ドアのガラス交換方法を教えます!修理の値段やDIY法も徹底解説

ドアのガラス交換方法を教えます!修理の値段やDIY法も徹底解説

住まいのドアに付いているドアが割れたりヒビが入っていたりするなら、大至急交換をするべきだ。

割れたままのガラスは人に怪我をさせる恐れがあり、さらに玄関であれば泥棒の侵入を簡単に許してしまうだろう。

そこでドアガラス交換の費用相場、そして自分で修理をする方法まで、建築のプロである一級建築士が詳しくお伝えする。

もちろん損傷やドアの状態によっては専門業者に任せるケースもあるためその判断基準、そして災保険を使ってプロの交換を格安で実現するテクニックもご紹介している。

ぜひ最後までお読み頂き、早急にドアを安全な状態に戻すために役立てて頂きたい。

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ドアのガラス破損を放置するのは危険

ドアのガラス破損を放置するのは危険

ドアに取り付けられているガラスが割れているなら、それは急いで直すべき緊急事態だ。

鋭利なガラスは触れる者に大怪我をさせる恐れがあり、場合によっては取り返しのつかない傷をその人に負わせる危険性もある。

それは住む人だけでなく訪れた友人知人、玄関なら宅急便や地域の人など、ガラスに人が触れる多くの人に被害が及ぶ可能性がある。

現代は使用者責任が厳格に問われることもあり「気を付けてくれると思っていた」では済まされない時代だ。

さらに玄関のガラスが破損していれば泥棒にとって格好の標的となり、防犯の面からも大変危険な状態だと言わざるを得ない。

ドアのガラスは大きな被害を生む前に、大至急直すべき状態だと改めて認識をして頂きたい。

ガラス交換の費用相場

ガラス交換の費用相場

参考までにドアガラスの交換費用はどれくらいか、相場をご紹介しよう。

以下の料金には工賃と古いガラスの処分費を含むが、ガラスの大きさによって金額は変動する。

また別途ドア本体の補修や加工費、出張料などがかかる場合もある。

交換するドア費用相場
リビングドア5,000円〜
玄関ドア(シングルガラス)30,000円〜
玄関ドア(網入りや複層ガラス)40,000円〜
浴室ドア40,000円〜

