カーポートの修理や災害への備えに!種類や部材を徹底解説

カーポートの修理や災害への備えに!種類や部材を徹底解説

局所的豪雨、来襲する台風の強大化や来襲数の増加等で、家屋周りの脆弱部分が損傷を受ける例が多発化している。家屋周りの脆弱部分として挙げられるのが、カーポートや、その樋だ。

これらは、構造自体の脆弱性やデザインとして損傷を受けやすい作りをしている。それ故、過去に無い規模や強度の台風が襲来すると容易に損傷してしまう。

自然災害の脅威が、益々増大化していく時代を乗り切るための一つの有効な智恵をご紹介するので本稿を熟読して欲しい。

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カーポートのあれこれ どんな種類のカーポートがある?

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まずはカーポートの種類と弱点を知ろう!一口にカーポートといっても千差万別で種々のタイプが存在する。これらを一緒くたに論じることは重要なポイントを見逃す恐れがあるので、手掛かりとして、代表的なカーポートの事例や弱点をみてみよう。

 

構造やデザインでカーポートを分類

ビルトインタイプのカーポートがある。住宅と一体型のカーポートだが、車庫という表現が相応しい。この様な一体型は除外して、庭に独立型として設置されたカーポートの分類を考えよう。

カーポートは、切り口により色々と分類ができるが、本編では構造やデザインに注目して市販されているカーポートを分類しよう。図1は、カーポートを屋根や覆いの構造と柱の配置のデザインで分類したものだ。

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既製品のカーポートは、図1に示す様に屋根を有するタイプ(屋根造り)と布製の膜で車全体を覆うテント造りに大別できる。また、屋根造りの場合は屋根を支える柱の配置により2本柱と4本柱に分類できる。

また、2本柱の構造は、片端支持による脆弱性を有することから、補強のために開放端に支持棒を設置することもできる。

ハードな柱を有する屋根造りと異なるテント造りの場合には、蛇腹を可能とするために複数の支柱を有し、支柱で布製の膜を保持すると共に両端で支える構造となる。柔軟な布製の屋根であることや細い支柱で構成されるテント造りから風や雪に対する耐性は低い。

これら屋根造りのカーポートの事例は、後述するように検索で得られたカーポートの例であるが、その他のデザインでも共通する要素を備えている根源的な構成だ。屋根を支える構造は、これらの事例にある様に2本又は4本が基本となる。

パラソルの様に1本の柱で屋根を支える構造も可能だが、面積の有効利用率やカーポートとしての強度の点で採用は困難な構造だ。

尚、図1.に示すカーポートの写真は、本編末尾に引用先を記載しているので参考にして欲しい。アマゾンでカーポートをキーワードで検索した結果得られた写真だ。

 

カーポートの弱点とは?

前述の図1に示すカーポートの例から、自然災害に対する脆弱性を検討しよう。住居と比較して簡易な造りから災害に対する耐性は、それ程期待できるものではないが、構造やデザインに内在する脆弱性を述べる。

また、テント造りのカーポートは、風や雪に対して脆弱性が高いことが容易に想像されるので本編では解説の対象とすることをお断りする。

屋根造りのカーポートは、屋根を片支持するタイプ中央部で支持するタイプ両端から支持するタイプに分類できる。当然のことだが、脆弱性の低い(高強度)カーポートは高コストになるので費用と強度のバランスを考えて構造やデザインを決定することになる。

屋根を片支持するタイプと中央部で支持するタイプの共通点は、屋根を支える柱の配置が1列のみということだ。この構造の弱点は、固定されていない端部に加重が掛かると容易に変形し破壊されてしまうことだ。

具体的には、大風で自由端が煽られて屋根の破損や大雪で雪の重量を支えることが出来ずに屋根が破壊することがある。これに対して両端部に柱が存在する構造では、これより高強度な構造となる。

多くの屋根パネルは、着色された透明のプラスチック材料で作られているが、アクリルかポリカーボネート製だ。対衝撃性や対光性の点でポリカーボネート製が優れているのでカーポート置かれた環境からポリカーボネート製の屋根パネルをお勧めする。

図1.の各カーポートの写真を注意して見ると雨樋の存在を認識できる。これは、カーポートといえども、雨天時に屋根から所構わず雨だれが発生するのは自動車の乗り降りに支障を来たすからだ。

雨樋は、カーポートの柱や屋根の枠部に金具で数箇所固定されているだけなので、外力に対する抵抗力が弱い。それ故、カーポートのデザインに関らず、大風等で破壊される可能性が高い部分となる。

 

カーポート各部の名称を知ろう!

カーポート各部の名称を知ろう!

