ち家なら、わずかなへこみや傷であればまだ割り切れるだろう。当然修理を「する」「しない」もあなた自身で決めることができる。

だが、賃貸に住んでいる人は別の話である。

なぜなら、あなたの過失によって起こったへこみや傷等は原状回復しなければならないからである。

では原状回復とはどこまでを指すのだろうか?

そのガイドラインは、国土交通省が出しているのでその一文を紹介する。

原状回復とは、賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、 善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること

賃借人の故意・過失、善管注 意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗等について、賃借人が負担すべき費用

引用元:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000020.html

つまり、あなたの過失によって賃貸にへこみや傷を付けてしまった場合は、あなたの費用を持って原状回復しなければならないと、このガイドラインは示唆している。

そのために、賃貸に住んでいる人は傷やへこみを放置せずに、ひどくなる前にすぐに修理をすることをおすすめする。

フローリングの寿命と劣化・腐食の原因とは?

上記でフローリングにへこみや傷ができてしまった時は放置せずに修理する事が大切だとお伝えした。フローリングはいつまでも保つものではなく、年数と共に劣化していく。一般的にフローリングの寿命は10〜15年と言われている。

フローリングの劣化する原因は様々で太陽による紫外線や熱、水、生活上で起きる損傷などだ。紫外線による影響はフローリングに色あせや変色を引き起こす可能性がある。また、太陽の熱によってフローリングが乾燥し、同じように色あせや変色が起きる。

フローリングの材料は木であるため水分が染み込んでしまうのも劣化する要因だ。水気があってもすぐに拭き取るのであれば問題ないが、そのまま放置してしまうと水気を吸い込んでしまい劣化や腐食の原因となる。さらに木に水気があるとシロアリやいろいろな虫を引き寄せ虫害に合う可能性がある。

フローリングの中には無垢材のものがあり、年数による経年変化が味となるが、それでも長く保たせるには定期的に塗装を行うことが大切だ。

複合フローリングは表面にワックスがかけられている場合、ワックスの劣化により色あせが起きるので定期的にワックスを塗布することをお勧めする。

家具等による床の傷やへこみをDIYで修理することは可能か

家具等による床の傷やへこみをDIYで修理することは可能か

やはりDIYのメリットと言えば、「費用を抑えることができる」「好きな時間に修理ができる」などがある。

そこで、家具等で出来た床の傷やへこみをDIYで修理する方法をお伝えしたい。

DIYでの修理方法

まず、1番簡単にできる方法としては「補修材」をおすすめしたい。

ただし、事前に傷やへこみの程度によって補修材の種類が変わるので必ず確認する必要がある。

では、その項目としては以下内容を確認してほしい。

・床材の種類

・傷の程度

2つを確認したのち、その床材や傷の程度によって「補修材」の種類を選ぶ。

ちなみに、「補修材」によって修理にかかる時間も変わってくる。

だからこそ、しっかり傷やへこみの程度を見極めていただきたい。

その際に、自分で修復した方がいいのかどうかという判断もしていただきたい。

この判断基準については後ほど詳しく解説する。

小さなへこみ等であれば、次に「補修材の種類と修理方法」について解説しているので参考にしていただきたい。

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程度が軽いへこみには水とアイロンがおすすめ

程度が軽いへこみには水とアイロンがおすすめ

「なぜへこみに水やアイロンを使うのか」と疑問に思うかもしれないが、明確な理由がある。

それは、床材は水分を含むと膨張する性質があるので、それを利用した修理方法だからだ。

ただし、これは床材がフローリングの無垢材のときにのみ有効な修理方法である。

また、無垢フローリングでも、ウレタン塗装やUV塗装を施している場合は、塗装が剥げることがあるため、オイル塗装のみに試していただきたい。

合板(一般的なフローリング)の場合は、水分を含んだとしても膨張することはない。

アイロンの補修手順は以下の通りである。

まず、準備するものを紹介しよう。

・アイロン

・水

・布巾

上記のものを用意できたら以下の手順で補修をする。

①アイロンをコンセントにつなぎ温める。

温度は中温から高温に設定する

②へこみのある部分に水をかける

へこみのある部分に水をかける

③針等でへこみに穴を複数あける

針等でへこみに穴を複数あける

④水をかけた部分に湿らせた布巾を置く

⑤へこみの部分を布巾の上からアイロンで押さえつける

へこみの部分を布巾の上からアイロンで押さえつける

⑥定期的に布巾をめくり、傷を確認する

⑦へこみが元に戻ったら乾燥させる

以上の手順で無垢の床材は補修できるであろう。

では、続いて合板のフローリングの場合の補修方法を紹介する

傷が浅い場合にはペンやクレヨンタイプの補修材がおすすめ

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傷が浅い引っかき傷の場合は「クレヨン+ペンタイプの補修材」がおすすめだ。

