フェンスの修理費用はいくら?補修方法や価格を徹底解説

フェンスを修理!補修方法や価格を徹底解説

住居でもっとも外部に近く一番目に付くのがフェンスである。フェンスには居住環境を保護するための重要な機能がある。

アルミ、鋳型、木製、樹脂製などの種類があるが、修理を自身で行う場合、業者に頼む場合など修理の方法や価格を理解しておくことは重要である。

ここではフェンスの種類や特徴を説明し、簡単なDIYの方法と種類ごとの修理方法・修理価格についてお伝えする。フェンスの修理についての理解を深める一助になることを意図している。

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フェンスの役割と重要性

フェンスの役割と重要性

住宅に設けられるフェンスは、現在では玄関や駐車場などを開放的にデザインするオープン外構、セミオープン外構が主流となっている。これらは建物の周りを囲むわけではないので、開放的で広々とした印象を与えるが問題もある。その問題とはプライバシーの確保や防犯性などがとりにくい事だ。

フェンスを設ける役割とは

・防犯性

・隣地との境界線

・プライバシーの確保

・建物とのデザイン性

などがある。

フェンスを設置する事で自分の敷地の境界をはっきりと示す事ができる。そのため不法侵入を防ぐ事ができ、不法侵入があった場合は退去を命じられる。

また、隣家の窓が向かい合っている場合や道路から視線が入る場合はプライバシーが阻害されるので、視線を遮るためにフェンスを設置する事で解消ができる。フェンスに使われる素材はアルミや鋳物、木製など種類が豊富にありデザイン性が高くなっている。建物の外観としてもフェンスのデザインは重要な要素となっている。

敷地を区切る境界線とは

敷地を区切る境界線とは

敷地の境界はどこからなのか、どこを確認すればいいのか、と疑問に思われるかもしれない。敷地の境界がどこからなのか確認する時は敷地の端側、若しくは土地に面している道路側にある境界標を見て確認する事ができる。

境界標はコンクリート製、金属製などで作られており地面に埋まっている。古いものだと土がかぶって見つけにくい場合があるので慎重に探す事が大切だ。

境界標の見方は、境界標の中心を基準に敷地の境界が分けられている。フェンスを設置する場合は、この境界標を基準に設置され、境界線の中心にフェンスを設置する場合や境界線の内側に設置する場合などがある。

境界線の中心にフェンスを設置する場合は隣家との共有物となるためフェンスを設置する費用など折半になる。また、どんなフェンスを設置するのか、予算はいくらかなど隣同士で話し合って決める必要がある。

フェンスを境界線の内側に設置する場合は、その敷地内の人の所有物となるため自由に選ぶ事ができるが、もちろん設置する費用やメンテナンス費用は自己負担になる。

フェンスの設置は近隣トラブルにつながりやすいので、例え自分の敷地内に設置すると言っても近隣と揉める可能性がある場合は、近隣の人と話し合って理解をもらってから工事を行う事が望ましいだろう。

一例ではあるが、どちらも敷地内にフェンスを設置するフェンスの二重設置で対応している住宅もある。ただし二重設置は、互いのフェンス間の隙間が狭くなり、メンテナンスがしづらく、フェンスの間に生えてしまった雑草を取り除く時も難しくなるので注意して欲しい。

フェンスの種類と特徴

フェンスの材質や形状には種類があり豊富なデザインがメーカーで販売されている。それぞれ材質によって特徴が異なるので、ここでポイントを掴んでいただきたい。では、フェンスの種類と特徴について紹介する。

アルミフェンス

アルミフェンス

アルミ形材は耐久性に優れ軽量である。また商品バリエーションが豊富であり、価格もそれほど高額ではない。シンプルデザインが多いが、デザインの組み合わせも多く、個性的なデザインのものも多くある。

□アルミフェンスのメリット

耐用年数が長い

デザインラインナップが豊富

□アルミフェンスのデメリット

・強度がそれほど高くない

・素人には加工が難しい

木製フェンス

木製フェンス

柔らかな印象の木製のフェンスである。デザインを問わず洋風から和風まで対応が可能。最近は手入れがしやすい人工木のものが主流である。

□木製フェンス種類

・ソフトウッド

10年以上前はほとんどがソフトウッドであった。腐りやすいことが認識され、腐食しにくい方法が研究された。最先端技術で、高耐久性防腐処理が施されたソフトウッドも登場している。