金額で注意したいのが古いドアに多い特殊なガラスで、彫り込みがあったり四角以外の円形などであったりは、特注になり高額な費用がかかる。

現在は画像とサイズを測ってメールをすれば概算の金額を教えてくれるガラスショップもあるので、一度相談してみると良いだろう。

また玄関ドアの割れは防犯上心配なため、即対応してもらいたいという方も多いと思うが、早朝や深夜の対応となることもある。

この場合別途割増料金がかかる業者もあるので、依頼の際は確認するようにして欲しい。

ドアのガラスをDIYで修理する方法

ドアのガラスの中には自分で交換できるケースもあるのでご紹介する。

ただしガラスは本来、扱いに注意しないと大変危険なものであることを忘れてはいけない。

作業を行う場合は慎重に作業を行うようにし、安全に配慮をしながら行って頂きたい。

リビングドアのガラス交換

リビングドアのガラス交換

リビングドアのガラスを交換する場合はサイズを測るところから始める。

まずドアにガラスを固定している「押し縁」と呼ばれる部材のビスを緩めて取り外す。

ガラスは押し縁で押さえられているだけなので、外した途端に落ちてこないよう注意しよう。

ガラスは押し縁で押さえられているだけなので、外した途端に落ちてこないよう注意しよう。

その上でガラスショップに縦、横、厚みなどと写真を送り、見積もりを送ってもらう。

小さめで透明や単なる曇りガラスなら手頃な値段で入手できるが、凝ったデザインだったり大きめのサイズだったりすると高額になることもある。

残ったガラスとデザインを揃えたい場合は仕方がないが、シンプルなデザインのガラスに全交換をしてしまった方が安価に済むこともあるので、ショップと良く相談しよう。

金額に納得したら注文をし、届いたらガラスをはめて押し縁を固定すれば完了だ。

ビスを締める際、年数が経っていると押し縁が固くなっていて割れてしまうことがあるので、丁寧に行おう。

お風呂のドアのガラス交換

お風呂のドアのガラス交換

お風呂のドアの場合は、ガラスを入手できれば交換自体は不可能ではない。

ガラス自体はメーカーでは部品販売をほとんどしていないが、リビングドアと同様に分解をしてガラスのサイズを測り、ガラスショップにオーダーをすれば入手できる。

ドアの構造はそれほど複雑ではないため、何かしらの工業製品を分解した経験のある方なら作業は決して難しくはない。

もし心配であればメーカーに問い合わせて製品図面を入手するか、分解の途中でこまめに写真を撮るようにし、元に戻しやすいようにしながら行うと良いだろう。

ただしお風呂のドア特有の危険性があるのでご紹介しておく。

まず年数が経っているドアだと素材の樹脂が硬化していたり、カルキで固着していたりすることがあり、分解作業中に枠を割ってしまう恐れがある。

これは慣れた業者が行ってもあり得ることのため、慎重に作業をするようにして欲しい。

もう一点が比較的ガラスが大きく、しかもドア本体も古いものは重さがあるので、慣れていないと取り扱いが難しい。

このためガラスをはめたり組み立てたりする作業中に、ガラスを割ってしまうケースが比較的多い。

組み立て作業は二人以上で行うようにし、少しでも不安のある方は専門業者に任せた方が安全だろう。

玄関ドアはDIYでは困難

玄関ドアはDIYでは困難

玄関ドアのガラスを自分で交換するのは残念ながら難しい。

玄関ドアは構造が非常に複雑で分解が難しい上に、重量もあるためドア枠から外すことさえ簡単ではない。

しかも防犯や気密の性能維持の面から、専門業者やメーカーでないとガラスを外せないようになっている物が多く、安易に手を出すと破損の恐れもある。

そして玄関ドアは外部に面しているため、不十分な取り付けをしてしまうと隙間風や漏水、泥棒の侵入などの危険性も考えられる。

玄関ドアのガラス交換はそのリスクを考慮し、専門業者に任せるようにして頂きたい。

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専門業者に依頼した方が安心なケース

玄関ドアの他にも、条件によっては専門業者に依頼した方が安全であったり、結果的に安く済んだりするケースもある。

特に使う頻度の高いドアはガラスだけでなく、ドア自体の改修も視野に入れた方が使いやすさも大幅にアップする。

割れなどの解決だけでなく、長期的な視点での改善を検討してみてはいかがだろうか。

ドア本体も傷んでいる

ドア本体も傷んでいる

ドア本体も傷んでいるようならガラス交換だけでなく、その修理や交換を専門業者に相談してみよう。