傷に着色し目立たなくする商品のため、素人でも比較的簡単に修理をすることができるので、是非試してほしい。

では、その方法を解説するので参考にしていただきたい。

①傷の周辺を綺麗に掃除する

商品に付属されているコテで傷の周辺を綺麗に掃除をする。

この時の注意点は傷の周辺を濡らさないということである。

掃除機または、乾拭きで掃除をする。

②クレヨンで傷を埋める

補修キットを開封にクレヨンを取り出す。

フローリングの色に最も近い色を取り出し、ライターでクレヨンの先端をあぶる。

溶けた部分を補修したい傷に刷り込む。

③付属のペンを使って木目をつける

フローリングの木目に沿ってペンで木目のラインを描く。

周囲の色と馴染むように1色だけでなく2色使っても問題ない。

失敗した場合は、指でこすり周辺と馴染ませる。

④ワックスで光沢をつける

キッチンペーパー等にワックスを染み込ませ軽く叩く。

その後、1度木目を描き直し再度ワックスで光沢を調整する

以上が浅い傷の補修手順である。

へこみが深い場合にはスティックタイプの補修材がおすすめ

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へこみというよりは、明らかに床材にくぼみが出来ている場合は「スティックタイプの補修材」がおすすめである。

この商品は、電熱コテでスティックを溶かし補修材としてそのくぼみに埋め込む修理方法である。

この方法も、素人でも簡単に扱える方法なので安心して欲しい。

では、へこみの補修手順を紹介する。

①補修する周辺を掃除する

これは浅い傷と同じように、補修する部分を綺麗に掃除する。

そして、同じように水は使わない。

②クレヨンをあぶってくへこみに刷り込む

こちらも先程と同じである。ただし、へこみの場合はクリア色を使うこと。

③ペンを使って木目を描く

付属のペンを使って木目を描く。できるだけ周囲と同じ色を選び施行する。

④ワックスを利用しへこみを更に平らにする

補修部分にワックスを塗り込み、最後に木目をもう1度描き完成となる。

以上がへこみの補修手順である。

同じ「スティックタイプの補修材」でも先ほどのタイプよりスティックの成分が硬く、色数も多い為混色しやすいものもある。

基本的な作業手順は先程と同じであるので、素人でも問題なく扱えるであろう。

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冷蔵庫などで跡になったへこみをドライヤーで修理

冷蔵庫など重たい家具によって床がへこんでしまうケースはよくある。このへこみを補修する方法はドライヤーでも可能だ。用意するものは上記でもご紹介したクレヨンタイプの補修材で行える。また、仕上げ用に雑巾も用意しておこう。では、下記にて補修の手順を解説する。

①へこんだフローリングを清掃する

②既存のフローリングの色に合う補修材を選ぶ

➂補修材付属の電熱カッターやヘラで補修材をカットし、補修箇所を埋める

④ドライヤーの温風で埋め込んだ補修材を溶かしながら補修箇所を埋めていく⑤はみ出た補修材を付属のヘラで削る

⑥ドライヤーで温めながら雑巾などで補修箇所を擦って周囲の色と馴染ませる

以上がドライヤーを使って補修する方法だ。補修した後にペンで木目を描いてあげるとさらに綺麗に仕上がるので、補修した後は木目ペンを使うのをお勧めしたい。

尚、塗装がコーティング系の場合は、ドライヤーの熱によって塗膜が変色する可能性があるため、一箇所に長時間ドライヤーの熱をあてすぎないように。

床を補修する時は損傷の程度と範囲に注意していただきたい。もしへこみが深かったり、範囲が広かったりする場合は補修しても跡が目立つ可能性がある。このような場合、当サイトではDIYで行わずにプロのリペア業者に依頼することをお勧めする。

 

100均のグッズで床のへこみを防止

床の擦り傷は椅子など家具によるものが多い。しかし、生活をしていく上で椅子など動かすことは何度もあるため、知らず知らずに小さな傷を床につけてしまうものだ。このような擦り傷を防止するには100均の傷防止シートを貼っておくといいだろう。

100均グッズは生活に役立つものが豊富にあり値段も手頃だ。傷防止シートは椅子の脚や家具下に貼るだけで傷防止ができる。サイズや素材の種類もいろいろあるので、家具に合うものを選ぼう。

