新築なのにフローリングに傷が!その傷の修復・予防の秘訣を公開!

新築なのにフローリングに傷が!その傷の修復・予防の秘訣を公開!

新築のイメージとしてフローリングには傷や汚れが無いものというイメージがインプットされている。それ故、うっかり物を落とすなどで初めてフローリングに傷を作った時の心情はやるせない。

フローリングに傷つけた事実は消せないが、傷を事実上消し去らせる方法があることをご存じだろうか?

本稿では、フローリングに付けた傷を修復する手立てを紹介すると共にフローリングが傷付くことを予防する秘訣を伝授するので役立てて欲しい。また新築ならではの問題である施工時の傷に対する対応も紹介する。

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フローリングと傷は切っても切れない関係

フローリングと傷は切っても切れない関係

床材は、大理石を用いた煌びやかなものや脚や膝に負担の少ないクッション性のあるもの等種々の材料で作られている。これら床材の中で人気の材料は、木質系のフローリングで主に水周り以外の部屋で用いられている。

立会検査で発見した傷は補修してもらおう

多くの方は、新品は無傷と思い描いており、新築物件のフローリングには傷が無いものと決めかかっている。そのためか、工事完了後の引渡し前の立会検査時に傷や汚れを見つけると落胆や怒気という感情が渦巻いている様子が見受けられる。

だが、立会検査で発見された不具合に関しては安心して欲しい。この場合には施工会社で補修してくれるので、落ち込むことはなく、むしろ積極的に不具合を見付け出す努力をした方がいい。

これは、引渡し前の状態での不具合ということで、施工側に責任があることが明白であるからだ。逆に引き渡し後に不具合を発見した場合には、施工会社側に起因しているのか住人側の責任かが判明しないからだ。

 

新築のフローリングにも微細な傷がある理由

引渡し前の立会検査で、フローリングの不具合が発見されたら、施工会社が修復責任を持つので、この段階では積極的に不良部分を指摘した方が良いことを前述した。だが、これも人が介在している作業なので節度ある姿勢で不具合を指摘しよう。

ただ、素人目には新築で不良部分が存在するという事実に半信半疑という感触を抱く。これは、施工会社・監理者・現場監督の3者がお互いに協力と牽制という瑕疵の発生を抑止できる体制を作っているからだ。

基本的に、協力と牽制が作用している現場であれば構造や造作に関する不良の発生が抑えられるが、壁やフローリングという内装部の作業はゴミの発生が多く、傷等の損傷の出現を皆無にすることはできない。

これは、家屋の購入者が目にする範囲である内装工事が手作業主体であることに起因する。壁やフローリング材などの養生を十全に行っても内部での発生・外部からの灰燼の侵入や金物・工具の持ち込みを起因とするダメージを受けることがある。

フローリング自体は、養生しており作業者も注意しているので大きなダメージは受けにくいが、微細な傷は解放空間であるので避けがたいところだ。尤も甚大なダメージであれば工事中に破損部周辺を交換するので、購入者や施主が甚大な損傷部を目にすることはない。

引渡し後、早々に傷を発見した場合の対応

残念なことに、入居後すぐさまフローロングの損傷を発見することもある。立会検査では見つからず、ダメージを与えた記憶も無いのにフローリングに損傷部が出現しているので驚く。

この場合には、現場保存に心掛けよう。要は、損傷部の拡大の防止・深化の阻止と現状のダメージの様子を記録することだ。発見までの経緯である時間軸での動き・周辺の状況と写真を基にある程度原因を特定できることもあるので、この行動は必須だ。

これらの資料を用いて施工会社に説明しよう。入居後での損傷発生の確率が低いダメージであれば施工会社サイドで修復して貰える場合がある。ポイントは主観でなく客観的な内容の資料であることだ。

修復前に知っておくべきフローリングの種類と特徴

修復前に知っておくべきフローリングの種類と特徴

微細な傷などの損傷は避けられないフローリングであるが、それに対する方策を導き出すには、フローリングの構造等を知らなければならない。これらを把握することで傷の予防や修復法を考案することに繋がる。

種類は大きく分けて「無垢」「複合」「シート」

木質系の材料でフローリング材は作られているが、単に木材を切り出して所定の厚みの長方形の板にしただけではなく、床に求められる機能と床を作る際の組立性を考慮した構造となっている。フローリングは材料の違いで、無垢・複合・シートに分類される。