ドアはしっかり仕切ってくれることが本来の役割だが、もし本体が古くなって隙間風や水漏れなどがあるのなら、一緒に直してもらった方が長い目で見れば出費は少なくて済む。

さらに本体が老朽化していけば、しっかりとガラスを固定できず落下する危険もあり、床や人を傷つけてしまうこともあるだろう。

またガラスを交換して新しくきれいになると、急に本体の古さや傷が目立つようになり、後日ドア自体の補修や交換を依頼する方も意外と多い。

もしドア本体も劣化しているようなら、ガラス交換と一緒に専門業者に補修などを相談することをお勧めする。

ガラスが大きい

ガラスが大きい

リビングドアのガラスやお風呂のガラスでサイズが大きいものは、DIYを避けた方が安全だ。

ガラスはオーダーすれば様々なサイズのものを作ることができるが、大きいだけ取扱いは難しくなり割ってしまう可能性が高くなるからだ。

割れれば大きいぶん高かった出費が無駄になり、さらには怪我も大きくする恐れもある。

また大きなガラスはドアにしっかりはめ込むのも簡単ではなく、隙間が空きガタつきや隙間風、水漏れが起きる可能性がある。

せっかく高価な大きなガラスを用意しても、しっかりした施工ができなければ宝の持ち腐れだ。

大きなサイズのガラスを交換する場合は、安全としっかりした取付けを優先し、専門業者に任せるようにして欲しい。

ドアの種類を変えたい

ドアの種類を変えたい

もしドアの使い勝手に不満があるなら、ガラスの交換を機にドア自体を入れ換えたり、種類を変えたりしたらいかがだろうか。

例えば古いお風呂のドアは押して開く扉式が主流だが、現代は老後のバリアフリーを考え引き戸にするお宅も増えている。

入り口の幅が広がり、さらには浴室内で人が倒れて助けようとした時に、ドアが当たって開かないというトラブルを防ぐことができる。

逆にリビングの入り口が引き戸の場合、古いお宅だと本体が無垢材でできていて非常に重く、年配の方には開けにくいものがある。

これをレールと共に現在主流の複合材を使った軽量なものに変えてあげると、空け閉めがとても楽になり、老後の使い勝手も非常に良くなる。

住まいは現在だけでなく、体力の低下や宅内での事故のことを考えて改修していくべきであり、実際そうする方が増えている。

ガラス交換をきっかけにドアという毎日使う部分をまずは変えてあげることを検討してみてはどうだろう。

賃貸でのDIY交換は避ける

賃貸でのDIY交換は避ける

賃貸でドアのガラス交換をしようとしているなら、高額出費に繋がる可能性があるため避けるようにしよう。

費用を安く抑えようと考えてかもしれないが、ガラス交換の際にドア本体や床を傷つけるかも知れず、さらに費用がかかる恐れがある。

特に古いドアは痛めた部品の再調達が難しいことが多く、最悪ドア本体の交換になりかねない。

またガラスを落とした時の床の傷は非常に深いため、床の張替えに発展することもあり得るだろう。

これらは当然費用の全額を負担する羽目となり、ガラス交換の金額とは比べ物にならない位高額だ。

賃貸では自分でガラス交換を避け、専門業者に任せた方が余計な出費を招かずに済むと言えるだろう。

※賃貸では借り主側で専門業者を手配できない規約になっている物件もあるため、しっかりと確認しリスクを考慮した上で、自分で手配するかを判断しよう。

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安心できる専門業者の選び方

安心できる専門業者の選び方

ガラス交換や住まいの補修などの依頼先をネットで検索をすると、数多くの業者が見つかる一方で、不良業者によるトラブルの話しも目にする。

残念ながらそういった業者が存在するのは事実であり、被害に遭わないようにするには自己防衛をするしかない。

ここでは安心して修理を任せることのできる専門業者の選び方をお伝えする。

アフターケアがしっかりしているか

アフターケアがしっかりしているか

家の補修は一見無事に終わっても、時間が経ってから不具合が出ることがある。

温度変化による材料の収縮などである程度仕方のないことだが、そこで大切になるのは工事後のアフターケアだ。

例え工事が終わって代金を支払っても、不具合があればしっかりと対応してくれる業者もいれば、残念ながらアフターケアは儲けにならないと真面目に対応しない業者もいる。

そういった悪質な業者を避けるためには、飛び込みやポストにチラシが入っていただけのような業者は避け、名のしれた会社や信頼できるところからの紹介など、工事後も確実に連絡が取れる相手を選ぶことが大切だ。