では、上記でお伝えした補修材は一体いくらするのであろうか。

その価格の違いをまとめているので参考にしていただきたい。

DIYで修理をするときの費用

以下がタイプ別に分かれた「補修材」の費用である。

あなたの、傷やへこみの程度に合わせて購入することをおすすめする。

・「ペンタイプの補修材」:約2000円程度

・「クレヨンタイプの補修材」:約1500円程度

・「スティックタイプの補修材」約3000円〜約4000円程度

だが、DIYをする場合には合わせて知っておきたいことがある。

それがメリットとデメリットである。

特に、 DIYのデメリットを知っておくことは非常に大切である。

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DIYで修理をするメリット・デメリット

DIYで修理をするメリット・デメリット

メリットは先程少し触れたが、以下の通りである。

・費用を抑えることができる

・好きな時間に修理をすることができる

というものである。

費用は当然専門の業者に依頼した場合には、技術に伴った工賃が発生する為、当然DIY修理するよりも価格が高くなる。つまり、床の補修をDIYできれば、上記の2点の問題を解消することができる。

では、DIY補修におけるデメリットと言えば、以下の2点である。

・施行ムラによりキレイな仕上がりにならない

・判断ミスにより状況が悪化する可能性がある

当然あなたはプロではない。つまり、素人が修理するのである。

手先の器用な人が修理すればキレイに仕上げることができるが、修理をする人全員が、手先が器用とも限らないだろう。その結果、修理した部分が際立ち目立ってしまうこともある。

そして、もう1つが判断ミスによる床材の悪化である。

「DIYかプロに任せるか」の判断基準は素人にはわかりにくいだろう。

そこで、次はDIYで修理することができない判断基準についてまとめているので、参考にしていただきたい。

自分でDIYできない判断基準

劣化がひどい状況の1つの目安として、以下の傷やへこみの場合はプロに依頼することをおすすめする。

・傷の長さが15cm以上ある場合

・傷やへこみの深さが1mm以上の場合

・床材が明らかに腐食している場合

このような場合はあなた自身では手におえない修理となる。

よって、床材に上記の傷やへこみ、腐食を発見した場合は、プロに修復を依頼することをおすすめする。

その他の床の補修方法

フローリングはへこみ以外にもいろいろな劣化症状が起きる。ここではフローリングやクッションフロアで起きる劣化症状と補修方法についてご紹介していく。

 

フローリングの変色を補修する方法

フローリングが変色してしまった場合は、その原因によって補修方法が異なってくる。変色の原因が油汚れによるものならオレンジが配合された洗剤で落とす事ができる。洗剤で汚れを落とした後に水拭きをして最後にワックスがけを行うこと。

他にもワックスの劣化によってフローリングが白く変色するケースもある。このような場合は剥離剤を使って劣化したワックスを剥がす必要がある。

床を掃除し付着した汚れを落とす。

②ワックス剥離剤を使って白くなってしまった箇所を拭き掃除する感覚で取り除く

➂白いシミが取れたら新しくワックスを塗布し完了

手順は上記となる。剥離剤を使うのに自信がない方は少なめに使用し数回に分けて行うといいだろう。

床にカビがついてしまった時の補修

床にカビが付着し変色してしまった場合はお酢やクエン酸を使うことで落とすことができる。雑巾などでお酢やクエン酸を染み込ませて床を優しく拭き取る。その後に水拭きをしてフローリングを乾燥させる。

もし、カビの付着がひどい場合はフローリング用の洗剤を使うのもいいだろう。詳しい使用方法は用いる洗剤の説明書きをよく読んでいただきたいが、フローリング用の洗剤を使う事でワックスが落ちてしまう可能性もある。フローリング用の洗剤でワックスが落ちる場合は最後にワックスがけをしよう。

床のきしみやぶかぶかと沈む時の修理方法

床が劣化してくるとぶかぶかと沈む現象が起きる。この場合、なぜ床が沈んでしまうのか原因を明確にすることが重要だ。また、床がどのように施行されているか構造によっても劣化具合や補修の仕方が異なってくる。

フローリングは「根太張り」と「捨て張り」などがある。「根太張り」は根太の上にフローリングを張る工法「捨て張り」は根太の上に構造用合板(床下地)を張ってからフローリングを張る工法だ。一般的に「捨て張り」の工法の方が床の耐久性が高く床が沈むなどの現象は起きにくい。

根太工法 捨て貼り工法

逆に「根太張り」は根太間にフローリングを支えるものがないため、年数が経つとフローリングの耐久性が落ちて床がたわみ沈みが出てくる。もし、床が沈む現象が起きたら早急に補修を行うことをお勧めする。