ハードウッド

赤道直下で育った広葉樹で、堅木とも呼ばれており、20年以上腐らない。セランガンバツー、イペ、クマル、アマゾンジャラ、ウリン、イタウバなどがある。

樹脂木・人工木

天然木に擬した工業製品である。メンテナンスが楽で腐りにくい。木粉とプラスティック樹脂で作られたものや樹脂のみで作られたものがある。

□木製フェンスのメリット

木製なので質感が良い

・金属より施工しやすい

□木製フェンスのデメリット

腐食してしまう

メンテナンスに手間がかかる

鋳物フェンス

鋳物は、複雑な形や模様をつくることができる。曲線を用いた装飾性の高いものが多いが、シンプルなデザインも増えてきている。

鋳物フェンス

□鋳物フェンスのメリット

型材よりデザイン複雑なデザインが可能

・高級感がある

□鋳物フェンスのデメリット

・鉄などのものは錆びてしまう

・定期的なメンテナンスが必要

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樹脂製フェンス

樹脂製フェンス

木製フェンスの弱点である腐食を樹脂製のフェンスは克服している。メンテナンスの手間が少なく、デザイン性に優れている。

樹脂製フェンスのメリット

メンテナンスフリー

・ラインナップが豊富

・デザイン性に優れる

□樹脂製フェンスのデメリット

・木製より高い

・熱による伸縮がある

スチール製フェンス

スチール製フェンス

メッシュフェンスは多く普及していて建売住宅や公園、公共施設に使われるほどシェア数が多いスチール製の強度の高さとメッシュ状の形状による耐衝撃性にも優れるばかりか、ニッパーで切断ができるため現場調整が容易だ。ただし、視線を遮る形状ではないためプライバシーの確保がとりにくいデメリットがある。

スチール製フェンスのメリット

費用が安い

・加工性が容易で施工がしやすい

・強度、耐衝撃性に優れる

・メッシュ状なら可視性が高い

スチール製フェンスのデメリット

・視線を遮ることができない

・多少錆びやすい

フェンスの形状

デザイン傾向はシンプルモダンが流行である。格子、メッシュといったシンプルなものが洋風でも和風の外観でも好まれている。

メッシュタイプ

生垣と組み合わせがしやすいタイプでデザインが軽快であり、境界を明示するために設置されることが多い。

ルーバータイプ

斜めに角度をつけたルーバーで、風を取り込むことができ、視線を遮るようになっている。

竹垣タイプ

樹脂などで竹の風情を再現し、耐久性を高めもので。和風住宅で多く使われている

パネルタイプ

半透明のパネルであるポリカーボネートなどを用いたもので光を取り込み視線を遮ることが可能。

格子タイプ

縦格子や横格子、井桁格子などがあり、格子やすきまの幅でプライバシーの確保することができる。斜めの格子はラティスフェンスと呼ばれる。

フェンスの選び方の注意点 高さ・採光・風通しがポイント

フェンスの選び方は下記の点をポイントとして選んで欲しい。

・フェンスの高さ

・風通しや採光がとれるか

・デザイン性

フェンスの高さは大人の視線が入らない高さに設定する事が大切だ。一般的に180cm以上200cm前後を目安に設定するといいだろう。また、ブロック塀の上にフェンスを設置する場合の高さは、ブロック塀+フェンスの高さで180cm以上になるようにするといい。

ただし、フェンスの高さは外からの視線を遮る事ばかりに意識を向けないで、敷地内側から見た時の事も考慮する事が大切だ。フェンスが高く敷地内側からの視界が狭く感じると圧迫感が出てしまうので、このような場合はフェンスの高さを低く設定するといいだろう。フェンスの高さは住居人の身長によって感じ方が変わるので専門の業者に相談して決めていく事をお勧めする。

採光や風通しの良さもフェンスを選ぶ時に重要なポイントとなる。フェンスが高すぎるのと同じように採光が取れない事や風通しが悪くなるフェンスだと暗く圧迫感が出てしまう。

