室内ドアの焦げ補修費用相場を徹底解説!DIYの格安修繕法も公開

室内ドアの焦げ補修費用相場を徹底解説!DIYの格安修繕法も公開

ドアが焦げてしまったのを放置しておくと時間と共に削れていき、割れや剥がれを引き起こすため、早急に補修を行うべきだ。

そこで補修を依頼する参考にして頂くため、建築のプロである一級建築士がドアの焦げを直す費用の相場を詳細に解説する。

さらに格安に修繕できるDIYの方法や、火災保険で自己負担を最小限にするテクニックなども詳しくご紹介しているので、ぜひ最後までご覧になって欲しい。

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ドアの焦げは大至急直すべき

ドアの焦げは大至急直すべき

ドアにできた焦げは時間が経つごとに崩れていき、さらには周囲に割れや表面の剥がれを引き起こす。

当然補修の費用は高額になっていき、状態が悪ければドアの交換にまで発展する恐れもある。

しかもその部分は硬く鋭利なささくれになり、触れる人に怪我をさせる危険性もあるため、決して見た目だけの問題では済まされない。

ドアの焦げは大きな出費や被害を起こす可能性が高いため、大至急直すべき損傷であると知っておいて頂きたい。

 

ドア補修の費用相場

ドア補修の費用相場

ドアの焦げを補修依頼する参考にして頂くため、補修費用の相場をご紹介する。

金額は焦げの大きさや深さ、化性シートなら表面材が変形や剥がれを起こしているかなどで変わってくるが、専門業者へ頼む上での判断材料にはなるはずだ。

ただし賃貸のアパートやマンションでの費用は、これよりもさらに高額になる恐れがあるため注意をして欲しい。

借りる人の情報不足につけ込み、非常に割高な費用を請求する大家や管理会社が存在する。

そのため以下を参考にした上で、事前に他の専門業者でも見積もりを取るなど対策を講じておくと良いだろう。

焦げの程度技術費用相場
10センチ以内の表面焦げ40,000円〜
10センチ以上の表面焦げ60,000円〜
焦げが深い・表面材が熱で浮いている場合80,000円〜
ドアの交換80,000円〜

※材料の新規取り寄せ費や出張費がかかる場合は別途となる。

※交換は扉のみの交換で枠はそのまま利用。材料費・工事費・廃材処分費までを含む

 

DIYで焦げ跡を修繕する

焦げの補修費用を格安に抑えられるDIYの修繕方法をご紹介しよう。

道具は全てホームセンターやネットショップで手に入るものばかりであり、作業もじっくり取り組めば不慣れな方でも十分にできるものになっている。

焦げが悪化してしまう前に積極的にトライをしてみて欲しい。

 

まず室内ドアの素材を確認

まず室内ドアの素材を確認

補修をする上で重要になるのがドアの素材で、これによって補修の方法や注意点が変わってくる。

以下に代表的な素材を3種類簡単にご紹介するが、一般の方が見た目で判断するのは難しい。

わからない方は建築時の仕上表や仕様書などで確かめてから補修を行うようにしよう。

・無垢材

一枚の木の板で作られており、他の2種と比べ表面を深く削って補修することができる。

・突板

薄い木の板を貼り合わせて作らており、ある程度削ることはできるが表層は1mm未満と薄いため限界がある。

・化粧シート貼り

木目が印刷された樹脂シートや樹脂加工をした紙が貼られている素材で、基本的に削ることは難しい。

 

焦げが浅ければ削りと塗装で補修

焦げが浅ければ削りと塗装で補修

まず焦げが浅く表面に焦げ色が付いただけの場合の補修方法を素材ごとにご紹介する。

 

無垢材、突板の場合

焦げを触ってもざらつきが少ないなら、サンドペーパーで軽く削り塗装で補修が可能になるが、突板の場合は削りを慎重に行おう。

手順

①焦げの周りに四角くマスキングテープを貼り、余計なところに傷がつかないようにする。

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②焦げ部分に盛り上がりがあり、どうしても気になるようなら240〜320番辺りの細い目のサンドペーパーでゆっくりと削る。