なぜならこのまま放置してしまうと床が抜けてケガをしてしまう危険があるからだ。床が沈む場合は下記のような原因が考えられる。

・床下に設置されている根太の腐食によるもの

・床下地の構造用合板の劣化によるもの

・フローリング材などの仕上げ材の劣化

根太の腐食や床下地の劣化の場合は既存のフローリングを剥がして補修する必要がある。補修手順は下記になる。

①既存のフローリングの解体

②腐食(若しくは劣化)した根太(若しくは床下地)の解体

➂新規根太(若しくは床下地)の設置

④新規フローリング張り

上記の手順で補修が行われるが、この規模になるとDIYで簡単にできるとは言い難い。特に根太の設置は床のレベルなど水平に合わせる必要があり専門的な技術が必要だ。もし、根太など床の構造まで作業を行わないといけない場合は専門業者に依頼する方が無難だろう。

フローリングが劣化している場合床下から床を補強するフローリングの重ね貼りをする事で改善される場合がある。たわんでしまった床の上に新しいフローリングを張る事で床が沈む現象は改善されるはずだ。

ただし、根太の劣化や腐食が起きている場合は上記で説明した根太や床下地の補修を行う必要がある。また、後で具体的にお伝えしていくが、床下から補強する方法もある。この方法で重要となってくるのは床下に侵入できる点検口がある事と作業ができる広さが床下にある事だ。

 

床下を補強する方法

上記でも触れた床下から補強する方法は床下点検口がある事作業ができる広さが床下にある事が条件となっている。どのように補修をするかというと、床下から床が沈まないように木などで支えを作る方法だ。具体的な手順は下記になる。

①床下点検口から補修する部屋へ移動する

②床が沈む箇所に木を添えて根太に向かってビス留めし床を支える

床下の中は空気が悪くホコリやゴミも落ちているのでマスクの着用と汚れてもいい格好で入ること。また、床下の中は暗いのでライトを携帯して移動する必要がある。移動するにも中は狭いので携帯しやすいライトの方が作業はしやすい。

ここで注意していただきたいのが床下の中は迷路のように複雑になっている。

そのため、床下の中で迷わないように基礎伏図など図面を用意して自分がどこにいるか把握できるようにすること。また、移動もしにくいため柔軟な動きがしにくく体力が必要だ。

この補修方法は建物の構造をよく理解しているならまだしも、まったく知らないという方はできることなら避けるべきだろう。自信がないという方は無理してDIY で行わずに専門業者に依頼することをお勧めする。

剥がれてしまった塗装の補修

剥がれてしまった塗装の補修

フローリングの塗装が剥がれてしまった場合、現在張られているフローリングが無垢材か複合のものかによって補修する方法が異なってくる。

残念ながら複合フローリングの場合は補修するのが難しい。塗装の剥がれ具合にもよるが塗装範囲が広い場合や部分的な塗装でも色ムラが出そうな場合は専門のリペア業者に依頼することをお勧めする。無垢材のフローリングを再塗装する手順は下記になる。

  1. 塗料がつくと困る箇所をマスキングテープやビニールシートで養生する
  2. 塗装する箇所を紙やすり(180番)で研磨する
  3. 研磨後のほこりを掃除する
  4. 木目に沿ってウエス(布)やハケで塗装していく
  5. 無垢材フローリングの表面を軽く拭き取る
  6. 乾燥させる
  7. もう一度木目に沿って塗装する

塗装を行う際は色ムラに注意すること。もし、色ムラができてしまうと目立ってしまうので生活していて気になってしまうだろう。塗装する範囲が広かったり、塗装する技術に不安があったりする方は迷わず専門の業者に依頼することをお勧めする。

 

DIYで床なり補修は可能か

床鳴りをDIYで直したいと思う方は多いはずだ。では、DIYで床鳴りを直すことができるかというと、それは非常に難しい。床鳴りが起きる原因はいくつかあり、突きつけ合う床の間に隙間ができて擦れてしまうケースやフローリングを止めている釘が浮いてしまって床が沈む度に音が鳴るなどが考えられる。

ホームセンターやネット通販などで床鳴りを直す補修グッズが販売されているが、これは床にできた隙間に補修材を流して補修するものだ。これを使用する場合は床なりする原因がはっきりと分かっている場合に限る。また、この補修方法では根本的な改善とはならないため、床鳴りが再発する可能性があることを注意していただきたい。

床鳴りが起こる原因は多岐に渡り、建物の構造をよく理解し改善するための高い技術力も必要だ。ホームセンターなどで販売されている補修材では応急処置でしかないため、床鳴りを改善したいという方は専門のリペア業者に相談することをお勧めする。

床をすべて張り替えて新品同様にしてしまう!6畳間での費用は?