その他に圧迫感はフェンスの色も関係してくる。黒やグレーなど重い色を使うと全体の雰囲気が暗くなるため、できるだけ白やベージュなど明るい色を取り入れていくといいだろう。

ガーデニングが好きな人なら網目のフェンスにすると植物のツルが絡まって自然を取り入れた暖かい外観にする事ができる。

フェンスのデザイン性は建物の外観にあったものを選ぶ事が大切だ。家が洋風なのにフェンスが竹垣など和風のフェンスを使っては外観のバランスが悪くなってしまう。デザイン性で選ぶ時は建物のデザインと調和するフェンスを選ぼう。

フェンスの損傷の原因

フェンスの損傷の原因

金属系フェンスの主な損傷原因

木製フェンスと異なり金属系フェンスは腐食しないので破損する原因は外力による損傷が多くなる。

車でぶつけてフェンス損傷

外力による損傷で一番多いものはやはり車の衝突による損傷である。外部フェンスは家の境界を明確にするという機能があるが、同時に家を外部から守る最初のものである。車が敷地に飛び込んできたと場合家を最初に守るのが外部フェンスなのである。

台風でフェンス損傷

頻度はそれほど多くないが台風などの風害により木が倒れてフェンスが破損する場合ももちろんある。フェンスは上からの力に強いのでそれほど大きな損壊をすることはまれだが、フェンスが曲がってしまうようなこともある。

木製フェンスの腐りや害虫

木製フェンスは経年劣化と共に防腐剤、塗装の硬化が低下する。塗装メンテナンスは5年に1度程度だがどうしても腐りや害虫被害にあうことがある。腐り、害虫の原因について説明する。

木製フェンス腐りの原因

□木製フェンス腐りの原因

木製フェンスは地中に埋まっている部分は金属製でその部分とボルトで固定されている。その金属部分との接合部分にどうしても水がたまりやすくなり、自然と腐りやすくなる。最初は塗装が浮いてきて、その後木が水を吸ってしまい、木材が腐り始める塗装がはがれ始めたときに補修すれば大事には至らないが、多くの場合には腐り始めるまで気づかないことがほとんどである。

□木製フェンス害虫の原因

多くの木製フェンスは地中部分や地面に接する部分はコンクリートや金属でできている。だから害虫被害にはそれほどあわないのが一般的である。しかし、物を立てかけておいたり、設計が甘かったり、木製部分が他の部分に接触するような場合にはそこから虫が入り込み損傷を与える。できる限り物を立てかけないようにし、防虫系の塗装を利用してほしい。

自分でできるフェンス修理、補修方法

自分でできるフェンス修理、補修方法

費用を節約するために自身で修理をしたいというケースが多い。自身で可能な修理、補修方法をここで紹介する。

塗装補修

木製フェンスは塗装補修が重要である。塗装が落ちてしまうとそこから腐食が始まることが多い。一般的に塗装補修には防腐塗料を使用する。一度塗装すると5年程木材を保護することができる。キシラデコールなどの防腐塗料は塗布性に優れておりDIYに向いている。

①既存部材ではずせるものは取り外して塗装をしやすいようにする

②既存塗装をやすり、塗料剥離剤を利用して整形する、保護グラスを利用

③塗りたくない部分にはマスキングなどをかける

④刷毛で塗装を行う(重ね塗りは2~3回程度)

⑤乾燥は2日間程度する

⑥部材を元の位置に取り付けて完工

塗装補修で使う補修材と必要道具

・防腐塗料(キシラデコール)

・塗料剥離剤

・鑢

・防曇レンズ(作業メガネ)

・刷毛(はけ)

・ペンキトレー

・布コロナマスカー

・養生用テープ

・ペイントうすめ液

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腐食部分除去補修

腐食部分除去補修

木材の腐食が余りに進んでいる場合、取替えになるので業者に依頼したほうが無難である。それほど腐食が進んでいない場合には早めに自身で行うことで腐食の進行を抑えることができる。

①取り外し可能な部分は取り外し、作業をしやすいようにする

②腐食部分の除去(バール、のこぎり、ドリルなどを使用)

