このサイトに辿り着いたということは、雹被害による修復の最良な方法や対策をお探しかと思う。
近年の異常気象が原因で、雹被害にあった人が多い中、雹被害による建物の損傷には火災保険が適用されるという事実を知っている方は実に少ない。
そこで、今回の記事はあなた自身でもできる雹被害を食い止める対策、そして雹が原因の損傷も火災保険で修復することができる方法をまとめている。
是非、最後まで読んで近年増加する雹被害に役立てていただきたい。
この記事読むことで理解できること
建物にダメージを与える雹の被害の実態
あなたは雹の被害を体験したことがあるだろうか。記憶に新しいのが2017年に東京周辺で発生した雹の被害である。
これらの被害の多くが、雹が直接あたる建物の外壁材、屋根材、窓などの開口部、そして車である。
では、どのような被害があるか下記を参考にしていただきたい。
外壁・屋根・開口部の破損
大きな塊となった雹が落下してぶつかると、かなりの衝撃を与える。もし、このような雹が建物に直撃すると跡が残ってしまう恐れがある。
外壁は外部から遮るものがないため、雹がぶつかるとサイディングの外壁材に大きな凹みが出来る可能性は高い。
また、凹みは出来なくとも雹の跡が付くケースは非常に多い。
屋根も外壁と同様に遮るものがないため被害を受けやすいと言ってもいい。
屋根は落下してくる雹に直接衝撃を受ける。衝撃を受けた屋根には雹のあとがくっきりと屋根に付いてしまっているだろう。
最悪のケースは屋根材が割れてしまう恐れもある。
雹の衝撃の強さがわかるのではないだろうか。
また、窓ガラスの被害も考えられる。
雹が窓ガラスに当たり、穴が空いて窓が割れてしまう可能性があり非常に危険である。
また車にも多大な被害を与える。
塊となった雹が車のボンネットに直撃すれば雹のあとがくっきり付いてしまう可能性がある。
当然車のガラスも割れる被害がある。
当然車のガラスも割れる被害がある。
さらに不幸なことに雹の被害はこの一次被害だけではなく二次被害も引き起こす。その二次被害の代表的なものも後述でまとめているので、確認していただきたい。
負傷の危険!人への被害と停電など生活の影響
雹の被害は建物や車だけに留まらない。大きな塊となって降ってくる雹は、怪我を被る危険や私たちの生活に支障をきたす影響があるのだ。上空からピンポン球ほどになった雹が落下してきて身体に当たる可能性もあり、実際に負傷者も出ている。
また、頭に直撃し意識を失う危険も十分に注意しなければならない。塊となった雹は負傷者や最悪のケースは死者を出す危険があるのだ。人的被害の他に、雹が原因して私たちの生活に支障をきたす可能性があることも把握しておかなければならない。
空から降る雹が、生活のライフラインとなる電線に直撃して切れてしまうなどの問題が引き起こされると大規模な停電が起こる可能性がある。このため雹災というものは、家の中にいれば大丈夫とは言えず、停電などのライフラインに影響が起きることもあると認知しておくことも重要だ。
雹破損部分からの二次被害
雹の被害は直接的な建物や車への一次被害ではなく、それが原因で起こる二次被害もある。むしろ、こちらの方が生活する上であなたに影響を与えることもあるので注意が必要である。
例えば、屋根に関して言うと雨漏りである。雨漏りは、天井からの水が落ちてくるだけではない。雨漏りが原因で建物の構造体に悪影響を及ぼし強度を著しく低下させる可能性がある。
また、人体への影響としては喘息やアレルギーなどが発生しあなたの健康を損なう恐れがある。
以前の記事でも雨漏りの悪影響について詳しく解説しているので、参考にしていただきたい。
【住宅損傷修復ラボ/雨漏り】
https://shufukulabo.com/category/%E9%9B%A8%E6%BC%8F%E3%82%8A
また、窓などの開口部の影響も大きい。わかりやすい例で言えば、割れた窓ガラス片により身体を切ってしまうこともあるだろう。
小さい子供がいればなおさら大問題である。そのガラス片で足の裏を切ったり、まだガラス片が危ないという認識がなければ手にとって遊ぶこともあるかもしれない。
さらに、万が一そのガラス片が血管内に入った場合はかなり危険な状態になる可能性が多い。