フローリングは年数と共に劣化が生じてくる。補修で改善できるのならいいが、床なりなど根本的な改善になりにくい場合は床をすべて張り替えてしまうのも一つの手だろう。補修よりも修繕費用はかかってしまうが、長期的に考えたら補修よりも保ちはいいはずだ。

フローリングを全面張り替えする場合2つの工法がある。1つは既存のフローリングを剥がし新しいフローリングを張る方法既存のフローリングの上に新しいフローリングを張る「重ね張り工法」だ。

まず、既存のフローリングを剥がして新しいフローリングを張る方法の場合、工事費用の相場は6畳間で約12万円となる。ただし使用するフローリングのグレードによって異なる。また根太や構造体に損傷がある場合は補修が必要となるため工事費用が高くなる。

この方法のメリットは床を解体するため根太や土台などの構造体を確認する事ができる。もし劣化や腐食があった場合はこのタイミングで補修する事が可能だ。また床の構造体が新しくなるため耐久性も以前より向上する事が期待できる。

続いて「重ね張り工法」は既存のフローリングの上に新しいフローリングを張るため床を解体する必要がなく工事費用を抑える事ができる。工事費用の相場は6畳間で約10万円だ。「重ね張り工法」のメリットは工事費用が抑えられる事と工事時間が短縮される事だが、デメリットとして根太や床下にある構造体などの劣化具合を確認することができない事だ。

また、既存の根太や土台などの構造体が劣化、若しくは腐食した場合、後々問題になる可能性が高くなる。さらに既存のフローリングの上に新しいフローリングを張るため床レベルが上がる事に注意していただきたい。床レベルに差ができた場合、段差ができるため見切り材を設置するなど足が引っかからない処置が必要だ。「重ね張り工法」を取り入れて行う場合は床に問題がなく健全な状態である事が条件だ。

クッションフロアのへこみ補修・防止 張り替えた場合の費用は?

クッションフロアのへこみ補修はフローリングと違い方法が限られてくる。クッションフロアにへこみができると素材自体が伸びてしまっている状態のため修復がとても難しい。

また、へこみにフローリング用の補修材(パテ)を埋め込むにしてもクッションフロアでは密着性が悪くすぐに取れてしまう。さらに熱を使ってしまうとクッションフロアを傷つけてしまうリスクもあるのだ。

クッションフロアのへこみが直せるケースというのは、へこみができてまだ時間が経っていないことが条件になる。方法はへこんだ箇所に電子レンジなどで温めた蒸しタオルを当てるだけだ。蒸しタオルの熱でクッションフロアが膨らみへこみが直る場合がある。

このようにクッションフロアのへこみの補修はフローリングと違い難しい。できる事ならへこみができないような対策をする方がいいだろう。

クッションフロアのへこみ防止対策はカーペットを敷く椅子などの家具に傷防止シートやカバーを取り付けるなどがある。傷防止対策のグッズはホームセンターや100均でも手に入れる事ができるので床を長持ちさせるためにも対策を行う事をお勧めする。

では最後にクッションフロアの貼り替え費用についてお伝えする。クッションフロアの貼り替えは床下地に問題がなければ6畳間で約4.5万円〜が相場となっている。クッションフロアも重ね貼りは可能だが、既存のクッションフロアの剥がし作業はそこまで工事費用に影響はない。

重ね貼りが採用される場合は既存のクッションフロアが剥がせないなど、何かしら支障がある時だ。床下地に問題がなければ基本的に剥がしてもらう方がいいだろう。

補修方法の費用まとめ

工事の種類DIY専門業者
へこみ・傷補修約2000円〜約1.5万円〜
フローリング(無垢材)塗装約1.5万円(10㎡)約1万円/㎡〜
床なり補修約2000円〜約1万円〜
床下補強約2000円〜約1万円〜
フローリング張り替え(解体 及び 新規張り)6畳約5万円〜約12万円〜
フローリング張り替え(重ね張り)6畳約3万円〜約10万円〜
クッションフロア貼り替え6畳約1万円〜約4.5万円〜

上記の表は床の補修や張り替えにかかる費用相場だ。あくまで目安となるため実際の金額は使用する材料や状態によって異なることを承知して頂きたい。

さらに床下補強や床なりは補修する箇所数や損傷・補強の程度によって金額に差が出る。数時間で終わる作業よりもまるまる1日かかるような作業の方がもちろん工事金額が上がる事を承知して頂きたい。

上記の表を見ての通りDIYは人件費がかからず材料費のみなので業者に依頼するよりも負担する金額はかなり抑えることができる。ただし、塗装や床なり、床下補強などの作業は素人ではとても困難なため十分な安全の確保と専門知識、技術力を身につけてから行うことをお勧めする。

