玄関ドア交換の価格を全て公開!費用を抑える取り替え方法を徹底解説

玄関ドア交換の価格を全て公開!費用を抑える取り替え方法を徹底解説

玄関ドアが傷んでいても交換せず、そのままにしているなら非常に危険だ。

玄関ドアは毎日使われ負荷がかかるため、損傷は時間と共に確実に進行していくからだ。

そこで費用を抑えながら玄関ドアを交換する方法を、建築のプロである一級建築士が徹底的に解説する。

ドアのタイプ別の費用相場や、火災保険を使って最小限の自己負担額でドアを取り替えるテクニックなど、交換に役立つ情報を全てお伝えしている。

状態が悪化し玄関ドアによる被害が起きる前に、ぜひお読み頂き早急に交換を行って頂きたい。

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傷んだ玄関ドアは非常に危険

傷んだ玄関ドアは非常に危険

傷や凹み、反り、動きの悪さなどといった、損傷や劣化が進んだ玄関ドアを使い続けることは非常に危険だ。

隙間やひび割れがあれば風が入り込み、暑さ寒さが増すだけでなく冷暖房の効率が落ち、電気代や燃料費が浪費をしてしまう。

また隙間風が土や砂を室内に運び込み、部屋中を汚し面倒な掃除を増やされることになる。

そして開閉に不具合があれば急に動いて通る人に大怪我をさせ、鍵がしっかり締まらなければ不審者の侵入を許し、住む人に重大な危害をもたらす恐れもあるだろう。

玄関ドアの不具合は決して見た目などの軽い問題ではなく、大きな被害の原因となる緊急事態であるとぜひ捉えて頂きたい。

 

2:カバー工法で取り替えて費用を抑える

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費用を抑えながら玄関ドアを交換するなら、古いドア枠に新しいドア枠を被せ、扉のみを交換する「カバー工法」がお勧めだ。

ドア交換と言うと両側の壁や床タイルを壊して全てを新しくする工事を思い浮かべるかもしれないが、それでは非常に高額な工事費がかかってしまう。

しかも工事中の数日は玄関ドアが無い状態が生まれ、無防備なまま過ごさなければならない。

しかしカバー工法であれば1日で工事が終わり、しかも周囲を壊しての全交換に比べ非常に安価なため、多くの方がこの方法を選んでいる。

大工事になるイメージの玄関ドアの交換を、気軽に行えるものにしてくれるカバー工法は、非常にお勧めの手段だと言えよう。

 

2-1:玄関ドアのタイプ名を確認

玄関ドアの価格相場をお伝えする前に、主な玄関ドアのタイプ名をご紹介する。

このタイプによってドア本体の価格が変わるため、ご希望のタイプを確認した上でこの後の相場を見て頂きたい。

  • 開き戸

 

・片開き

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・親子

(左側のガラス入りの縦長部分も開く)

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・片袖

(左側のガラス部分は開かない)

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・両袖

(両端のガラス部分は開かない)

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・両開き

●引き戸

・引き戸

・2枚建

・2枚建

・4枚建

・4枚建

 

カバー工法の価格相場

それではカバー工法の価格相場をご紹介しよう。

ご希望のドアタイプの相場に、下記の工事費と取り外したドアの処分費の相場を合計したものが、総額の価格相場となる。

工事費の相場50,000円〜
処分費の相場20,000円〜

 工事費は既存のドア形状や枠の状態、壁や床に損傷の有無などによって大きく変わる場合がある。

また現状と異なるタイプに変更する場合は追加の工事費がかかるため、相場ではなく個別に専門業者に見積もりをしてもらう必要がある。

気になる方は専門業者へ相談し、正確な見積もりを取ることをお勧めする。

 

  • ドア本体の価格相場

 ・開き戸

開き戸
タイプ価格相場
片開き140,000円〜
親子ドア180,000円〜
片袖150,000円〜
両袖170,000円〜
両開き270,000円〜

・引き戸

・引き戸
タイプ価格相場
2枚建160,000円〜
4枚建250,000円〜

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マンションもカバー工法で交換可能

マンションもカバー工法で交換可能

分譲マンションの玄関ドアもカバー工法で交換が可能であり、価格相場は上記の「開き戸」の本体価格相場と工事費、処分費を合計したものとなる。

また既存ドアの形状や枠、壁や床の損傷などによって工事費が変わるのも同様だ。

ただし分譲マンションで注意して頂きたいのが、個人の判断でドア交換が出来ない場合がある点だ。

多くのマンションでは玄関ドアの外側は共用部分となっており、工事の可否はもちろんドアのデザインや防犯防火性能などに制限があり得る。

また築年数によっては玄関ドアの全戸交換が計画されていることもあるため、時期によってはリペア業者による補修でつないでおく手もある。

このため交換を検討する際は必ず管理組合に確認し、無駄が無いように計画をして欲しい。

 