だからこそ、早急に対策を講じることが必須である。そのためにもまずは雹の特徴を知り予防意識を持つことを提案したい。
雹によるソーラーパネルの破損の不安と被害について
雹災によって屋根に損害を受けることを上記でお伝えした。そのことで屋根に損害を与えるのなら、屋根の上にのるソーラーパネルにも影響が出てしまうのではないかと思った方も多いだろう。
まず、結論から言うと、雹によってソーラーパネルが割れてしまうことはほとんどないと言える。ソーラーパネルは建築基準法で、地上15mの高さ、風速60mの風圧に耐えられるように設計がされていて、上面は強化ガラスが採用されている。
また、国内メーカーのソーラーパネルはJIS規格で1mの高さから直径38mm、重さ227gの硬球を落としても割れないように設計されることが求められている。積雪においては3cmの積雪まで耐えられるようになっているのだ。このためソーラーパネルはとても耐久性が高く、規格によって高い性能が求められているため、災害へのリスクは少ないと言えるだろう。
ただし、設備機器全般に言えることだが、絶対に破損しないとは言い切れない。ソーラーパネルは屋根の上にあるため目視で確認することも困難だ。もし不具合を感じたら専門業者やメーカーに点検してもらうことをおすすめする。また、ソーラーパネルは災害時の損害に補償してくれる損害保険がある。万が一のトラブルに備えるためにも、保険の加入はしておくほうがいいだろう。
雹の特徴を知り予防意識を持つ
では、様々な建物等に被害をもたらす雹であるが、その定義をまずは解説をしたい。
なぜなら、定義が不明確であれば、理解しにくいからである。
また、理解できたとしても間違った解釈をしている場合があるからである。
雹は直径5mm以上の氷粒であり、積乱雲(強い上昇気流によって作られる巨大な雲)から降ってくるものだ。
では、その5mm以上の氷粒(雹)をどのように予防をすればいいのだろうか。そこで、次の記事は雹の特徴とその予防方法をまとめている。
雹と霰の違いとはなにか?気象庁の用語説明を確認
雹に近いものが霰(あられ)だ。雹と霰の違いはしっかりと区別がされており、その違いは大きさによって区別がされている。雹と霰の違いを下記に記すとこうなる。
・雹は直径5mm以上の氷粒
・霰は直径5mm未満の氷粒
国土交通省気象庁は気象に用いる様々な用語を説明している。雨や雪などに関する用語や強さなども説明しているので、参考にしてもらいたい。
参考:国土交通省 気象庁「天気予報等で用いる用語」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kousui.html
また、落下する雹の大きさが大きくなるほど落下速も速くなるので、車や建物、人に直撃すると大きな被害を被ることもあり注意が必要だ。
霰は雹のように塊となって降ってこないから安全かというと、必ずしも安全とは言えない。霰が地面に積もると、地面が非常に滑りやすくなり転倒や車がスリップする危険がある。粒が小さいからといって油断は禁物だ。
雹が発生する原因
まずは雹が発生する原因を知っていただきたい。原因を知るからこそ対策ができるのである。先程も書いたが、雹は積乱雲から降ってくる。積乱雲の特徴としては、地面から雲の方へ上向きに非常に強い風が吹いており、その風に乗って地面の空気は空中へ移動する。
ではなぜ上向きに風が吹くかというと、温かい空気は冷たい空気と比較して軽いためである。つまり、上空の冷たい空気は下降し、地面の温かい空気は上昇するという現象が起こる。
その過程で、地面の空気は急に冷やされ氷の粒を作るのである。(地面と空中の温度差があるため)
つまり、積乱雲の中の至るところで同じように氷の粒が発生しているのである。そして、それらの氷の粒が互いぶつかりくっつきあう。
その結果、氷の粒の重さがだんだん重くなり上昇気流では支えきれなくなった氷の粒が地上に降りそそぐ。
これが、雹が発生する原因である。
ただし、地上の空気の温度が高いと地上へ降りそそぐ途中で氷から雨粒に変わることもある。
では、このような原因で発生する雹だが、どのタイミングで発生するのだろうか。そこで、次の記事では、下記をまとめている。
・発生しやすい時期
・発生しやすい地域
雹が発生しやすい時期・地域とは?北関東は多い?
