ドアクローザーが止まらない!調整と取り付け方法を全て教えます

ドアクローザーが止まらない!調整と取り付け方法を全て教えます

玄関ドアの上にある、閉まるスピードを調整してくれるドアクローザーに不具合があるなら、大至急直さないと非常に危険だ。

開いたところで止まらなかったり早く閉まり過ぎたりする症状は、日々の開け閉めにより確実に悪化し、ある日突然閉まって人に大怪我をさせかねない。

そこで今回はクローザーの調整を行い、不具合を直す方法を、建築のプロである一級建築士が詳しく解説する。

工具1つで初めての方でも簡単に元通りにできるだけでなく、交換すべきかどうかの見極めとその方法まで詳しくお伝えしている。

ぜひ最後まで目を通して頂き、早急に安全な状態に直すため役立てて頂きたい。

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ドアクローザーの不具合を直さないと危険

ドアクローザーの不具合を直さないと危険

ドアクローザーの不具合は、出入りができるからと放置せずすぐに対処すべき問題だ。

頻繁に使うドアならクローザーには常に力が加わり続けるため、初めは大した事のない不具合でも、急にドアが閉まって怪我をする人が出るかもしれない。

また早めに対応していれば調整で済んだものが、悪化によってクローザーの交換となっていしまい、思わぬ出費を強いられる可能性もある。

さらに余計な力がドア本体にもかかっていれば修理の範囲が広がり、最悪ドアの交換にまで発展しかねない。

クローザーの不具合は必ず早めの対応をし、思わぬ被害を未然に防ぐようにして頂きたい。

 

不具合は調整ネジで直せる

不具合は調整ネジで直せる

クローザーの不具合は、開閉のスピードが早すぎたり遅すぎたりすること、そして開いた位置で止まる角度がずれたり止まらなくなったりすること、が代表的だ。

いずれも工具一つで簡単に直すことができるので、それぞれを詳しくお伝えしたい。

 

閉まるスピードが早すぎ・遅すぎ

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ドアの閉まるスピードはクローザー本体の側面にあるネジを回して、下記の三段階の開閉スピードを調整する。

三段階の開閉スピードを調整

通常2〜3個のネジがあり各ネジ横に刻印された数字が調整範囲を示している。

3個タイプは刻印数字が上記の速度範囲の数字と一致しており、2個タイプは①で第一速度、②で第二速度と第三速度を調整する。

ネジは時計回りに回すと閉まるスピードが遅くなり逆に回すと早くなるが、わずかな回転でも効果が大きいため、少しずつ回していくのがポイントだ。

 

最後で閉まらない・急に閉まる

最後で閉まらない・急に閉まる

ドアが閉まる最後(前項の図の第三速度の部分)で閉まるのが止まってしまったり、逆に急に閉まったりする場合は、調整弁のネジで速度を加減する。

ネジが3個のタイプなら③、2個タイプなら②と刻印のあるネジを回すが、特に2個タイプは少し回しただけで大きく変化する製品があるため、慎重に調整するようにしよう。

また前項で述べたように一つのネジで第二速度と第三速度の調整を兼ねており、双方が丁度よい速度を根気よく探る必要があるので、作業時間は多めに取っておこう。

 

ストップ角度の調整

ドアが開いた状態でストップさせる角度を変えるにはストップ装置を調整する。

リンクとアームと呼ばれる棒状の部品の根元や、ジョイント部分の厚みのある部分がストップ装置だ。

ストップ装置には外装式と内装式があり、外装式であれば調整が可能だ。

 