焦げを深くまで削る必要はなく、盛り上がりを平坦にするだけなので過度に削りすぎないよう注意する。

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③一度濡れ雑巾で削りカスをしっかり拭き取り、2〜3時間程度乾燥させる。

④乾燥後に塗料の付きを良くするプライマーを塗る。

スプレータイプは取扱いが楽だが、マスキングの外に付いてしまうとツヤが変わってしまうので、布に一旦吹き付けてから塗装面に塗る。

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⑤塗装を行う。

補修用のペンタイプが一般の方には塗りやすくお勧めだ。

色が薄い商品の方が塗り重ねながら色の濃淡を調整しやすく、また複数色を重ねて周りの色に合わせていくこともできる。

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焦げの範囲が広い場合はマーカータイプが作業は早いが、色が濃く出るので目立つ仕上がりになりやすく注意が必要だ。

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化粧シートの場合

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化粧シートはサンドペーパーをかけてしまうと表面がボロボロになってしまうので、基本は削らないで塗装のみを行う。

盛り上がりが気になりどうしても削りたいなら、上記よりさらに細かい300〜400番辺りで軽く撫でるようにサンドペーパーをかけ、その後上記の③〜⑤を行う。

 

無垢の深い焦げはパテも使える

無垢の深い焦げはパテも使える

素材が無垢で焦げが深かったり表面が炭化して崩れていたりするなら、削ってからパテを盛り塗装することで修復できる。

手順

①焦げの周りに四角くマスキングテープを貼り、余計なところに傷がつかないようにする。

②粗目のサンドペーパー150番辺りをかけ大まかに均していくか、焦げが深いようなら最初は彫刻刀を使うのも良い。

この後パテを盛るので細かい目で滑らかにする必要はなく、むしろざらつきが残っている方がパテの付きが良い。

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③濡れ雑巾で削りカスをきれに拭き取り、2〜3時間程度乾燥させる。

④パテを盛っていくが、種類によっては乾燥後に凹むものもあるので、少し多めに盛った方が仕上がりでの凹みを防げる。

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⑤240番→300番→400番と徐々に細い目のサンドペーパーで削り滑らかにしていく。

ただしあまり滑らか過ぎると周りの木目のざらつきと違って違和感が出てしまうので、様子を見ながら程良いところで止めておく。

⑥濡れ雑巾で削りカスを拭き取り、乾燥したらプライマーを塗る。

スプレータイプはマスキング外に付かないよう布に吹き付けてから塗る。

⑦塗装を行う。

前項で紹介した補修ペンを使っても良いが、少し慣れた方なら一般の塗料を使っても良いだろう。

調色もしやすく広い面も塗りやすいので、覚えておくと後々他の補修でも使えて役立つ。

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リメイクシートで隠してしまう

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最も簡単に焦げを消すならリメイクシートと呼ばれる模様替え用のシートがお勧めだ。

焦げ隠しで切り取って貼っても良いし、ドア全面に貼れば部屋のイメージチェンジにもなる。

事前に無垢材や突板なら台所用中性洗剤で、化粧シートならプラスチック対応の脱脂クリーナーでしっかり拭き、ドア表面をきれいにしておくと貼り付きが長持ちしてくれる。

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ただし似た製品でフローリングの補修用シールもあるが、こちらは貼り付きが強く剥がした跡が残る可能性がある。

一時的に隠して後でしっかり補修したい場合や賃貸での使用は避け、はがすことが前提のリメイクシートを貼るようにしよう。

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現行品なら交換も可能

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ドアが現行品で同じものを売っていたり、代替え製品が出ていたりするなら扉を交換してしまうのも一つの方法だ。

特に化粧シートのドアであれば3万円程度から手に入り、重症な焦げを補修で直すより安く済むケースもある。

枠が生かせるなら持ち上げて蝶番の軸に差し込むだけなので、交換作業は一般の方でもそれほど難しくはない。

ドア全体に痛みがあるならなおのこと、部分的に直すより交換してしまった方が経済的でお勧めである。

 