雹が発生しやすい時期は春と秋にかけての5月〜9月であり、特に多いのが5月、6月である。
この原因は以下の2点である。
・気温
・積乱雲
春や秋は地表面の温度が温かいが、上空の温度は冬のように冷たいときがある。
この時に積乱雲が発達すると小さい氷の粒が上昇気流に乗り他の小さい氷の粒とぶつかりくっつきより大きな粒になる。
そして、その結果2cm以上の大きさになると、その氷の粒自身の重さを上昇気流が支えられなくなり地上に向かって落ちてくるのである。
本来はこの途中で氷の粒は雨に変わるのだが、そのままの形を維持して落ちてくることもあり、これを我々は「雹」と呼んでいる。
ちなみに、積乱雲を伴って起こる夕立が多い夏は、実はあまり降雹(雹が降ること)は起こらない。
なぜなら、気温が春や秋と比較して温かいため、氷の粒が降ってくる途中で雨になるからである。冬に関しては積乱雲が他の季節と比較しても発生が少ないため雹が降る機会がないからである。
また、降雹が多い地域に関しては、以下の通りである。
・北海道〜東北の日本海側
・北関東
である。
群馬県は県の中央部にある赤城山、榛名山(はるなさん)付近から利根川沿いに南東に雷雲が移動することが多く、鬼怒川、小貝川沿いにも見られる。主に雹が降るのは山の近くであるが、平野部でも降雹域をつくることがある。
2000年5月24日、群馬県北西部の上越国境付近から利根川沿いに移動してきた雷雲が平野部でさらに発達し、茨城県南部から千葉にかけて広範囲に雹を降らせた。被害は建物や自動車などに受け、茨城県取手市では30人が負傷、約1万7000世帯の窓ガラスが破損するなどの損害を受けた。
雹害の多い地域は福島の内陸域から北関東を経て長野、山梨に至る地域だ。雹が発生する5月から8月にかけての時期は、多くの作物の成育期に当る。茨城県の農業被害の発見件数は雹害が最も多い。
それ以外の地域、例えば西日本等では、積乱雲が発達し雷雨はあるが雹が降ることはめずらしい。
東京など関東各地で発生した5月4日の雹被害について
降雹は関東各地にも起きている。2019年5月4日関東甲信地方で大気の状態が不安定になり各地で激しい雷雨や雹が降っている。上空では3月並みの寒気が流れており、一方で地上は晴れた日差しが照りつけ気温が上昇し、地上と上空で大きく気温差が生じていた。
地上と上空の気温差が40℃を超えると大気の状態が不安定になると考えられており、2019年5月4日の気温差はそれを大きく上回り急速に雨雲に発達したと見られる。
東京や神奈川、埼玉など関東甲信や静岡の広い範囲で雹や霰の目撃情報があり、屋根や道路に積もったところもある。東京都府中市内では直径3〜4cmの雹が降った。
では、このような5mm以上の氷粒(雹)が降るとなるとどのように対策すればいいのだろうか。
そこで、次は雹被害を軽減させるためのあなた自身でできる対策を紹介したい。
自分でできる雹被害の対策
ここでは雹の被害を防ぐためのあなた自身でできる対策を紹介する。
予備知識を付けることによってあなただけでなく、あなたの家族や資産を守ることにもつながる。
是非読んで参考にして行動につなげていただきたい。
天気予報に着目し外出を避ける
まず、原因にも書いたように雹は積乱雲から降ってくる。よって、天気予報を確認し積乱雲が発生しそうな時間帯をチェックするようにするとよい。
そして、その時間帯はできるだけ外出を避けるようにすればいいだろう。
ただ、そうは言っても毎回天気予報を意識してチェックできる人は多くはない。
そこで、積乱雲が発生する予兆を下記に記している。
このような状況になったら外出は控えたほうが無難である。
・あたりが急に薄暗くなってきた
・巨大な濃いグレーの雲が近づいてきた
・雷が見えたり聞こえてきたりしてきた