建物の各部の名称は、専門用語の集合体だ。一般人には馴染無い用語の羅列となり解り難さが半端ない。そこで、代表的な部材部分の名称を以下に述べるので修理等の場合の参考にして欲しい。

 

名称の例

エクステリアのサプライヤーで種々のカーポートを販売している三協立山株式会社のHP(注7)にカーポートの部分名が記載されている。その図を引用したのが、“図2.カーポートの部分名称”であり、これを参照しよう。

名称の例

前述の様に柱の構成の仕方で、片側支持と両側支持に大別される。柱や雨樋程度の名称は多くの方も解る構造物だろう。だが、屋根の構成要素の名称は、初耳の名称が多数存在するだろう。

具体的に言うと、これらの名称の中で、柱や雨樋以外に屋根パネル・前枠・後枠・側枠程度ならば、カーポートのどの部材・部品を指しているかは想像できるが、“垂木”や“も屋”となると理解不能という方が多いだろう。

因みに、片側支持(2本柱)タイプで記載されている前枠・後枠・側枠は、屋根パネルの側面の額縁状の枠を指し、前・後・側は、カーポートの柱が設けられていない面から見た方向を表している。

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家屋の屋根の構造と名称

カーポートの様に土地への工作物の各パーツの名称は、建築物の部分の名称の流用が多い。カーポートは柱と屋根で構成されているので屋根の構造と名称を知っていれば、修理の依頼時に色々な言い方ができ、施工会社とスムーズなコミュニケーションができる。

だが、屋根の部分名称は専門用語の羅列で素人には解り難い事この上無しだ。そこで、屋根の部分名称の代表例を紹介しよう。“図3.屋根の部分名称”を示すので参考にして欲しい。また、読み方も難解なので読み方も併記してあるので参考して欲しい。

屋根の部分名称

代表的な屋根の形状は、底面が長方形で風雨を受ける部分が本を開いた様な2面の傾いた平面で構成されており、切妻屋根と呼ばれている。屋根自体を屋根小屋と呼ぶことがあるので、その構成部材の接頭語として“小屋”が付くことがある。

屋根の底面部分の構成材料で、額縁を構成する部分がある。斜面を構成する平面に平行な額縁部分を軒桁又は桁(ケタ)、この平面に垂直な額縁部分を小屋梁又は梁(ハリ)と呼んでいる。

傾斜した2平面には、瓦が載る(瓦葺)ことになるが、この部分を支える構成材料を垂木と呼んでおり、垂木を支える斜面に平行な柱状部材を母屋、母屋を支える柱を束と言い、斜面の接合部を支える束を真塚と言う。また、束を固定する梁に平行な板材を貫と呼んでいる。

 

被災を拡大させない事前と事後の行動

被災を拡大させない事前と事後の行動

天災は忘れた頃にやってくる、という諺があるが地震以外の天災は大方天気予報で来襲のタイミングが判明する時代となった。これは、災害に対して事前に準備することが可能なことを意味している。また、事後の対応でダメージの規模を拡大させないことも可能だ。

 

事前に準備できることは2つ

コストやデザインから災害に対する脆弱性が小さいカーポートが選ばれるとは限らないので、今、ここにあるカーポートに対して出来る準備をお伝えしよう。火災保険のチェックとカーポートの清掃・点検だ。

火災保険の具体的な見直しのポイントは、後述するので参考にして欲しいが、ここで強調したいのは、保険は加入したら保険期間が終了するまで変更・改定無しで済ませるのでは無く、随時見直しを実施すべき、と言うことだ。

火災保険も商品なので種々の商品開発が行われているので、利便性が向上した保険が販売されていることに留意して欲しい。要は、想定されるリスクに合わせて火災保険による備えを変更・補強する時代となった。

2つ目のカーポートの清掃・点検に関しても後述しているが、日頃の状態を把握することは、カーポートの様な固定資産の維持管理には必須であり、小まめに修理修繕を実施することで大きなダメージを受ける可能性は低下する。

特に、台風や大雪は天気予報で大方来襲する時期が解るので、天候が悪化する前にカーポート等の状況を点検することが、不幸にしてカーポートがダメージを受けた場合にスムーズな保険申請を可能とする。

スマホ等でコストを気にせずに写真撮影ができるので、天候が悪化する前にカーポートの外観を写真撮影しておくことも役立つ。

 

事後の対応は落ち着いてから

大風や大雨等が吹き荒れる台風の襲来中に点検にでるのは止めたほうが賢明だ。自身が災害に巻き込まれる可能性があるので、台風が過ぎ去った後でも充分対応ができるし、落着いてからの方が細かいチェックができる。

大風や大雪等の災厄が過去ってから点検を行なうのだが、滅多に行なわない点検でも破損箇所があればダメージを受けたことが判明する。ただ、点検で重要なのは従前との違い・相違を発見することだ。

この様な意味からも日頃の点検活動が重要で、日常の活動の上に災厄の来襲後の点検が役立つことになる。災厄の襲来前後の様子を比較できることで僅かな変化を察知できるので、小さな損傷を起因とする劣化も防止できる。

要は、小さなダメージを発見できず、火災保険を利用して修理を実施しないで放置した結果の破損が経年劣化と判断されてしまうリスクが存在することになる。そこで、小さな破損でも、小まめに修理修繕を行なうことで、大きな損傷を避けることができる。

 

台風で被災しても火災保険がある!