無垢は木材を所定の形状に切出したもので木材そのもの、複合は合板という薄い木製の板を貼り合わせた基材の表面に突板と呼ばれる0.3mm程度にかつらむきした木目の美しい板を貼り合わせたものだ。

また、突板の代わりに挽き板という厚み2mm程度の板を合板に貼り合わせたものも上市されている。これは、無垢材のフローリングの質感を持ちながら寸法安定を有するフローリング材料だ。

シートは、合板の基材に樹脂や紙に木目や大理石柄を印刷した化粧シートを貼り合わせたフローリング材だ。化粧シートの特性を選択することで木製のフローリングに比較して優れた耐水性や耐スクラッチ性を発現させることができる。

図1.フローリング材料と構造の比較

図1.フローリング材料と構造の比較

注1)無垢材

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注2)複合材

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注3)シート

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種類毎の構造から見る長所・短所

無垢材は、一枚板で木を乾燥させて製材した板状の床材だ。一枚板であるが故に温湿度による膨張・収縮・反りが生じる。また、時間の経過と共に痩せ(収縮)ていくが、これらの欠点と言える現象が発生しても無垢材としての魅力となる場合がある。

更に、無垢材はキズ付きやすいので補修が必要で、汚れを受けやすいのでメンテナンスも必須だが、傷や凹みの補修は行いやすい。これに対して複合材は、中心部が合板製であるが故に寸法安定性に優れている。

 ただ、複合材の表面は、薄い(0.3mm程度)突板で構成されているので修復が困難な場合が多いがメンテナンスは比較的やりやすい。この特徴は、シート材でも同様の特性を示す。

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DIYでの修復方法と材料

DIYでの修復方法と材料

予防は全能ではないので、予防手段を講じても、損傷を受けることは多々ある。ダメージを受けたら修復で傷が無い様にできることを記憶しておいて欲しい。損傷を発見したら本稿を再度熟読することをお勧めする。

フローリングの修復用材料

傷や凹みの補修の基本は、損傷部にフローリング材と同等と見える材料を埋め込むことが基本だ。手軽に用いられている材料に熱可塑性の樹脂がある。この樹脂を埋め込み表面に木目を描くことである程度の耐久性を備えた補修部が完成する。

DIYでフローリングを修復する場合には、ホームセンター等で修復用材料を調達することになる。熱可塑性の樹脂が一般的な旨を前述したが、多くはクレヨンの様な形状をしている。一般的に入手可能な修復材料を以下に示すので参考にして欲しい。

図2.フローリングの修復材料

図2.フローリングの修復材料

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注5)

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注6)

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注7)

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補修材料には、前述の様なクレヨン状のものの他に、液体(2液混合)の補修材もあるのでホームセンターでチェックして欲しい。また、種々の道具と材料がセット(注7)になっているものも販売されている。

 

フローリングの修復方法の基本

専門家と一般人の大きな違いは、段取り・下準備・各作業における完成度を見極める眼力だ。段取りとは、全体の作業が滞りなく進行するように材料・道具を用意することであり、下準備は本作業に入る前の周辺の養生を意味している。

また、各作業における完成度を見極める眼力とは、例えば接着する場合であれば、完全に接着剤が固まってから次工程に取り掛かるが、一般人はこのチェックを疎かにする。不完全な固化の状態で次工程へ進行すると剥がれが発生することがある。

以下のフローリングの修復の基本工程を示すので、参考にして欲しい。

① 損傷部のバリ取り

① 損傷部のバリ取り

フローリングの損傷部にバリが形成されていることがある。バリがあると足裏部を傷付けることや衣服を引掻ける危険性があるのでバリ取りを行う。その際に、フローリングの損傷部周辺にダメージを与えないようにバリ取りを行う。

② 修復箇所を綺麗にする

フローリングの損傷部に樹脂を埋め込むので、密着性を確保するために修復部周辺のクリーニングを行う。クリーニングを行う理由はゴミがあると密着性を阻害するからだ。凹部もゴミを取り除く方が良いが粗面となっているのであれば、吹き飛ばす程度でOKだ。