・肌寒い空気が急に吹いてきた
まずは他の何よりもあなたの身を守ることを第一に考えるべきである。
なぜなら、雹はそれ自体もかなりの重さを持っているため、高速で頭などにあたると大きな怪我をする恐れがある。
もしあなたが仕事中や外出先で雹が発生した場合は、カバン等で頭を守り速やかに建物へ避難することを強くおすすめする。
建物の雹対策
雹の被害でもっとも多いのが開口部への被害である。
つまり、窓ガラスのことである。
では、その対策だが基本的には台風対策が有効と考えられている。
具体的には、積乱雲から発生する雨風が強くなってきたら、即座に雨戸やシャッターを閉めることをおすすめする。
また、家に雨戸やシャッターがない場合、またはあなたが外出していた場合もあるだろう。そのときは、カーテンを閉めることをおすすめする。
なぜなら、雹の影響を受けて窓ガラスが割れたとしても、その破損したガラスが部屋の中に飛び散らないようにすることができるからである。
天気予報を見て怪しそうな天候の場合はカーテンを閉めて出かける方がいいだろう。
その他の対策としては、家の1階で窓の無い部屋に移動するというのも効果的である。命より大切なものはない。
命を失わないためにも、まずはあなた自身が安全な場所へ移動することをおすすめする。
車等は屋根のある場所へ移動
事前の天気予報で積乱雲が発生することがわかっていれば、車庫やカーポート、屋根がある建物へ移動しておくことをおすすめする。
もし車庫にシャッターがあるなら必ず閉めることを心がける。
なぜなら、凄まじいスピードで上空から降ってくるその氷の粒が車に当たれば、車の表面に多くの傷や凹みができてしまうからだ。
だが、家の敷地に車庫や近隣に屋根付きの建物がない人もいるだろう。そういう人は厚手の毛布などで車全体を覆いかぶせることをおすすめする。
もちろん、雹の大きさによっては上記の対策でも被害が出てしまうこともあるが、何もしないよりはマシである。
厚手の毛布が雹の衝撃を和らげ、被害を最小限に食い止めることができるだろう。
外出中や車の運転中の時の雹対策
雹の被害は外出中に起きる可能性もある。もし外へ出かけている時に雹が降ってきた場合は、落下してくる雹に当たり怪我をする可能性があるため注意が必要だ。万が一、雹が降ってきたら身を守れるもので身体をかばい建物の中に入るなど安全な場所へ移動すること。
これは車を運転している時も同じことが言える。雹により車体を傷つけるどころか、運転にも支障をきたし非常に危険である。雹が降った場合はなるべく速やかに屋内駐車場に避難することをおすすめする。
また、もし避難できそうな駐車場が見つからない場合は、落ち着いて状況を確認し、交通状況を考慮して道路の左側に寄せ停車すること。車を停めるところがないからといって、無理に運転を継続しようとしないことが大切だ。
雹が降る時は大気が不安定な状況にある。雹以外にも豪雨となっている可能性もあるため、道路の冠水にも注意しておこう。道路が冠水してしまい車が立ち往生する事例もある。自治体が公開しているハザードマップで浸水の起きやすい地域を確認しておき、冠水しそうな道は避けることが大事だ。
ただ、こういう対策をしたにもかかわらず、建物や車が被害に合うこともあるだろう。実は、建物に関して言うと火災保険で修理することが可能である。
では、次の項目ではその火災保険の対象となるものやその申請方法等を解説していきたい。
雹の被害を修理できる火災保険とは
雹の被害は実は火災保険で修理できる対象である。
だが、雹で被害にあったすべてのものが対象とは限らない。
そこで、まずは雹の被害にあった際、火災保険で修理できる物と修理できない物を解説してみたいと思う。
対象となるのは建物・家財
火災保険で修理できるものは建物と家財である。