台風で被災しても火災保険がある!

火災保険は、火災で被災した場合以外でも保険金が支払われる場合がある。ただ、全ての火災保険が台風による被災を対象としている訳ではないことに注意して欲しい。火災保険を適用させる場合のポイントを述べる。

 

加入している火災保険のチェックポイント

加入している火災保険のチェックポイント

新築や新居の購入に際して、火災保険の内容を吟味して加入している方は少数派だが、自然災害の脅威が高くなる時代では、火災保険が適用される災害を積極的に選択することが重要で、これがリスク対策となる。

また、現時点で火災保険に加入している方も加入している事実に安心することなく、保険の内容を見直しして欲しい。火災保険も商品開発が行われているので、リスクファイナンス機能が年々向上している。

個人の住宅の災害や事故に対する損害保険を火災保険と呼んでいるが、火事による災害に特化した保険ではないことに注意しよう。火災保険は、種々の災害や事故に対するリスクファイナンスを提供している。

留意すべき点は、火災保険が適用される災害・事故と補償内容をオプションとして取捨選択ができるので、居住地の特性に合わせて補償内容をカスタマイズしていくことが対費用効果の高い保険となる。居住地のチェックすべき例を以下に示すので参考にして欲しい。

①ハザードマップ  洪水・地盤の液状化・家屋の倒壊危険度・土砂災害等の情報が市町村のHPに掲載されているので居住地のリスクを確認して欲しい。例えば、洪水の危険性の低い場所で洪水に手厚い補償の火災保険への加入は、対費用効果が低くなる。

②災害記録の確認  地方自治体によっては、過去の災害記録をHP上で公開してあることがあるのでHPのチェックは必須だ。また、役所で災害記録の有無を尋ねれば、被災状況を知ることができる。

③古地名の確認  住居地の地名表記の合理性を求めて、古い地名が書き換えられている。ただ、この古地名には、過去の災害の記録が残されていることが多いので、市町村等の保有する記録のチェックは必須だ。

④近隣の地形や施設の確認  意識して居住地の地形をチェックしょう。谷地や崖を背負う場所等はリスクが高いが、意識して近隣を散策しないと記憶に残らない。また、近隣に神社があれば災害リスクの低い場所だ。

⑤住人からの聴取  転居した場合には、古くからの住人に災害の有無を聴くのも役立つ。市町村の情報がマクロ情報とすると古くからの住人の情報はミクロの情報で臨場感がある情報で役立つ。

 

火災保険の申請時の注意点

火災保険の申請書への記入自体は、手間を要する内容ではないが、添付資料の作成や被災日の特定で注意しなければならない。以下に注意しなければならない点を示すので参考にして欲しい。

(a)補償内容のチェック 20万円以下の被災は免責(保険金が支払われない)となるフランチャイズ方式が採用されている場合が多い。また、保険内容によっては台風がサポートされていない場合があるので加入している保険のチェックは必須だ。

(b)保険契約者及び物件所有者のチェック  単独名義か複数名義の確認は必須だ。名義人が複数の場合には、単独で申請(捺印した方)しても却下されて再度記名・捺印が必要となる。

(c)被災日の特定  被災日の特定は重要事項だ。保険会社は対象となる地区の被災日の気象情報をチェックしている。実際に被災した日付を申請書に記載すれば良いのだが、時を経るに従い、記憶が消えていくので被災日はメモに残すようにしよう。

(d)証拠写真の準備  被災状況を説明する資料として被災の証拠写真は必須だ。また、原状復帰のために施工会社に工事を依頼することになるが、破損の原因として見積書に台風や落雷等の災害で被災した旨を記載してもらうことをお忘れなく。

(e)見積  原状回復費用となる工事の見積書を施工会社から提出してもらうことになるが、ダメージを受けた場所の原状回復に要する費用を細目別に記載することになる。その際に、ダメージの原因として台風等の災厄を記載してもらうことをお忘れなく。

 

まとめ

まとめ

備えあれば憂い無し、の諺があるが、気候変動による自然災害リスクが高まる時代では正鵠を射る諺だ。日頃から、災害に備えた準備を行ないたいものだ。ただ、何事もコストのバランスには注意して無駄金を使わないようして欲しい。

その点、火災保険は適用される災害を選択すれば、コストパフォーマンスに優れたリスクファイナンスとなるので、住居地域の特性に合わせた保険を作り上げることだ。また、事後でも点検を行い必要な修理を実施すれば被害の拡大を防止できる。

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【記事監修】 山田博保

株式会社アーキバンク代表取締役/一級建築士

建築業界での経験を活かしたWEBメディアを運営。内装工事マッチングサイト「アーキクラウド」創業者。WEBコンサル事業、コンテンツ販売事業にも携わる。Facebookお友達申請大歓迎です。その他WEB集客、自社メディア構築、ビジネスモデル構築に関するコンテンツは公式サイトより。

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