DIYでフローリングを張り替える場合、フローリング材はネット通販やホームセンターで購入することができる。製品によって金額は変わるがおおよそ1ケース当たり1万円/ケース(3.3㎡)から購入することができる。

また、床下地を張り替える場合は12mmの構造用合板が約3000円〜で手に入れることができるだろう。こちらもホームセンターやネット通販で購入することができる。

続いてクッションフロアだが、こちらもネット通販で購入が可能だ。DIYで行う時はクッションフロアと一緒に専用の接着剤も購入すること。接着剤は約1000円〜で購入できる。

プロに依頼する際に知っておくべき3つのこと

プロに依頼する際に知っておくべき3つのこと

まず、内装の修理には2つの方法がある。それは、「リフォーム」と「リペア」である。

リフォームとは、「作り直す」または「交換・改築」という意味があり、リペアには「修復・修繕」という意味がある。

例えば、フローリングに傷を作ってしまった、ペットがひっかき傷を作ってしまったなど「損傷部分のみ治ればいいのに…」と思われる場合は「リペア」がいいだろう。

一方フローリングが全体的に劣化していたり、床の下地全体に損傷が出ていたりする場合は、フローリング材ごと交換する「リフォーム」の対象となる。

当然、リフォームの場合は工事自体も大掛かりになるためリペアと比べると価格が高くなり、また工事期間も長くなる。

よって、今回紹介しているような家具による傷やへこみの部分的な損傷であれば、

「リペア」がおすすめである。

その価格の違いは以下を参考にしてもらいたい。

リペアの場合

・1ヶ所あたり15000円〜

リフォームの場合

・張り替え工法(8畳)…10~20万円

・重ね張り工法(8畳)…8~18万円

※リペアやリフォームの金額はあくまで目安である。傷の程度や選ぶ商品によって大きく変わってくる

プロのリペア手法はこちら

まずは画像でプロによるリペア手法を紹介したい。

フローリングがえぐれているのがわかる

フローリングがえぐれているのがわかる。

靴下などが引っかかって、より大きな穴になる前にプロに依頼。

このえぐれている部分をプロが補修すると以下のようになる。

当然この上を歩いても問題ない

当然この上を歩いても問題ない。

素人では、このような配色が非常に難しくプロならではの技術と言えよう。

物を落としてしまった時に出来たへこみ傷である。

物を落としてしまった時に出来たへこみ傷である。

こちらもプロに依頼するとこのようになる。

フローリングのどの部分にへこみがあるかわからない。

フローリングのどの部分にへこみがあるかわからない。
プロはこのように「その傷がどこにあったのかわからないレベル」で補修をしてくれる。
もちろん、その後不具合が起こることもない。

キャスターによるへこみである。

キャスターによるへこみである。
よく見かける傷であなたの家にもあるのではないだろうか。
これをプロが補修すると以下のようになる。

いかがだろうか。先程の画像同様、フローリングのどの部分にへこみがあったか全くわからない状態まで修復してくれている

いかがだろうか。先程の画像同様、フローリングのどの部分にへこみがあったか全くわからない状態まで修復してくれている。素人では手に負えない場合は、迷わずプロにリペアを依頼することをおすすめする。では、実際のフローリングのリペアを動画で紹介しよう。

プロによるリペアは以下の手順で行われる。

1.補修する部分をマスキングする

2.そのフローリングの色に合わせて着色する

3.接着剤でそのへこみ部分の高さを盛る

4.深いへこみにはハードワックスを使用する

5.へこみが平になるまで上記内容を繰り返す

6.光沢の調整を行う

7.ドライヤーで乾かしながら調整する

上記が基本的なプロによるへこみを修復する手順である。

だが、当然プロと言っても全員が同じ手順で完璧なリペアが出来るとは限らない。

実績豊富であり、技術力を売りにしているプロに必ず依頼していただきたい。

では、そのプロにリペアを依頼すればいくらぐらい費用がかかるのだろうか。

次の記事を参考にしていただきたい。

住宅損傷の火災保険活用 ー 無料調査はこちら」

プロに修理を依頼したときの費用

プロに修理をした時の目安の費用は15000円~(箇所)である。

床材の種類や損傷状況によって価格は変動し、

また、補修費用とは別に駐車料金等の別途費用がないかも先に確認しておこう。

リペア専門の業者も沢山ある為、比較の為に数社から無料見積もり依頼をし、納得の上で進めていただきたい。数社への見積もり依頼は労力と時間が必要であるが。当サイトであれば、複数社への見積もり依頼を同時に行うことができ、ニーズに見合った業者をご紹介できるので参考にしていただきたい。