③木材腐食除去部分にクレオソート防腐剤などの塗布

④補強材が必要な場合には同材で補強する

⑤隙間部分はパテ埋めを行い平滑な面を作る

⑥キシラデコールなどの防腐材込みの塗料で塗装を行う

⑦部材の取り付けをおこなう、ねじ関係がステンレスでない場合にはステンレスに交換し取り付けて完工

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腐食部分除去補修で使う補修材と必要道具

・バール

・のこぎり

・ドリル

・鑢

・防腐塗料(キシラデコール)

・塗料剥離剤

・防曇レンズ(作業メガネ)

・刷毛(はけ)

・ペンキトレー

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ウッドフェンスの作り方

木はネット通販やホームセンターなどで手軽に購入できる材料だ。手先が器用な人や工作が好きな人は自分で材料を買ってきてウッドフェンスを作ってしまう事もある。ここでは、ウッドフェンスの材料や必要な道具、作り方について伝える。

まずウッドフェンスで使用する木材だが、屋外に適した木材を使う事が重要だ。一般的に外構で使われる木材はウエスタンレッドシダーが多い。この木材は水に強く虫害に強い材料だが、塗装など定期的なメンテナンスは必要になる。

耐久度が高いアイアンウッド(またはハードウッドとも呼ばれている)のウリンやバツ、イペなどは外構に使う木材として優れているがその分価格も高い。また、硬い材料なのでDIYで行うには加工技術が必要になる。加工のしやすさや費用を考慮するとウエスタンレッドシダーが無難だろう。

【使用する道具】

・インパクトドライバー

・インパクトドライバー用のドリルビット

・ノコギリ若しくは丸ノコ

・スコップ

・バケツ

・水平器

【材料】

・フェンス板材

サイズ目安:20mm×80mm、20mm×90mm、20mm×120mmなど

・支柱

サイズ目安:75mm×75mm、90mm×90mmなど

・笠木(設置する場合)

サイズ目安:20mm×105mm、38mm×90mmなど

・ステンレスビス

・足場用基礎(束石)

・モルタル

・塗装用塗料

上記がDIYでウッドフェンスを作る時の必要な道具と材料だ。ウッドフェンスは外に設置するため、ビスが錆びないように必ずステンレスを使う事だ。また、木材を加工する時に電動工具の丸ノコを使う場合は怪我をしないように慎重に扱わなければいけない。

電動工具を使い慣れていない方は、十分に慣れるまで練習する事だ。電動工具は動作の力が強く、その反動で怪我をしてしまう危険がある。丸ノコは高速で刃が回転するので、反動で体に触れるような事があれば大怪我ではすまない。あまり電動工具に慣れていないという方はノコギリを使う方が無難だろう。では、次にウッドフェンスの作業手順についてお伝えする。

【作業の流れ】

1:基礎づくり

2:支柱の設置

3:フェンス板の設置

4:仕上げ塗装

上記がウッドフェンスの作業手順となる。下記でどんな作業か具体的にお伝えする。

【1:基礎づくり】

まず初めに地面を掘り基礎を作っていく。基礎の位置は柱を建てる位置になるが、柱を立てる間隔は1.5m以内の間隔で設置する事だ。地面が掘れたら砕石や砂利を敷いて地面を敷き固める。地面の敷き固めが終えたら束石を設置し支柱を設置していく。

【2:支柱の設置】

支柱を設置する時に気を付けて頂きたいのが、柱をしっかりと水平に立てる事だ。一本でも柱が傾いて設置されてしまうとフェンスが全体的に歪んで完成されてしまうので慎重に行おう。まず先ほど掘削し束石を設置したところに柱を仮設置していく。もし、笠木を取り付ける場合はこの段階で笠置を取り付けてあげると柱が安定しやすい。笠木を取り付けない場合、不要な木材で仮止めすると作業がしやすい。

柱を仮設置した後、一本ずつ柱の水平を調節していく。すべての柱の水平が取れたらモルタルを流し込み、柱を固定する。そして、モルタルが固まるまで一日乾燥させる。モルタルはネット通販やホームセンターで購入する事ができて、水を加えるだけなので使用も簡単だ。

【3:フェンス板の設置】

モルタルが固まり、柱が固定されたらフェンスの板を設置していく。フェンスの板を設置する時はいきなりビスで固定しようとはせずに、まずドリルで下穴を開けて行おう。なぜ下穴を開けるかというと、ビスを打ち込む時の力で木材が割れてしまう可能性があるからだ。