専門業者へ任せるべきケース

ドアの焦げの条件や状態によっては自分で直さずプロに任せるべきケースがある。

もし自分で直し始めて上手くいかなくなってから専門業者へ補修を依頼すると、それまで行ったDIY補修部分を剥がす手間代などの余計な費用がかかる恐れもある。

以下の条件に当てはまるようなら、最初から専門業者へ相談してしまった方が安く確実に直ることを覚えておいて欲しい。

 

きれいに直したい場合

きれいに直したい場合

これまでご紹介してきた補修方法は、残念ながら焦げを目立たないようにするのが精一杯であり、直したことがわかってしまう状態になる。

プロと一般の方の最大の違いはここにあり、特にこの後ご紹介する補修屋でレベルの高い者になると、直したことが全くわからないように仕上げることも可能だ。

人を通すような玄関ホールやリビングのドアを直した方や、将来住み替えで売却も視野に入れている方は、DIY補修をした後に結局プロに再補修を依頼するケースが多い。

仕上がりを優先するドアなら、初めから専門業者へ相談した方が、費用も時間も無駄がないだろう。

 

熱で変形した化性シート

熱で変形した化性シート

熱で焦げだけでなく膨張や剥がれなど、変形もした化粧シートドアを補修するなら専門業者へ任せるべきだ。

変形した化粧シートを直すには部分や全体で貼り直す必要があり、専門的な知識と経験と道具が必要になる。

例えプロであっても非常にレベルが高い補修になり、一般の方が行うことはほぼ不可能だ。

変形部分を剥がしてそこだけ塗装をすることも不可能ではないが、仕上がりは想像以上に汚らしく、すぐさま交換したくなるだろう。

安易にDIYを行い結果的に時間や費用が無駄になる典型的なケースのため、専門業者へ任せた方が出費を抑えることに繋がる。

 

賃貸のドアを自分で直すのは危険

賃貸のドアを自分で直すのは危険

賃貸アパートやマンションのドアの焦げを自分で直すのは最も危険だ。

冒頭でお伝えした通りDIY補修では直したことが確実にわかってしまい、しかも焦げを隠そうとしたと貸主側にかなり悪い印象を持たれてしまうからだ。

こうなると退出時に部屋中を隅々までチェックされることになり、余計に原状回復費用がかかってしまう危険性がある。

賃貸での焦げを作ってしまったなら、確実に焦げを消せる補修屋のようなプロを手配することを検討しても良いだろう。

※物件によっては借りた側での業者手配を禁じている場合もあるので、必ず規約を確認してリスクを理解した上で検討しよう。

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ドアの焦げを直すなら補修屋がお勧め

Before

Before

After

After

ドアの焦げを直した跡がわからないように消したいのなら、補修屋という専門業者がお勧めだ。

補修屋とはドアはもちろん床や壁、窓など、住まいの様々な場所にできた傷や汚れを見事に消し去ってしまう、リペアのプロフェッショナルだ。

しかも傷んだ部分だけに絞って作業を行うため、交換などに比べ非常に手頃な価格で直すことができる。

以下に補修屋の技術の高さがわかる動画があるのでご紹介する。

ぜひ一度ご覧いただき、焦げを完全に消したいのであれば、相談してみることをお勧めする。

 

補修屋の費用相場

補修屋への依頼を検討する参考に、その技術費用相場をご紹介しよう。

金額は焦げの大きさや素材の状態によって変わってくる点はご了承頂きたい。

正確に知りたい方は、メール写真を送ると無料見積もりをしてくれる補修屋もあるので、試しに依頼してみると良いだろう。

また焦げ以外のドアの損傷の相場も合わせて記載しておくので、もしあるようなら一緒に頼んでみてはいかがだろうか。

焦げの程度技術費用相場
10センチ以内の表面焦げ30,000円〜
10センチ以上の表面焦げ40,000円〜
焦げが深い・表面材が熱で浮いている場合60,000円〜
表面の浅い傷15,000円〜
ひび割れや凹み25,000円〜
剥がれや穴35,000円〜