ただし、ここで注意が必要だ。
それは、火災保険の契約内容が、「風災、ひょう(雹)災、雪災」も補償の対象としている必要である。
そして、実際の被害の写真をカメラで撮影し保存しておくことも火災保険で修理を受けるために有効な手段である。
修理にかかった修理費用の見積書や契約書も同じように写真で撮影し保管しておくといいだろう。
また、雹の被害が起こってから保険金請求までが3年以上経過したものは保険の対象外となるので注意が必要である。
ただ、この3年以上経過したという意味は3年以内に被害に合った場所を修理する必要があるということではない。
3年以内に「保険会社に問い合わせをする」というものである。
例えば、2年11ヶ月経ったとしても保険会社に電話をするだけでこの要件を満たすことになる。
よって 、まずは保険会社に電話して問い合わせることをおすすめする。
対象外のもの・支払われない場合とは?
では、次に火災保険で修理できないものを紹介したい。
それは、上記で記した建物と家財以外である。
なお、火災保険は契約する保険によって特例が敷かれている場合もあるので契約時によく補償内容を確認しておくこと。「対象となるケース」と「対象とならないケース」については詳しく把握し、損害が起きる前に保険内容を見直すといいだろう。
補償されると思っていた損害が補償対象外、もしくはそもそも保険に加入していないという事態になる可能性もあり、修理するお金は全額自己負担になるので注意しよう。もし、ご興味があれば下記の記事に火災保険について詳しく解説している。良ければご参考にしていただきたい。
<内部リンク:大損する前に知ってほしい!台風による災害は火災保険で補償される>
https://shufukulabo.com/fire-insurance-typhoon
<内部リンク:水漏れ事故も火災保険が適用される?5分でわかる保険活用の話>
https://shufukulabo.com/fire-insurance-and-water-leaks
<内部リンク:雪害の火災保険活用方法!6つの事例と申請・請求の方法を徹底解説>
https://shufukulabo.com/setsugaihoken
車に被害を受けた時の保険は車両保険・保険料には注意
よくある相談は「車は火災保険では直すことができるか」という相談があるが、車(マイカー)は家財に含まれないため、残念ながら火災保険では直すことができない。車を修理するときに使う保険は車両保険だ。任意の自動車保険に車両保険を付けていた時は補償が受けられる。
車両保険を付けていれば、保険金額を限度に免責額を引いた修理費用が補償される。損害がひどい場合は全損となって設定した保険金額が支払われる場合もある。こういった車両保険も加入しておけば、損害を受けた時の修理費用も全額自己負担とならずに済む。
ただし、車両保険は、保険を使用した翌年に等級が上がり保険料が高くなる可能性があるので注意しておこう。
では、次に雹被害を修理するための火災保険の申請方法を解説する。
申請から修復までの流れ
まずは保険会社に問い合わせをして補償を受けることが可能かどうか確認する必要がある。
もし補償を受けることが可能であれば、その申請書類を送付してもうらように段取りする。
書類に必要事項を記入して指定されている場所へ提出する。
その後、保険会社が第三者機関へ依頼し書類の内容の審査を行い、支払い金額を決定しあなたに連絡をする。その後指定口座にお振込みがあるので確認する。
以上の内容を完結にまとめると以下の通りである。
1.保険会社に問い合わせの電話をして必要書類を送ってもらう。
2.申請書類と状況報告書を作成し、修理の見積書と一緒に保険会社へ送付する。
3.鑑定人の報告と申請書類をもとに審査が行われる。