③ 補修材で傷を埋める

③ 補修材で傷を埋める

クレヨン状又はロウソク状の補修材料で傷を埋める。細く細かい傷であれば、その周辺を擦る様に押し付けて補修材料を傷に埋め込む。又、ある程度の幅のある傷であれば、ライター等で補修材料を溶解しながら埋め込む。

④ 専用ペンを使って木目を描く

④ 専用ペンを使って木目を描く

埋め込まれた樹脂は、半透明かフローリングの着色された色に近い色をしているが、この状態であると補修が目に付き易い。そこで、補修部に専用のペンで木目を描く。周辺部と同様の木目を描くことにより補修部が迷彩の中に埋没するので判明が困難になる。

⑤ ワックス掛け

補修部周辺はツヤが無い状態になっているので、ワックスをコーティングして周辺部と同様のツヤ感を出す。キッチンペーパーにワックスを染み込ませて、軽く叩くようにして施すと良い。非補修部と同じ様な表面状態にすることで補修の有無を感じさせない仕上がり状態となる。

修復の実例を紹介

補修材料と道具を揃えて、フローリングの損傷部の修復にチャレンジしていれば修復のコツを掴めることができる。だが、ノウハウが無い状態でチャレンジすると損傷を拡大させる恐れもあるので、先述の方法の実例を見ることも重要だ。

この事例からリペアをDIYでやるには、丁寧に各ステップを実行することが重要な成功要因であるが分かる。また、凸部に埋め込んだ樹枝上に木目を描くので多少の絵心も必要かもしれない。

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傷の予防方法について

傷の予防方法について

フローリングは無傷ではいられない。そのままの状態ではダメージを受けることは必然なので、損傷の予防手段を講じなければならない。そこで、ホームセンター等で入手できる予防手段をご紹介しよう。

傷の損傷モードと原因

傷の予防を行う上でフローリングの構造や特徴を把握することと並んで重要な事項として、損傷を受ける原因を理解することだ。また、原因が判明すれば対策の立案も容易となるので本節の内容を会得して欲しい。

相当の期間使用したフローリングを調べてみると、種々の損傷を発見できる。よく観察していると損傷もある程度のモードに分類できることが分かる。モードが同一であれば原因も同一であることが多い。

フローリングを観察すると種々の傷や損傷を見つけることができるが、これらは以下に示す様なモードに分類することができる。また、代表的な傷などを図3.として表すので参照して欲しい。

(a)擦り傷

(b)引掻き傷

(c)くぼみ・へこみ

(d)剥がれ

(e)変色・腐食

(f)割れ・亀裂・ひび

図3.フローリングの代表的な傷・損傷モード

図3.フローリングの代表的な傷・損傷モード

擦り傷の様態は、未乾燥の塗面を刷毛で撫でた様な直線状の細かい傷が多数存在している。これは、細かく固い多数の粒状物でフローリング表面を擦ることで擦り傷が生成する。例えば砂埃がフローリング上に存在したときに、スリッパ裏面で擦り付けると発生する。

引掻き傷の態様は、擦り傷より太く長く深い直線状で1本か数本の傷だ。例えば、鋭角部を有する固い粒状の物体を椅子の脚部とフローリング間に挟み込み、椅子を引きずることにより発生する。乾燥したご飯粒も原因となることがある。

くぼみ・へこみは、ゴルフボールのような球状の固い物体に重量物が乗り上げると荷重が一点に集中して荷重を受けた場所が凹んでしまう。例えば、フローリング面に転がっているゴルフボールに体重の重たい大人が乗ってしまうとこの現象が生じる。

剥がれは、フローリングの表面がダメージを受けて摩耗して薄化と同時に基材から剥がれていく現象だ。例えば、長期間に亘り椅子を持ち上げて引かないでフローリング面を擦って引いていると剥がれが生じることがある。

変色や腐食は、水回りのフローリングに発生しやすい。トイレや洗面所で水気を放置しておくと発生する。フローリング面に水気を放置しておくことは大敵で、水をこぼしたと気づいたら拭き取る習慣を家中に広めよう。

割れ・亀裂・ひびは、鋭利なエッジを持つ物体をフローリング上で引きずるとフローリング面を抉り取ることで生じる。また、重量物をフローリング面に落とすことで割れや亀裂を生じることもある。