※材料の新規取り寄せ費、出張費などがかかる場合は別途

 

腕の確かな補修屋の見分け方

腕の確かな補修屋の見分け方

補修屋へ依頼をする際に気を付けて欲しいのが、どの補修屋でも焦げを完璧に消せる訳ではないということだ。

きれいに傷などを消すためには豊富な知識と十分な経験が必要になるが、残念ながらそのレベルに達していない補修屋も存在する。

そういった未熟な補修屋に頼んでしまえば、直した跡がわかる仕上がりになってしまい、プロに頼んだ意味はなくなってしまうだろう。

そのような補修屋に当たらないようにするには、例えば自社サイトで過去の補修事例を写真付きで多数紹介しているなど、腕を目で確かめられる相手に頼むことが重要だ。

決して言葉だけの「高い技術」「豊富な実績」に惑わされないよう注意をして欲しい。

 

火災保険でドアの焦げを格安で直す

火災保険でドアの焦げを格安で直す

ドアの焦げをなるべく安く直したいのであれば加入している火災保険を確かめてみよう。

火事でなくても使えるのか?と思うかもしれないが、現代の火災保険は台風による自然災害や盗難被害など、住まいの様々な損害を補償する総合保険になっている。

もし今回の焦げも条件が合うようなら、その補修費用を保険で支払えるかもしれないのだ。

以下にその適用条件や補修を頼む業者選びの注意点をご紹介するので、補修業者を手配する前にぜひ目を通して頂きたい。

 

保険が適用になる条件

保険適用の条件としては、例えばうっかりストーブを置いて焦がしてしまったなど「不測かつ突発的な事故による汚損・破損」という事項がある。

損傷の発生した原因や日時がはっきりしており、傷んだ箇所の機能に支障が出ていると認められやすいなどいくつか条件があるが、これが適用されれば補修費用が、保険金が支払われる。

またドアに限らず壁や床に重い物をぶつけたりお子さんがおもちゃで付けたりした傷があるなら、同様に補償される可能性があるため一緒に保険利用を検討しても良いだろう。

まずは保険加入時の書類や保険会社に問い合わせるなどして、保険適用の条件を確認してみよう。

 

賃貸では借家人賠償責任担保特約

賃貸では入居時に加入した家財の火災保険に「借家人賠償責任担保特約」が付いていれば、焦げの補修費用を保険で支払える可能性がある。

これは借りた部屋を傷つけ貸主から損害賠償を求められた際に、その費用を補償してくれるものだ。

特に賃貸の補修費用は高額になりがちでトラブルも非常に多いため、こちらも加入時の書類などで確認してみることをお勧めする。

 

保険で修理を依頼する業者の注意点

保険で修理をする場合は、依頼する業者の保険申請実績をしっかり確かめるようにしよう。

保険申請では損傷原因が補償条件に合うことを保険会社に正確に伝えなければならず、経験の少ない専門業者が行ってしまうと失敗する恐れがあるからだ。

当たり前だが補修と申請の技術は全く別であり、いくら評判の良い専門業者でも申請実績が少なければ確実に保険が使えるとは限らない。

申請の不手際で保険が使えないのでは、今まで払ってきた保険料が無駄になってしまう。

保険での修理を頼む際は必ず申請実績の豊富な専門業者を選ぶようにしよう。

 

まとめ

ドアの焦げは放っておくと削れや剥がれ、割れを起こし、修理費が高くなるだけでなく人に怪我をさせる恐れもある。

こういった事態になる前に、可能であれば積極的にご紹介したDIY補修で焦げを直して頂きたい。

しかしきれいに直したかったり賃貸であったりと、初めから専門業者へ任せた方が安心なケースもある。

特に腕の立つ補修屋であれば見事に焦げを消してくれるため、価格以上の満足が得られるだろう。

火災保険の活用も確認し極力出費を抑えながら、仕上がりの良い焦げの補修をして頂きたい。

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【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。

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