4.審査が承認されると補償額が決定し修理に取りかかる事ができる。
申請で最も重要なポイントは、損傷の原因が雹(自然災害)であることを保険会社へ的確に伝えなければ申請は下りない点だ。
その為の申請書類の作成は素人では難しく、建築の専門的な知識や工事の経験はもちろんのこと、自然災害と損傷の関係について熟知した専門業者でなければ行えない。
火災保険を利用して修理を行う際は、必ず保険の申請実績が豊富な工事業者に調査や申請、工事をお願いすることが重要である。
では、実際に火災保険を申請し修復できたケースを紹介しよう。
火災保険で修復できた実例を紹介
ここまで読んだとしても、やはり「雹の被害が火災保険で修理できるか?」と半信半疑かもしれない。
そこで、実際に修理した人の声をまとめたのでこちらも合わせて読み参考していただきたい。
実例1:雹が降ってきて窓ガラスが割れた
”夕立から急に雹が降ってきました。
急いで自宅に戻ると、雹が窓ガラスを直撃していました。
危ないので1階に降り雹が降り終わるのを待って確認したら、2階の窓の一部が割れていました。
最近、火災保険で雹の被害は修理できると聞いていたので、迷わずに火災保険をかけている会社に電話しました。
修理費用を火災保険で補うことがわかり安心しました。
その後、実際にかかった費用全額を火災保険で支払ってもらえました。”
実例2:カーポートの修理も火災保険で直せました
”去年のことです。
仕事をしていたときに雹が降ってきました。
家が心配ではありましたが、仕事中のためそのまま作業をすすめました。
その後家族から、カーポートにゴルフボールぐらいの大きさの穴があいていると連絡がありました。
ですが、火災保険会社に確認をすると補償対象ということでした。
保険会社に問い合わせてよかったです。”
実例3:雹の直撃を受けて瓦が割れていました
”2年前に突然の雹に被害にあい本当にびっくりしました。
恐る恐る屋根に登って確認すると、瓦の一部が割れてしまっていました。
ただ、幸い火災保険で修理できるとは聞いていたため、すぐに保険会社へ問い合わせしました。
その後丁寧に申請方法の説明をしてくださり、スムーズに申請をすることができました。
調査の結果、瓦の破損は全額火災保険で修理することが可能でした。
今まで保険はなかなか支払われない物という考えでいましたが、すぐに金額を受け取ることができました。
大変助かりました。”
当サイトでは様々な火災保険の事例を公開している。もし良ければご参考にいただきたい。
<内部リンク:修復ラボ 保険適用事例>
https://shufukulabo.com/category/jirei
<内部リンク:修復ラボ お客様の声>
https://shufukulabo.com/category/%e3%81%8a%e5%ae%a2%e6%a7%98%e3%81%ae%e5%a3%b0
保険活用の修復はまずは実績豊富な専門業者へ相談
雹の被害で火災保険が適用になり修理できるのか不安になるだろう。
そういうときは、迷わずに1度専門家に相談することを強くおすすめする。
なぜなら、真摯に向き合ってくれる専門家なら、きっとあなたの相談から火災保険で修理可能な内容を見つけてくれるだろう。
もし修理できる内容が見つからなかったとしても、新しい知識が1つ増えることになるので損するような内容にはならないはずだ。
火災保険で雹被害を修理することはあなたの合法であり、あなたの正当な権利である。
是非勇気を持って相談してみてはいかがだろうか。
株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士
一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。