玄関ドアを新しくするメリット

玄関ドアを交換は確かに費用がかかる工事だが、現在付いているものから機能が大きくアップするため、見た目だけでなく使い勝手や便利さも改善してくれる。

ここでは得られる代表的なメリットをお伝えするので、ぜひご理解の上で交換を検討してみて欲しい。

 

暑い寒いを改善する断熱性能

以前からの住宅の断熱性重視の流れに伴って、玄関ドアの断熱性能も大きく向上してきた。

このため15年以上経過している玄関ドアを交換した場合、冷暖房のランニングコストはもちろん、体感する暑い寒いも劇的に改善することができる。

特に玄関ホールで感じる冬場の寒さの差は非常に大きく、玄関内で応対する来客が多い方などには代えがたいメリットになるだろう。

 

住む人の安全を守る防犯性能

住む人の安全を守る防犯性能

近年最も求められている機能と言えば防犯性能である。

一昔前では考えられなかったような犯罪が多発する現代では、住まいにおいても自己防衛が必要だ。

最新の玄関ドアは鍵のピッキング対策は当然として、こじ開け対策ロックや防犯ガラスなど様々な機能が選べるようになっている。

特に玄関からの侵入原因の約7割を占める「鍵の閉め忘れ」を防ぐ自動施錠は、人気の高いカードキーや指紋認証などの機能の一部になっており、ぜひ検討したいオプションの一つだ。

これらの防犯性能を高めるだけでも、玄関ドアの交換は意味があると言えるだろう。

 

掃除の手間を減らす気密性

掃除の手間を減らす気密性

玄関ドアを交換すると気密性能が良くなって隙間が少なくなり、暑さ寒さだけでなく土、砂ぼこりの侵入も防いでくれる。

このおかげで靴脱ぎのタイル上はもちろん、上がった玄関ホールの床や下駄箱の上に積もる土や砂の掃除から開放されることになる。

また床上に積もった砂で床に細かな擦傷ができるのも防げるため、美観を保ちメンテナンスの費用も抑えてくれる。

さらには隙間から寒さや外の音が入ってこないなど、玄関ドアを交換して気密性を高めることは、住み心地に多くのメリットをもたらしてくれるだろ。

 

DIYで玄関ドアの取り替えは困難

DIYで玄関ドアの取り替えは困難

DIYで玄関ドアを交換するとしたら、現在付いているものと同じ製品の扉が入手できれば可能ではある。

ただし取り付けには専用の工具と、開け閉めでは感じないが扉は想像以上の重さがあるため、大人二人以上の人手も必要になる。

さらに年数が経っているとその重さでネジ穴や枠が変形していることも多く、新しい扉を取り付けた後に、ロックがしっかりかかり隙間が無いようにする微調整の知識と技術も必要だ。

もしこれらに足りないものがあるようなら、現実には自分で玄関ドアを交換するのは難しい。

今ついている古い玄関ドアの処分も任せられるので、専門業者に任せた方が確実で安全に交換できることになるだろう。

 

室内ドアのDIY交換

室内ドアのDIY交換

室内ドアは枠と扉がセットになっているため、今の物と同じ扉が購入できれば交換が可能だ。

また扉は大人一人で十分に運べる重さであり、取り付けは持ち上げて蝶番軸にはめ込むだけなので大きな支障は無いだろう。

特に丁番が左右と奥の位置を調整するネジが付いている3次元タイプのものなら、取り付け後の微調整も可能なので、年数が経って歪みが出ていても問題は無い。

一方で同じ扉の購入ができないなどで枠ごと交換したい場合は、一般の方には正直難しい作業となってしまう。

枠を取り付ける柱などは精密な垂直になっていないため、間に調整材を挟みながら扉に合うよう枠を取り付けるのだが、どの位置にどれくらいの厚みで挟むかはある程度経験を積まないと判断できないからだ。