原因別すぐに出来る予防法

フローリングの損傷モードと主な原因を前述したが、その原因系を整理すると以下に示す4種類のもとの相互作用で損傷が生じることとなる。また、水分に関連する損傷は、時間軸と言う要素を必要とする。

(A)硬質の粒状のゴミ(砂・残飯・金属屑)

(B)硬質の球状物(ゴルフボール・木片・金属片)

(C)重量物(椅子・机・電気製品)

(D)水分・水気と放置時間

これらのことから、フローリング面上から硬質の物体(砂・残飯・金属屑・ゴルフボール・木片・金属片等)を取り除くことやこれらが直接フローリング面に触れないことが損傷防止に役立つことが分かる。

要は、フローリング面の清掃、絨毯やカーペットの使用だ。ダメージを発生させる要素を断つことで、フローリングの傷や損傷を防止できる。また、室内の整理を行うことでフローリング面上にある物体に乗り上げることも無くなる。

更に、水気をフローリング上にこぼしたら、直ぐに拭き取る癖を生活習慣として身に着けることだ。これらを行うことで、不用意に発生していたフローリングのダメージ発生を予防できる。

見落としがちな傷の見つけ方

何はともあれ、損傷を発見できなければ修復には至らないので、修復の第一歩は損傷の発見であると言っても過言ではない。慣れていないとフローリングのダメージを見つけることが出来ないので、そのテクニックをご紹介しよう。

基本は、真上でなく斜め方向からフローリングを見ることだ。更に光源の位置(光の方向)も重要な要素で、目と同一側に光源を置いた方が傷の発見は容易となる。これは、フローリング表面に生じた傷の反射光を捉えることで傷と認識できるからだ。

火災保険でフローリングの修復費用がカバーできる

火災保険でフローリングの修復費用がカバーできる

前述の補修用材料をホームセンターで購入すれば、それ程の出費を伴わずに小さな傷を補修することができるが、部分的であっても損傷が深い場合や、フローリングを交換するような大工事であれば専門家に依頼する必要がある。

自分で補修を行うか、プロに依頼するかの目安は、損傷の長さが15cm以上、又は深さが1mm以上ある場合である。

この様な場合には多くの方は、自腹での修理費用を覚悟していることだろう。だが、この工事の費用が火災保険の適用を受けることができることもあると言えば驚く方も多いに違いない。

 だが、火災保険の適用を受けるには、幾つかの条件をクリアする必要がある。火災保険は、損害保険の個人向け住宅用保険の総称で火災のみならず落雷・台風・水害等の自然災害や事故に対応している。

最近の火災保険は、例えば基本的な災害として火災や落雷を適用災害とし、別途オプションで台風・洪水や突発的な事故を適用可能災害として組込むようなオーダーメイドの保険が増えている。

当然、適用可能となる火災保険に加入していることが前提の上で、火災保険が原則適用される条件を以下①-④に示す。これらに該当しない場合には、火災保険の適用は無いことになる。

①経年劣化(自然摩耗)でない

②施工不良でない

➂故意や過失でない

④地震・津波・噴火・原子力事故でない

例えば、不測かつ突発的な事故で破損や汚損した場合に補償される火災保険のオプションがある。事例としては、リビングのレイアウト変更をしていた時に食器の収納棚を倒してフリーリングを傷つけた場合は、その修復費用は補償される。

火災保険を活用して修理を行う際のポイントは、腕が良いだけでなく「火災保険申請に対しても多くの実績がある工事会社」を選ぶ事である。どのような工事会社であっても申請が通る資料を作成できるというわけではない。

まとめ

フローリングの美観を保つには、事前の準備と使用中のメンテナンスの程度に依存する。別の言い方をすると手間を掛ければ、それの見返りとしてダメージが少ない新築時のフローリングが存在していることになる。

フローリングをぞんざいに扱い張替えを繰り返すより、無垢材のフローリングのダメージを小まめに補修して美観を保つ方が時間の重みがその価値を醸し出す。そのためには本稿を熟読して実践して欲しい。

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【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

建築業界での経験を活かしたWEBメディアを運営。内装工事マッチングサイト「アーキクラウド」創業者。WEBコンサル事業、コンテンツ販売事業にも携わる。Facebookお友達申請大歓迎です。その他WEB集客、自社メディア構築、ビジネスモデル構築に関するコンテンツは公式サイトより。

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