外装式ストップ装置

外装式ストップ装置

リンクのジョイント部分から出ている角があるような金属板がカムだ。

同じ外装式ストップ装置でもカムが出ているかいないかで調整の手順が若干異なる。

A:外装式でカムが出ている場合

A:外装式でカムが出ている場合

①ドアを全開まで開く

②ストップ装置のネジを緩める

ストップ装置のネジを緩める

③ストップさせたい位置までドアを閉じる

④ストップネジを締める

⑤ドアを開閉してカチカチ音がしないかチェック

音がするならジョイント内のセレーションという部品が噛み合っていないので

ネジを一旦緩めジョイントを揺すって③から再度行う

⑥最後にドアを閉めた状態でストップネジを再度締める

B:外装式でカムが出ていない場合

上記①は行わず、ストップさせたい位置まで開いてから上記②以降を行う。

C:開いたところでストップしない

ストップ装置があるのに開いたところで止まらない場合は、ストップ装置のネジが緩んでいるか、そのジョイント内にあるセレーションがしっかり噛み合っていないことが考えられる。

この場合も「A:外装式でカムが出ている場合」を行えば解消される可能性がある。

 

内装式ストップ装置

リンクの根元やリンクとアームのジョイントにストップ装置がない場合は、クローザー本体内に隠れている内装式であり、外からは角度調整ができない。

また内装式には調整自体ができない製品もあるため、角度を変えたい場合は交換を視野に入れつつ専門業者に相談するようにしよう。

 

ストップ装置がない場合は注意

外見上ストップ装置が無く、しかもドアを開いてもストップしない場合は、ストップ装置が内装式で壊れているか、元々ストップ装置のないクローザーであることが考えられる。

内装式が壊れている場合は交換することになるが、賃貸の場合は防火の法規制でストップ装置のないクローザーを付けていることが考えられ、勝手に交換する訳にはいかない。

いずれのケースに当たるかは一般の方では判断が難しいため、こちらも専門業者に確認してもらったほうが確実である。

 

こんな状態なら交換しよう

こんな状態なら交換しよう

ドアクローザーは頻繁に使う場所だと劣化が非常に早く、数年で調整ではなく交換が必要な場合も出てくる。

ここでは交換すべき目安を具体的に解説する。

 

油圧式クローザーの油漏れ

クローザーの中には油圧装置が入っており、その反発力で扉が急に閉まるのを防いでいる。

ところが劣化や故障でその油が漏れてしまうと、扉が速いスピードで閉まる危険な状態になっていく。

残念ながらドアクローザーのほとんどのメーカーで内部の部品を販売していないため、修理は難しくクローザーごとの交換となる。

安全のためにも油漏れがあった場合は早急に交換するようにして欲しい。

 

調整してもすぐに戻ってしまう

前項でご紹介した各調整を行っても、すぐに元に戻ってしまうようなら早急に交換を検討しよう。

すぐに戻るということは内部の損傷か部品の劣化に原因があり、重い症状である可能性が高いからだ。

症状が悪化していると閉じる速さが急になったり、開いて止めておいたはずがいきなり閉まったりと、ドアを使う人に大怪我をさせかねない。

何度調整しても元に戻ってしまう場合は、大きなトラブルになる前に交換をするようにして欲しい。

 

調整ネジが1個のタイプ

数は少ないが調整弁が1個のドアクローザーがあり、これは調整が非常にデリケートで適切なスピードにすることが難しい。

そのため閉まるのが早すぎたり開いたところで止めても動いてしまったりと、危険な状態で使われているケースが見受けられる。

さらにこのタイプは一世代以上前に主流だった製品のため、現在では劣化による不具合も多い。

安全にドアの開け閉めを行うためにも、調整弁のネジが1個のタイプは早急に交換をするようにして欲しい。

 

ドアクローザーの交換方法

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ドアクローザーには古いものと同じ製品ではなくても交換できる商品がある。

この後ご紹介するメーカーのように同じネジ穴位置の現行品を用意していたり、多少位置が違ってもアジャストできるよう調整機能が付いている製品もあったりする。

対応状況をしっかり見極めれば作業はそれほど難しくないので、ご自身でも交換は可能なので積極的に交換をしてみて欲しい。

交換手順

①既存のドアクローザーを一度取り外し、ドアとドア枠にあるネジ穴位置を正確に測る。

②交換商品の説明書きをしっかり読み、ネジ穴位置が対応範囲内か確認する。

商品によっては対応できないクローザーの形状や、別売りの金具が必要になる場合などがあるので、しっかりと確認する。

また安価なものはストップ角度が調整できないものもあるので、必要な方はしっかり確かめよう。

③説明書きに従い新しいクローザーを取り付け、必要であれば前項を参考に閉まる速度やストップ位置を調整し完了。

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主要メーカーの特色

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ドアクローザーを交換する際の参考に主要メーカーの特徴をご紹介しておく。