頑張って挑戦しても枠を付けたり外したりを繰り返して、ネジ穴や枠を痛める恐れもある。

枠から交換する場合は初めから専門業者へ頼んだ方が、最終的に出費を抑えられることをご理解頂きたい。

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交換せずリペア業者に一新してもらう

Before

Before

After

After

もしドアの表面に傷があったり、部分的に具合が悪かったりするだけなら、交換をせずリペア業者(補修屋)に補修してもらう方法もある。

リペア業者とはドアに限らず壁や床など、住まいのあらゆる場所にできた、傷や汚れを跡形もなく消してしまう補修のプロフェッショナルだ。

しかも傷ついた部分だけに作業をするため、交換に比べると非常に安い価格でドアを一新することができる。

ドア全体が劣化しているなら交換がお勧めだが、部分的な傷や汚れが気になるだけなら、大いに検討する価値はあるだろう。

参考にドアの傷のDIY補修方法と、リペア業者(補修屋)について紹介した記事があるので、一度ご覧になってみて欲しい。

・ドアの傷を自分で直す!かんたん修理方法とその費用を徹底解説!

https://shufukulabo.com/door-kizu-repair-0312

 

安心できる専門業者の選び方

安心できる専門業者の選び方

残念だが専門業者の中には立派な宣伝文句とは裏腹に、粗悪な工事を行い代金を支払ったら音信不通になってしまう者がいる。

そういったトラブルに遭わないためには、依頼相手の実績や評判をしっかりと事前に確かめることが大切だ。

例えば自社サイトで過去の工事の事例を紹介していたり利用者の声なども見られたりするようなら、どのような仕事への取り組み方をしているかが客観的にわかるはずだ。

逆に金額のことや自社のメリットばかりアピールしているような業者は、一見魅力があるように思えるが工事の実態が不透明と言える。

依頼先を検討する際は必ず、実際の工事や利用者の姿が見えるような相手を選ぶようにしよう。

 

火災保険でドア交換の費用を抑える

火災保険でドア交換の費用を抑える

玄関ドアの交換費用を抑えたいのであれば、加入している火災保険を確かめてみよう。

現代の火災保険は火事だけでなく、台風のような自然災害や盗難等、様々なアクシデントによる住宅の被害を補償する、住まいの総合保険になっており、玄関ドアの損傷も条件が合えば交換費用を補償される可能性があるからだ。

まずはその適用条件を解説するので読んで頂き、利用可能であれば補修を依頼する業者選びの注意点にも目を通して頂きたい。

 

火災保険でドア交換をできる条件

火災保険でのドア交換の補償は、損傷の原因が「不測かつ突発的な事故による汚損・破損」によるものであれば適用される。

これは例えば家具を運んでいてぶつけてしまったり、お子さんがおもちゃを投げつけたりなど、突発的で予想外のことで壊れた場合を指す。

あるいは台風で物が飛んできてぶつかり壊れたなどは「風災」となり、やはり補償される可能性がある。

いずれも発生した原因や日時がはっきりしている必要があり、ドアの機能に支障が出ていると補償されやすい傾向があるが、その他にも保険ごとに条件が設けられている。

まずは保険加入時の書類や証券に目を通し、それでもわからないようなら保険会社に直接問い合わせ、適用の条件と損傷を照らし合わせてみるようにしよう。

 

保険で交換を頼む業者の選び方

保険を使って交換を行う場合は、保険利用の実績が豊富な専門業者に依頼するようにしよう。

補償を受ける際は保険会社に損傷の原因や現在の状況を正確に伝えなければならないが、これは保険で交換を行った経験が十分でないと難しい手続きになり、最悪の場合補償を拒否される恐れがあるからだ。

当たり前だが損傷が保険の適用条件に当てはまるか判断するには、ドア交換とは別の知識が必要であり、それが十分でないと間違った申請を保険会社にしてしまう。

申請の不手際で保険が使えないのでは、今まで支払ってきた保険料が無駄にしてしまうため、依頼する専門業者の保険利用の経験をしっかりと確認するようにして欲しい。

 

まとめ

まとめ

傷んだ玄関ドアをそのままにしておくのは、状態の悪化により人に怪我をさせたり防犯の役目を果たさなくなったりするため、非常に危険だ。

現在はカバー工法による安価な交換が普及しているため、相場を確かめながら急いで交換をしてもらうようにしよう。

新しい玄関ドアは外観がきれいになるだけでなく、断熱性や防犯性能に優れ大きなメリットをもたらしてくれる。

残念ながらDIYでの交換は難しいが、安全で確実に設置するのであればやはり専門業者へ任せた方が安心だ。

もし火災保険が使えるようなら最小限の自己負担で交換することもできる。

ぜひ早急に交換を行い、大切な住まいの玄関を安全で快適な状態に戻してあげて欲しい。

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【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。

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