しっかりと面倒を見てくれて、末永い付き合いができる業者を見つけることは、金額以上の価値があると言えるだろう。

工程をきちんと説明してくれるか

工程をきちんと説明してくれるか

工程とはどのような作業をどういった順番で行うかのことであるが、これをしっかりと説明しない業者は意外と多い。

しかし工程を説明することは、行う作業を依頼主に約束することであり、手抜きを未然に防ぐことにも繋がるため非常に重要だ。

例えガラスの交換でも工程を知ることで、見積もり通りの材料が使われるか、適正な作業が行われるかを確かめることができる。

しかしこの工程をあやふやにし、隙さえあれば行うべき作業や材料を省いて儲けを増やそうとする、ずる賢い業者も存在する。

依頼をする前に必ず工程の説明を求め、いい加減な回答の業者は候補から外した方が、いわゆるボッタクリを回避できることになるだろう。

実績が豊富で目で確認できるか

実績が豊富で目で確認できるか

ガラスの交換と聞くと専門業者なら出来は大差ないと思いがちだが、ガラスという鋭利で重量のあるものを取り扱うには繊細な作業が求められる。

もし雑な業者に頼んでしまうと床やドア本体に傷を付けられる可能性もあり、さらにはしっかりと取付けができずガタつきや隙間風が起きてしまうかもしれない。

そういったトラブルを避けるためには、依頼先の作業の実績を目で見える形で確かめることが大切だ。

例えば自社サイトで様々な補修の実例を画像つきで多数公開しているようなら、その腕も確かだろうし、工事に取り組む姿勢も期待できるだろう。

くれぐれも金額や宣伝文句に惑わされず、実績を確かめて相手を選ぶようにしよう。

火災保険で交換費用を格安にする

火災保険で交換費用を格安にする火災保険で交換費用を格安にする

ガラスの交換費用を格安に抑えるなら、ぜひ加入している火災保険を確認してみて欲しい。

現代の火災保険は火事だけでなく、台風などの自然災害や盗難による被害など住まいの様々な損傷をカバーする総合保険になっているため、ガラスの破損も条件が合えば補償される可能性があるからだ。

ではどのような場合に保険の対象となるのか、保険での修理を依頼する業者選びの注意点と合わせて解説する。

保険が適用になる条件

ガラス破損の原因が荷物を運んでいてうっかりぶつけてしまったり、お子さんがおもちゃを投げつけたりしたものなら「不測かつ突発的な事故による汚損・破損」に該当し補償されるかもしれない。

これは文字通り突然の事故でガラスが割れたりヒビが入ったりした場合に対象となり、発生した原因や日時がはっきりしている必要があるが、適用されるケースが比較的多い項目だ。

また台風や竜巻などで物が飛んできてガラスを痛めた場合は「風災」となり、やはり補償される可能性がある。

いずれも保険によって細かな条件が変わってくるため、まずは加入時の書類や保険証券を確認し、それでも不明な場合は保険会社に問い合わせてみると良いだろう。

保険で修理依頼する業者の注意点

保険を使って修理をする場合は、その破損の原因や現状を保険会社に正確に書類で伝えなければならない。

しかしこの作業は例え専門業者でも保険利用に不慣れだと難しいものであり、経験不足な相手に頼んでしまうと申請が却下されることがあるため注意が必要だ。

せっかく保険が利用できる損傷なのに手続きの不手際で補償されないのでは、今まで払ってきた保険料が無駄になってしまう。

万一のために入っておいた火災保険を十二分に活用するためには、依頼先の修理の腕前だけでなく、必ず保険申請の経験が豊富かを確かめた上で選ぶようにして欲しい。

 

まとめ

まとめ

ドアのガラスの破損はそのままにしていると、人に怪我をさせる恐れや防犯上の危険があり、大至急直さなければいけない。

リビングドアのように自分でも出来るところは、費用も抑えられるため積極的に交換をしてみよう。

一方で玄関ドアや、ドア自体が劣化している場合など、専門業者に任せた方が安全な場合もある。

特に賃貸の場合は自分でやることで逆に傷口を広げてしまう可能性もあるため、できる限りプロに頼むようにしよう。

もし火災保険が利用できれば最低限の自己負担で修理が行えるため、専門業者に依頼しない手はないだろう。

ドアのガラス交換は金額だけでなく、ぜひ安全で確実に補修できる方法を選ぶようにして欲しい。

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【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。

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