現在取り付けてあるドアクローザーのメーカーは本体側面か、無ければ裏面(ドアに接している面)に刻印されていることが多いので確認してみよう。

・リョービ

ドアクローザーに現在主流のアルミ製を初めて導入した日本のトップシェアメーカー。

同社の古いドアクローザーなら同じネジ穴位置で交換できる現行品が用意されており、さらに他メーカー製品のネジ穴位置でも調整して取り付けできる汎用品も販売している。

・Newstar

日本初のドアクローザーを製造した日本ドアーチエック製造株式会社のブランド。

こちらも旧製品と同じネジ穴位置の現行品が用意されている。

・MIWA

鍵では日本のトップシェアメーカーだが、2021年3月にドアクローザー製造から撤退することが発表されている。

部品も在庫限りとなるため使用されている方は早めの交換をお勧めする。

・NHN(旧ニッカナ)

2009年2月に解散し通常のドアクローザーにおいては継承会社がなく、アフターケアや部品供給は行われていない。

不具合があるようなら別メーカー製品への交換となる。

・トステム

トステム製の扉に付いているドアクローザーは、純正品と上記のMIWA製のものが混在している。

MIWA製が使われている場合は早めの交換がお勧めのため、現在付いている製品のメーカーを確認しておこう。

 

専門業者へ頼むべき症状

専門業者へ頼むべき症状

ドアクローザーは正確に寸法を測れれば自分で交換も可能だ。

しかしドアの取り付け面やリンクを固定するドア枠が破損しているようなら、専門業者に任せるべきだ。

ドアやその枠の補修は専門業者でないと技術的に難しく、しかもその部分の固定強度は安全性に関わるため、安易な日曜大工で取り付けるのは非常に危険だ。

この場合は必ず専門業者に相談するようにし、もしドア本体も老朽化しているならその交換も含めて検討した方が、長い目で見て安心と言えるだろう。

 

火災保険で格安に修理しよう

火災保険で格安に修理しよう

ドアクローザーやドア本体に損傷があるようなら、加入している火災保険が使えるか確認して欲しい。

現代の火災保険は火事だけでなく、台風による風災や、盗難による破損など、住まいの被害を幅広く補償する総合保険になっている。

今回のドアクローザーやドア本体の損傷が「不測かつ突発的な事故による汚損・破損」という補償対象に該当すれば、修理費用の一部が支払われる可能性がある。

これはうっかり人がドアにぶつかってクローザーを壊してしまったり、ドアを傷つけたりした場合などに補償されるものだ。

その原因や発生した日時がはっきりしているなど適用されるにはいくつかの条件があるため、一度保険証券や加入時の書類などを確認し、それでも不明の場合は保険会社に直接問い合わせてみよう。

 

まとめ

まとめ

ドアクローザーの不具合は放置すれば悪化するだけでなく、人に怪我をさせる恐れもあるため早急に対処する必要がある。

不具合の多くは工具一つで、自分で調整できるため、深刻な事態になる前にぜひ直して頂きたい。

ただしクローザーを取り付けているドア本体やドア枠が傷んでいる場合は、クローザーを調整したり交換したりするだけでは、安全に使い続けることはできない。

長い目で考え通る人が安全にドアを使えるように、必ず専門業者へ相談をするようにして欲しい。

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【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

建築業界での経験を活かしたWEBメディアを運営。内装工事マッチングサイト「アーキクラウド」創業者。WEBコンサル事業、コンテンツ販売事業にも携わる。Facebookお友達申請大歓迎です。その他WEB集客、自社メディア構築、ビジネスモデル構築に関するコンテンツは公式サイトより。

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