プロに修理を依頼したときのメリット・デメリット

プロに修理を依頼したときのメリット・デメリット

プロに依頼した場合のメリットとデメリットだが、これはDIYのメリットとデメリットの反対と考えて大丈夫である。

プロに依頼した場合のメリットは以下の通りである。

・仕上げが美しい

・判断ミスなく仕上げてくれる

・条件が合えば火災保険を活用し修理ができる

当然プロが修理をした仕上がりとあなたがしたDIYでの修理の仕上がりは、全然違う。

逆にデメリットは以下の通りである。

・修理費用がDIYよりかかる

これは、先程も書いたがやはり価格の面が1番のデメリットになるであろう。

信頼できる業者かどうか1度あなたが思っていることを相談してみてはどうだろうか。

質問に対して真摯に向き合ってくれる業者で、なおかつ修理費用も納得できるものであれば、プロに任せてみてもいいだろう。

リペア後に床を傷やへこみから守るメンテナンス方法

今までは修理する方法を紹介してきた。

DIYでするのかそれともプロに依頼するのか。

つまり、すでに床に傷やへこみがある前提で説明してきたのである。

ここからはあなた自身で行うことができる、家具による床への傷やへこみを予防し、軽減させる方法があるので紹介したい。事前に原因がわかっているなら対策をすればいいという話である。

詳しく家具が原因での損傷について解説したい。

・椅子や家具等の摩擦による傷とは

フローリングは非常に摩擦に弱いという特徴がある。

つまり、強い摩擦を繰り返し行うことによって、フローリングの表面のコーティングがすり減り、合板本体を傷める可能性がある。特に、家具を引きずったりするときは要注意である。細かい傷やえぐれから悪化する可能性が高い。

・家具の圧力によるへこみとは

多く出回っている複合フローリングの場合、薄い木を重ねた合板である。

つまり、強度という面ではそこまで強くはないのである。

したがって、ソファーなどの重い家具を置くと脚の部分に圧力がかかりへこみの原因となる。

当然、平面にかかる圧力より脚にかかる負荷が高いためへこみやすいのである。

これらの原因の対策として、以下の2つの方法をおすすめしたい。

是非試して床を傷やへこみから守ってほしい。

摩擦の軽減対策としてクッションフロアーをひく

摩擦の軽減対策としてクッションフロアーをひく

ッションフロアーとはクッション性がある柔らかい大きなシート状の塩化ビニル系床材である。

このクッションフロアーをフローリングの上に施行することにより、摩擦による傷からフローリングを守ることができる。

特に、椅子や家具等を引きずってできるひっかき傷には絶大な効果を発揮するためおすすめしたい。

 家具の摩擦を軽減させるために脚の部分にフェルトは貼る

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先程、傷ができる原因の1つに「家具の圧力が原因」であるとお伝えした。

その対策として、このフェルトは手軽な上に本当に効果が高いので、ぜひともおすすめしたい。

家具や椅子など床材に圧力がかかる部分の脚の裏に貼るだけである。

フェルトを施行する効果としては以下のことが上げられる。

・引っかき傷を和らげる効果がある

・へこみ傷を軽減させる効果がる

アマゾンでも購入できるし100均などでも簡単に購入できる。是非ともすぐに家具のへこみ対策をして欲しい。

家具などが原因の床の傷・へこみ防止グッズ

上記でもお伝えした床の傷やへこみ防止グッズをもう少し具体的にご紹介していく。今回紹介していくグッズはネット通販やホームセンターでも購入する事ができるものだ。傷防止シートは100均でも手に入れる事ができるので、ぜひ試して頂きたい。

【チェアマット】

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キャスター付きの椅子は床を傷つけやすいため、このようなマットを敷いてあげるといいだろう。裏面は滑りにくい加工がされており、製品によっては自由にサイズをカットできるものもある。

【冷蔵庫キズ凹み防止ゴムマット】

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冷蔵庫は普段動かすことがないため床にへこんだ跡をつけやすい。冷蔵庫による床のへこみを防止したいのなら冷蔵庫用のゴムマットを設置してあげると効果が期待できるだろう。

上記の製品のように単体のものではなくカーペットのように敷くタイプもある。このタイプなら冷蔵庫を戻す時も容易だ。

床の傷防止対策!傷をつけないキャスターや掃除機で対策

床を傷つけやすいキャスター付きの椅子は、傷がつきにくいキャスターに交換する事で改善できる。キャスターはナイロンとウレタンの2つのタイプがあり、傷がつきにくいのはウレタンの方だ。

ウレタンはナイロンよりも柔らかい素材のためフローリングで使用しても傷がつきにくくなっている。キャスターの交換は使用している椅子によって異なるが、一般的にピンで差し込むタイプが多い。