下穴用のドリルビットはビスの径よりも少し小さいサイズを使用する。フェンスの板は横張りと縦張りがあり好みで選んでもらいたい。フェンスの板を設置する時は、板同士をくっつけて取り付けるのではなく、5〜10mm前後の隙間を開けて取り付けること。隙間を空けるのは風の抵抗を少なくするためだ。

【4:仕上げ塗装】

最後に仕上げの塗装を行う。使用する塗料は内装用の塗料ではなく外構用の塗料を選ぶこと。外構用の塗料は撥水性を持たせているので、雨が降っても水を弾くようになっている。もし、塗装をしないでいると木材は水を含み腐ってしまったり、虫が食べてしまったりするので必ず塗装を行う事をお勧めする。ただし、アイアンウッドのように水が浸み込みにくく虫害にも強い木材の場合は必ずしも塗装を行う必要はない。だが、アイアンウッドでも塗装を行う方が保ちはいい。

ここまでDIYでウッドフェンスを作る時の手順についてお伝えしたが、一番重要な施工は基礎と柱を立てる工程だ。基礎がしっかり作られていないとフェンスが倒れてしまうなど十分な強度が出ない。また、柱が水平に設置できていないと傾いてしまい美観的にも損なわれてしまう。このような事がないように基礎の工程と柱を設置する工程は慎重に行うようにしよう。

業者修理の費用相場を公開

業者修理の費用相場を公開

実際に修理を依頼するにしても相場がわからないと判断に苦しむことが多い、ここでは一般的な参考価格を紹介する。

 

塗装補修

塗装範囲5㎡での参考価格。

・既存塗装除去:約0.5万円

・塗装費用:約1.5~2万円

・合計:約2~2.5万円(0.8~1万円/㎡)

フェンス交換補修

□既存の塀の解体撤去費

交換リフォームでは既存の塀の解体撤去費用が発生する。(5㎡での参考価格)

・既存ブロック塀撤去費用:約2万円

・産廃処分費用:約0.2〜0.5万円

・合計:約2.2~2.5万円(0.4~0.5万円/㎡)

□コンクリート基礎工事費用

コンクリート基礎工事費用

ブロックやレンガ塀の設置には、コンクリート工事が不可欠である。コンクリート基礎、鉄筋を交わして土台を作成。

・約0.4~1万円/㎡

□フェンスの種類と価格相場の例

フェンスの設置・修理 を行う場合の10m当たりの概算費用は以下のようになっている。

・樹脂:28〜48万円(2.8~4.8万円/m)

・木製:24〜40万円(2.4~4.0万円/m)

・アルミ製:20〜32万円(2~3.2万円/m)

・鋳物製:16〜24万円(1.6~2.4万円/m)

ブロック部分補修

ブロック塀を追加する場合の費用相場は以下のようになる。

・CBブロック:約1万円/㎡

・コンクリート基礎費用:約8000~1万円/㎡

・合計:約1.8~2万円/㎡

木製フェンス腐食除去、部材補強

木部分の補修だがメニューとしてはパテ補修、埋木修理の2つが主なメニューである。一般的な修理価格は以下のようになる。

木材の補修で腐敗部分を除去する理由

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・腐食除去埋木パテ修理:約0.5万円/1箇所

台風による損傷と修理の注意点

台風による損傷と修理の注意点

台風など強風によってフェンスが壊れてしまうケースはかなり多い。もし、現在設置されているフェンスに劣化や損傷が見られる場合は台風前に修理するか交換を行う事をお勧めする。

なぜなら、フェンスが破損し、その欠片が近所の人の車や建物に損傷させてしまう恐れがあるからだ。

既存のフェンスに瑕疵が確認されると所有者側に責任があり賠償請求されてしまう可能性がある。そのため事前に危険だと思われるところは対策を立てておかなければいけない。

また、台風などの災害でフェンスが損傷した場合は、交換や補修は火災保険が適用される可能性がある。では、火災保険について具体的にお伝えしていく。

フェンスの修理も適用される火災保険とは?

フェンスの修理も適用される火災保険とは?

建物自体が台風・爆弾低気圧・雪災などで保険が使えるのは認知され始めている。火災保険はその他にも敷地内全てに適用可能でフェンスなどの修理にも使用することができる

 

適用されるケース・されないケース

火災保険は火事以外にも様々な被害や損害に対して補償しているが、契約内容を理解していないと被害時に請求できないことがある。火災保険の内容を見直すことが大切である。

火災保険対象範囲

火災保険の「建物」とは建物本体の他にどこまでが保険の対象になるだろうか?保険の対象範囲は以下のようである。

・建物外の範囲:車庫、物置、TVアンテナ、門、塀、垣

□火災保険補償内容と補償範囲

・住宅火災保険:火災、落雷、爆発・破裂、風災・雹災・雪災などの自然災害

・住宅総合保険:住宅火災保険の補償の他に、騒擾・集団行動などの暴力行為、飛来・衝突、水濡れ、物体落下、洪水・上浸水が追加。

住宅火災よりも住宅総合保険のほうが手厚い補償が受けられるようになっている。

□風災は風速20m以上

被害が風による災害(風災)であるということが認められなくてはならない。また、風災認定には、最大瞬間風速が毎秒20m以上の風であることが必要条件となる。

□20万円以上の修理が対象

フェンスの材質や範囲によっても差はあるが20万円前後の費用が掛かる。多くの保険会社では20万円以上から保障の対象としている。

修理の注意点と優良な会社の選び方

修理の注意点と優良な会社の選び方

フェンスを修理する時に気を付ける事は、使用するビスに注意しよう。フェンスは風雨にさらされる場所なので、錆びやすい材質のビスだとすぐに錆びてしまいフェンスが壊れるスピードも早い。

また、ウッドフェンスの場合は防蟻がされている事や塗装を行い木材の腐食を抑える施工がされている事が重要だ。他にもブロック塀の上にフェンスを設置する場合、既存のブロック塀の安全性に注意すること

既存のブロック塀が劣化していると、塀自体が壊れてフェンスが倒れてしまう。このような事がないように既存のブロック塀の上にフェンスを設置する時は、塀の上段2〜3段程をカットし、その上に新しくブロックを積む。新しくブロックを積む時は鉄筋を入れて既存のブロックと一体化する事が大切だ。

フェンスが高くなる場合は控え柱を設置して強風で倒れないように対策を行うこと。メーカーが販売するフェンスは仕様によって控え支柱を設ける事が施工説明書に書かれている。もし無視するようであれば保証も受けられないので気をつけること。

このようにビスの材質から保証が適用される施工がされているかなど、きめ細かく工事をしてくれるところが優良な会社だ。親切に工事を行ってくれる優良な会社の選び方は、まず相見積もりをとる事が基本だ。複数の業者に見積もりをとり工事費用や施工の仕方を比較しよう。

そして行われる工事について、使われる製品の特徴、後々に必要になってくるメンテナンス、起こるかもしれないリスクなど詳しく説明をもらうこと。優良な会社とは一つ一つ具体的に説明してくれる会社なので、会社選びに細く聞いて申し訳ないと思わず、疑問に思う事は何でも聞いておこう。

まずは専門業者に相談を

フェンスが被害に遭った場合、どのようにして火災保険を申請したら良いのだろうか?ここでは、一般的な申請の流れを説明する。まずは専門業者に連絡をして修理の見積もりを取ってほしい。

①風災と認定と20万円以上の修理費用

まず、専門業者にフェンスの修理費用の見積りを依頼する。火災保険のおもな適応条件は以下のようになる。

・工事費用が20万円

・災害(風災)で最大瞬間風速が毎秒20m以上

・災害の発生日から3年以内

②保険会社に申請

保険会社に修理見積もりなどの必要書類と共に申請書を送付する。

③保険会社の事故現場の鑑定

申請を受けた保険会社は、第三者機関の鑑定会社に調査依頼する。補償対象であることが確定した後に保険会社が保険金を決定する。

④リフォーム会社に工事を正式依頼

保険金が決定したら、契約をしてリフォーム工事を開始しする。

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【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

一級建築士としての経験を活かした収益物件開発、不動産投資家向けのコンサルティング事業、及びWEBサイトを複数運営。建築・不動産業界に新たな価値を提供する活動を行う。

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