既存のキャスターがピンで差し込むタイプなら、マイナスドライバーを指して押し出す事でキャスターが外れる。キャスターが外れたらあとは新しいキャスターを差し込んで完了だ。

しかし、注意して欲しいのがウレタン製のキャスターにしたからといって絶対に傷がつかないというわけではないのを理解していただきたい。

普段使用する掃除機も床を傷つける要因となっている。掃除機はヘッドにブラシがついていて、そのブラシが硬いゴミと絡まると床に押し付けて傷つけてしまうのだ。改善するには床を傷つけにくいヘッドに交換する方法になるが、一番無難なのがモップやフローリングワイパーを使う事だ。

掃除機の吸引力や摩擦がないため床を傷つけにくく、ホコリを取る目的であればモップやフローリングワイパーで問題ないはずだ。また、フローリングのツヤなど長持ちさせるために時々ワックスがけやクリーナーで拭き取ってあげるといいだろう。

「不測かつ突発的な事故」であれば火災保険が適用される!

不測かつ突発的な事故」であれば火災保険が適用される!

最後に、傷やへこみの修理費用が、火災保険の対象となるケースがあるので紹介したい。

あなたは、「火災保険で修理費用が出るのか」と不思議がるだろう。

火災保険には様々な項目があり、その1つに「不測かつ突発的な事故」又は「破損・汚損」という項目がある。

この項目の条件に合えば、床材の傷やへこみの修理費用を火災保険で補うことができるのである。

そこで、火災保険が適用されるケースと適用されないケースを紹介したい。

火災保険が適用されるケース・されないケース

火災保険が適用されるケース

「不測かつ突発的な事故」とは、予測が不可能な事故であり、原因や発生日がはっきりしている事故のことである。ただし、繰り返し同内容の事故が発生する場合は予測不可能な事故とは判断されない。

よって、「不測かつ突発的な事故」とみなされるためには、以下の内容が必要である。

・損傷の原因

・損傷が付いた日時

上記2点を必ずメモに取っておいて欲しい。

では、「不測かつ突発的な事故」として適用されるケースを紹介しよう。

■子供が付けた傷は適用されることが多い

この「不測かつ突発的な事故」とは自然災害を除く偶発的に起きた事故である。

過去のケースから判断すると、子供が与えた損害は補償対象として認められるケースが多い。

■家具を移動中に付けた傷も適用されることが多い

例えば、引っ越しをしていて誤って家具を落としてしまった場合でも、火災保険が適用されることがある。

なぜなら、偶発的に起きた事故だからである。

もちろん、上記2つのケース以外にも適用されるので、専門家に相談することをおすすめする。

【火災保険が適用されないケース】

火災保険が適用されないケース

では、火災保険が適用されないケースを紹介しよう。

■修理費用が免責金額の範囲内である場合

火災保険の契約には免責金額というものが設定されている。

この免責金額というのは自己負担額のことである。

つまり、この免責金額範囲内の修理であれば、火災保険は適用されないということである。

1つ例を具体的な数字を出して解説しよう。

免責金額が30000円で設定されていた場合、修理にかかった費用が30000円を超えないと支払われることがない。また、修理にかかった費用の合計が40000円だとすれば、30000円を超えた部分である10000円のみの支払いとなる。

■地震での家具落下による損傷は地震保険となる

例えば、地震等で物が落下しあなたの床材が傷付いたとする。

これは、火災保険の「不測かつ突発的な事故」に当たらず、地震保険が適用されるため対象外となる。

■傷やへこみの原因が経年劣化による場合

経年劣化は「不測かつ突発的な事故」の対象外である。

経年劣化とは時間が経って徐々に状態が悪くなっていくことを指している。

保険会社もこのケースを認めてしまうと、20年経った床材でも保険適用となってしまうため当然である。

ただ、そうは言ってもあなた自身で判断するのはなかなか難しいだろう。

そこで、リペア業者の中でも特に、火災保険の申請実績が豊富な業者に相談することをおすすめしたい。

家具による床材損傷はリペア業者に相談を

家具による床材損傷はリペア業者に相談を

「家具を運んでいた際に落としてしまい床に傷をつけてしまう…」

「家具の設置跡にへこみが出来てしまった…」

上記のように家具によって出来る床の損傷を避ける事は気をつけていても正直難しい。

しかし今回紹介した自分での補修方法や、プロのリペア職人を知っていただいたことで解決に向かうだろう。

また、「保険の対象がどうかわからない」場合は、リペア業者や保険会社に確認していただきたい。

保険金を受け取ることはあなたの正当な権利である。

住宅損傷の火災保険活用 ー 無料調査はこちら」

【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。

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家具による床の傷・へこみの修理方法やその対策方法をまとめてみた